2009.10.31

「本を借りるまで」のところで、学んでほしいこと

 例の中1には、本の探し方について先輩に聞くように言ったのですが、「先輩に会えない(ので本は探せてない)」とのことでした。

 …中学部長のクラスが新型インフルエンザで学級閉鎖など、今は部としての活動が機能していない状態…なのかな(^^ゞ?実は把握できていません。これから先2年は自主的な活動を「じゃ、やってごらん」という期間にしたいと考えているので(機会があれば改めて記事にします)

 そこでひとまず、昼休みに学校の図書館へ行き、司書さんに「時効に関する本がありませんか?」と聞くように指示してみました。

 放課後「司書さん、何て言ってた?」と聞いてみると…
 何故か、あいまいな返事しか返ってこないんですよ。

 ぱっと閃くんです。

「まだ図書館に行けてないんだね?」
「はい」
「じゃあ、こうしたやりとりで時間を損するよりは、すぐに行ってきなさい。ちなみに『事実と意見』って、やったでしょ?図書館に行ったか否かは“事実かどうか”だから、行ったか行ってないか、しかないんです。行ってないとするならば、もう仕方がないことだから、でも悪かったなと思ったら『ごめんなさい』と謝って、すぐに行ってきます、とした方がましだよね。このことは、ディベートができるかどうか、ということだけじゃなく、今後の君にとって大切なことだから、よく分かってね」

 ・・・と、ここから指導するのがディベート部の活動だと思うんです。

 「そんなことから?」と思う人がいるならば、それは「既に成長し終えた視点」なんです。
 顧問の指示を守れなかった、怒られる、どうしたらいい?という不安から解放して、望ましい行動を諭して行動させ、「成功体験を積ませる」ことが教育的な配慮・指導だと思います。

 そして図書館から帰ってきた彼は…本を抱えているんですよ!
 「をを、すげぇ」との印象。
 まずは、きちんと司書さんに「時効に関する本はありませんか?」と尋ねることができたこと、そして「本校の図書館にも時効に関する本があったのか!」と。

 ですがその本は…

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2009.07.25

ディベートへの誠実さの深さ

 NADE東北支部のサイトを更新しました。
 東北地区の代表校は御覧の通りです。

 ここで特筆すべき代表校を3校紹介するのと同時に、本校に足りないもの、ディベートでは何が大切なのかを、生徒たちから学んでいる現実を紹介します。

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 結局、ディベートに対して誠実に向き合う意志の深さが、ディベートのスキルを伸ばすのではないかと思います。

 次に、チームの全員がそれぞれ、深い意志を持ち、共有できているかどうかによって、それがチーム力として形になって現れ、ジャッジを説得する力となり、それがあるチームに多く投票される=勝ちに繋がる、のではないかと思います。

 意志の深さは、敗戦という経験と時間によって培われるのでしょうか。

★能代高校さん

 代表落ちした昨年、地区予選後にミーティングをしていた姿が印象的でした。
 先輩は後輩に、大切な何かを伝えていたようです。
 その後後輩たちは、どうすればジャッジに伝わるディベートができるのかを、昨年12月の交流研修会や5月の交流大会で謙虚に学び、今回はわかりやすくて納得しやすい議論をつくって、予選を突破しました。
 その「謙虚に学ぶ」姿勢は、やはり昨年の敗戦がばねになっていると思われます。

 昨年涙を流した彼女は立派な女子大生になり(^^)、後輩のために役に立ちたい、と動いている姿を見て、素直に「成長したなぁ」と思うのでした!

★門脇中学校さん

 中学1年のころから少しずつ経験を積み、学びを深めた彼らも、きっと昨年の地区予選敗戦等の悔しさを、ずっと心に秘めていたのではないでしょうか?
 また、副校長の三浦二三夫先生も地区予選では「初めて会津(若松第二中)に勝てた」と喜んでおられました。その思いは何年分でしょうか(^_^;)

 負けても腐らず、誠実なディベートを追求し続けてくれた生徒のみなさん、その生徒を指導して下さった三浦先生、澁谷先生、ほかにも彼ら・彼女らを支えて下さった先生方や保護者の皆様に、敬意の念を覚えます。

★湯本高校さん

 今回、地区予選にも初出場ながら、チームの中の一人は見覚えがありました。
 うちの部長(高3)が中2の時、陸上部の生徒に手伝ってもらって、初めて地区予選に出場したときに、何故か勝ってしまった、湯本一中出身の生徒です。
 その前年、つまり彼女が中1の時、湯本一中は樫村先生引率のもと、全国で準優勝しております。
 おそらく、その時の感動と、次の年の敗戦の悔しさを、4年も温めて今年に至っているのでしょう。
 顧問の先生が「彼女は高校1年の時からディベートがやりたいと言っていたのだが、機会に恵まれず、今年ようやく、ディベートに意義を感じた仲間に恵まれて出場に至った」と言っていました。
 うちの高校が能代高校に敗れ、湯本高校の全国行きが確定したことを知り(僕が伝えたのですが(^^ゞ)、喜んだ姿を見て、その誠実な思いの深さを感じました。

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 残念ながら本校の部員をみると、中学部員も高校部員も、ディベートに誠実に向き合おうという姿勢が、生徒によってばらつきがあるのは確かです。

 今年度の私は、自校の指導にウエイトを割く形で臨んだのですが、その多くは「このままではチームの仲間に迷惑をかけて結果が出せないんだよ」という、意識指導に終始せざるを得ない状態で推移し、議論を吟味する状態には至りませんでした。2度・3度言っても彼らの行動に変化が生じなかった(昨年はチーム全体の行動に変化が見られたのです)のはやはり、何度も痛い目、苦しい目に遭っている私と生徒たちとの間に温度差があったからではないかと思っています。

 しかし今回、高校3年生の話を聞いてみると、「議論は自分たちで選択して作ったものなので」と、結果を受け止めている様子。また、「『ここだけは守ろう』という、ジャッジに伝えるべき内容をうまく伝えられなかった」と、ディベートについて理解が深まっている様子が伺えましたので、彼らと3~5年、ディベートに取り組んで良かったと、昨日は思いました。
 彼らには今後、ディベートの指導ができる人材に育ってもらいたいと思っております。

 ジャッジに伝えるべきものは、多くのことを調べ、試合を見学して分析したり、また自分たちも試合をしてみる中で、それらすべてを凝縮させて、肯定側の立場では~~、否定側の立場では~~、と絞り出すように生まれてくるものだと思います。

 確かに、日本語を喋れれば誰でも、議論はできるし、ディベートには取り組めます。
 ですが、ジャッジを説得するのは難しいという事実、なぜなら必ずしも、自分たちの主張がジャッジに賛同してもらえるとは限らないからであり、それを乗り越えて「~~を伝えよう」と思えるか否かは、中高生ディベーター本人の中に深い意志がなければ無理なんだろう、と思います。

 さて、それを生徒の中に育てるにはどうしたらいいのでしょう?
 口で言っても、伝わりにくいものなのかもしれません。
 敗戦というショック療法が現実的なのかもしれません。

 本番で負けて気づく、その前に気づく方法があるといいのですが…。
 そもそもディベートとは、伝わって初めて楽しい競技だと思うんですけどねぇ。独りよがりじゃいくら頑張っても伝わりませんよねぇ。

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2009.06.15

報告:Skypeディベート

 東北学院中高と南山中高女子部とが、2009年6月11日(木)に高校生論題にて、6月12日(金)に中学生論題にて、練習試合を行いました。

 木曜日に行われた最初の実践…まず、片方のマシンからはSkypeでアカウントでのログインができない!というアクシデント!
 …この原因は、電源スイッチと間違えて押したボタンが、ワイヤレスネットワークの利用のON・OFFのスイッチだったために、そもそもネットワーク利用ができないことが原因だったということが、その日の23:30に、担当SEからのメールにて判明・・・お恥ずかしい限り(;_;)

 そのため生徒には、部のアカウントでログインさせた状態でコンピュータ室に残し、ダッシュで物理・地学教員室へ行き、私のマシンにテスト用でインストールしていたSkypeを立ち上げて、何とか私のアカウントでログイン。南山さんのアカウントと接続し、部のアカウントを「会議通話」に招いて、16:40くらいに準備完了。南山高校の皆さんの下校時間(17時半)に間に合うような試合時間をギリギリ確保できました。

 その時まで「会議通話」が途切れないか、などのテストもしていませんでしたので「やはり機器のセッティングチェックは、本番と同様の状態で通信ができると確認が取れるまで行わなければ」と思った次第です。
 しかも残り時間が少ないと焦っていたため、録音をスタートさせるのも遅れて、肯定側立論の最初の一部が切れていますm(__)m(南山の皆さん、ゴメンナサイ)

… … …

 Skypeでの試合を成立させるには、「肯定側マシン」「否定側マシン」の他に「司会兼タイムキーパーマシン」を準備するのがコツだと思います。そして「司会兼タイムキーパーマシン」がTapurで会議通話を録音します。

 両ディベーターは、自分のマシンから聞こえるタイマーの音を開始&終了の合図にします。すると、立論と反駁では、マシン間の通信遅延があっても、双方ともルール通りの指定された時間でスピーチが展開されることが保障されます。

 質疑応答ではどうしても、通信遅延が気になります。(テレビの衛星中継のような感じです)
 また、相手の反応がないのが、回線が切れたためなのか、考え込んでいるのかが分かりませんので、重ねて質問をすると相手の声が返ってきたりなどがあります。
 そこで、通常より1分長い(高校は4分、中学は3分)質疑応答とします。

#ちなみに両校とも、マシンにCCDカメラを接続していないため、
#互いの様子の画像とか、お互いの顔とか、見えない状態で、音声のみを頼りにディベートをしています。
#良いか悪いかは分かりません(^^ゞ…本校は当面買いませんが、必要であればカメラを購入して下さい

… … …

 下記のグッヅがあれば、より効果的にSkypeでのディベートができます。

  • ミュート機能のあるマイク(音をオフにして、周りの人と相談ができる。南山中高さんが使っていると思われたので、部費で買ってきました!千円強です。)
  • タイマー(口頭でのディベートと同じですが、司会マシンが知らせる時間は音だけで表示がないので)

… … …

 2回目となった12日(金)なのですが、事前にマシンのセッティングをしたものの、私が7時間授業だったため、4時半ギリギリのマシン設定完了。ですが、録音もばっちりで、南山中学校さんの皆さんの経験になったのではないかと思いました。

 本来なら13日(土)に、肯定・否定を入れ替えて、中学生の試合をする予定だったのですが、本校は中総体・野球の応援で、しかも前の試合が延長に入ってしまった関係で、時間までに学校に戻れず、延期となりました。

… … …

 今回の実践の感想及び気付いたことです。

  • 名古屋と仙台とを結んでいるとは思えないほどのクリアな音声で、十分にディベートに耐えられる通信ができます!
  • 地区予選を控えている今の時期ですと、他地区の学校との方が練習試合をしやすい、という側面もあるのでしょうか?
  • うちの部員のことを言いますと、ディベートへの取り組みの真剣度が違います!
    それは昨年全国優勝の南山高校女子部の皆さんとディベートができる、という点も若干あるのですが、やはり普段接していない対戦相手に面と向って自分の議論をぶつける、ということが、彼らのモチベーションに繋がっている気がします。
  • 互いに多少聞きにくい点がある(聞こえることが“当然ではない”)ため、一生懸命に聞こうとしますし、マイクを用いて一生懸命に伝えようとします。コミュニケーションをしようとするモチベーションは高いと思いました。
  • 学校間交流に特有の「何時からできるか?」「何時に終わらせる必要があるのか?」という縛りは結構大きい。(これは通常のディベートでも一緒だとは思いますが、学校って結構雑用が生じて、時間通りに開始できないケースがままある)

… … …

 以上のようなことを踏まえても、やはり遠征費用・宿泊費や食費などがかからないことを考えれば、「費用対効果が大きい」ものを手に入れることができた!というのが結論です(^^)

 今後は、

  • 公立中高の皆さん等と結ぶには、Skypeのインストール等の許諾が得られにくいのではないか?
  • 回線が細くてディベートの最中にSkype通話がが途切れるケースがあるのではないか?
  • 十分に太い回線があって、Skypeのインストールが許されても、口頭でのディベートをするには、声を出しても迷惑にならない部屋を確保する必要があるのですが、それは中々確保しにくいのではないか?(本校は2つあるコンピュータ教室のうちの片方を使わせてもらい、もう片方はコンピュータ愛好会や調べ学習等に使われています)
  • 自宅から参加したいという個々人とどう結ぶか?

といった懸念がありますが、そういった問題点を克服して、このSkyepでのディベートも普及すればいいなぁ、と思う次第です。

 ご意見・ご助言等ございましたら、お聞かせ願いますm(__)m>ALL

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2009.06.11

ディベートの歴史に一ページ!…Skype

 本日(2009年6月11日)放課後、東北学院高等学校と南山高等学校女子部とが、インターネット+Skype(会議通話機能)を用いて遠隔地同士を結んだディベートによって練習試合を行います。

 南山高等学校女子部の皆さんから、前回の書き込みに対して応答があったことで、ようやく実現の運びになりました。
 また、南山中学校・高等学校のディベート部の顧問の先生には、今回の実践にご理解と許可を頂けました。改めて感謝申し上げます。

 Skype特有の通信遅延を考慮して、質疑応答の時間を通常のディベート甲子園ルールより1分増やすなど工夫が必要なのですが、15年前から「学校間でネットを介して、音声にて競技ディベートを」と、本校で情報を担当する先輩教諭以降取り組んできたことが、ようやく実現しそうです。

#音声をリアルタイムでやりとりするのが、当時の技術では困難であることが、SEの検証で立証されたので、テキストベースの『オンラインディベート』を発展させた、という経緯があります。

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 昨日は本校の情報教室を担当するSEの方に、1日がかりで2台のマシンを、本校のネットワークポリシーに適した形でSkypeが使えるよう、設定して頂きました。担当して下さったSEの方には、本当に感謝ですm(__)m

 さて、前回の書き込みから相当時間がかかっておりますが、一番のネックだったのは、断絶のないSkype通信をするにはセキュリティーの施された情報教室のマシンではないマシンを準備する必要があったのですが、それを生徒に使用させることを認めて頂くには、どのような方法を施す必要があるか、を考える事でした。

 最終的には

  • 専用の情報コンセントに、部で購入したルーターを接続させた時だけ、Skypeは外部と接続が可能
  • ルーターとマシンとは無線で接続できるのですが、そのルーターに接続できるのは、上記設定を施したマシンのみ(厳密な接続制限)。無線も暗号化。
  • Skypeで練習試合をする時には、必ず教員が付き添う。
  • 対戦相手の生徒がSkypeを用いて、ネットでのディベートを行うことについては、対戦相手側の教員の許可を得ておく。(あくまで教員レベルでも確認を取り合った上での、双方のネット利用とする)
  • ルーターとSkypeのインストールされたマシンは、練習試合終わったら取り外し、サーバー室(生徒の立ち入りが禁止)に片づける

という、多少原始的ですが見た目も確実なセキュリティー確保の方法を採ります。

 なお、上記Skypeが使えるようにインストールされたマシンは、DOS窓が使えなかったり、IEのProxy情報が表示されなかったりなど、途中のIP情報が生徒に調べられて、そこをセキュリティーホールに外部よりいたずらされることがないようにするなど、可能な安全対策を施すくらいに、念には念を入れ、生徒のネット使用を許可して頂ける環境作りに尽力しました。

 ただ、ここまで準備しても、ルーターは5千円弱で、部費(2万円強で、本校の部活動の中では下から数えた方が早いほどの低予算な部活です。本校で最も歴史の浅い部活なので…)で十分に賄えましたし、ソフト類は無料ですし、多額の費用を必要としないことは嬉しい限りですhappy01

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 ということで、2校による小さな実践を確実にこなし、教育ディベートとインターネットの教育利用との、両方の歴史に1ページを刻みたいと思っておりますm(__)m

 …大きな失敗なく「出来て良かったね」と言える実践になるよう、朝から祈っています。

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2009.05.07

中1の新入部員が2人!

 ご無沙汰しております。
 第8回にもなる東北ディベート交流大会も、何とか終えて、生徒たちと帰って参りました。

 さて実は、我が東北学院中高ディベート部は、中1の部員を2人獲得できました!
 結構嬉しいですhappy01
 明日から何とか、工夫して、ディベートの楽しさとコツを伝えていきたいと思います。

 中1の部員は、一昨年昨年と連続して、2人ずつ獲得しています!
 ということで、中学部員が6人になったんです。

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 ですが、私と高校部員達とで、意見が割れていることがあるんですよcoldsweats01

 「この中1の新入部員を地区予選でレギュラーにすべきか?」

 …確かに、このまま地区予選の選手にしてしまうと、初めての公式戦が地区予選で、想像以上のプレッシャーで折角今まで3年取り組んできた先輩の足を引っ張ってしまう可能性もあります。
 …ただ、その体験を積まずに1年過ごしても、いろいろ経験は積みますが、結局1年後に、本当に怖い公式戦の現場を知らずに地区予選に臨むことになる訳ですし…。

 ま、実際のところは、新入部員がどれだけ真摯に取り組めるか、にあるのですが(^^ゞ

 ひとまず、前進してから考えます(^^)

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2009.03.28

本校の部活が停滞している分、各地のジャッジ及びディベーターの皆様へ

 本校のディベート部は春休み中です・・・というより、「集まって取り組む意義が小さい」状態とみんなで判断して、個別に課題を担ってリサーチ活動をする、ということに決まりました。

 ・・・実際にはリサーチできていないでしょう(笑)
 次の部活の集合日は決まっていますが、「調べましたが、分かりませんでした」というオチは見え見えです。

 実はちょうど一週間前、春休みに入りたての本校ディベート部は、1泊2日の校内合宿を行いました。といって特別なことをした訳ではありません。春休みの講習があって忙しい生徒たちと、合宿をすることで登下校の時間を有効活用しよう、という趣旨の合宿です。
 また、これを機に、本校出身の各代OBに来てもらって、現役生のディベートを見てもらおう、という内輪企画です(^^ゞ

 OBの結論は

  ディベートの試合をするには、(論題周辺の知識を)分からなさ過ぎる。
  =試合をするには早すぎる!

…ということでした。

 OBの最後の一言は「試合形式での練習にこだわる必要はない」というもので、現役も、試合の講評で相当厳しく言われたこともあり、合宿2日に予定されていた試合をキャンセルし、もう一度、自分たちが何を分かっていないのかを確認する作業をしました。

 厳しく言われるのも分かります。
 例えば高校生は、「参議院は衆議院のカーボンコピーだ。チェック機能を果たしていない」と主張しますが、

  • カーボンコピーと言うが、参議院の何を指して「カーボンコピー」と表現するの?
  • 参議院のチェック機能とは、どのようなものと考えているの?
  • 本当にチェック機能を果たしていないの?(=実態に即した内容なの?)

等々、現状を正しく認識しているのか否か、OBからすると、相当疑問に聞こえたらしいです。

 まずそもそも、ディベーター自身が分かっていない(理解が足りない)ことをジャッジに分かってもらう(理解しもらう)ことを出来る訳がないんです!
 ですから、しっかりと準備をして学習を積み、まずはディベーター自身が論題を理解することが、ディベートをする前にはどうしても必要なのです。

 そりゃ、形式的なものでいいなら、ディベートはできますよ。
 でも、傍から見たら、つまらないでしょうね・・・あ、だからつまらないって言われたんでしょうね

 私としては「どこが分からないかに気づくために試合をしてみよう」「“試合をする”という目標を定めて初めて、試合に耐えうる準備ができる」とも思うのですが、せっかく時間とお金をかけて来てもらって、つまらないディベートを見せられてもねぇ、そりゃOBも悲しいですよねぇsad

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 以上、以前に書いたとおり、うちの部活は中高とも閉塞状態なのです。

 ですが、そこで教育的な教室ディベートを指導する立場の人間がどうするのか、が問われます!

 「分からないからつまらない」とするならば、「分かれば面白い」のです!

 ですから、中高生の分からない部分を見つけて、どう学習してもらうのか、が問われます

 とにかく中高生には、論題発表後の一ヵ月そこそこで、大学生や社会人を納得させるだけの予備知識や背景の理解なんぞ、不足していて当然かと思います。

… … …

 今日、明日と、幾つかの地区で春季大会が開催されていると思います。

 ジャッジの皆さん、厳格なディベートの判定も当然必要ですが、恐らくいるだろう、知識と理解が足りない中高生に対しては、教育的な講評をもって、次の試合で良い議論をしてもらうようご指導下さい。

 ディベーターの皆さん、春季大会のタイトルは喜ばしいものだとは思いますが、真に大切なのは、ディベートを通じて、またジャッジの講評から学んで、論題に関する本質を知って、来るべき全国大会の予選に繋げることです。春季大会での勝利に目を眩ませないよう注意して欲しいものです。(中高生は勝てば嬉しくて、または負ければ悔しくて・・・いずれにせよ感情が先立って、大切な内容を記憶に留め損ねますからねぇ…

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2009.03.25

逸る気持ちにブレーキをかけ続けながら

 ディベート甲子園用の論題が発表されてから1ヶ月、何人かの先生方はBlogで情報発信されている中、当Blogはご無沙汰しておりました。

 例年、学年末試験で部活動休止期間中に論題が発表されます。
 特に新高3(現高2)のメンバーは、やはり「今年で最後」という思いが強く、論題発表前後は心中穏やかではなかったようです。2月の最終週には「今日発表されてませんか?」と、放課後に私のところに訪ねて来る部員が複数いました。

 ただ、今年の私は、部員に「焦らずに、着実に」と言い聞かせてきました。

 論題発表当日に、図書館で、出来る限りの関連図書を借りたり、早速ネットや新聞記事データベースで検索したり、といったスタートダッシュをかけなくても、着実な議論が構築できるように、順を追って考えよう、という取り組みをさせたつもりです。

 「量より質」という考え方もありますが、“最初から最後まで量”でなくても、マンパワーなどのソースがなくても良い取り組みができることを証明したい、という考えもあります。(実際には様々な先駆的取り組みがあるのですが)

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 しかしながら現在の本校は、正直、閉塞感があります。

 ただ、悩んでも、壁にぶつかっても、一人一人が自分で答えを見いだす姿勢が、7月以降の地方予選突破に繋がると信じたいです。

 問題はその、一人一人に答えを見いだす姿勢を持ってもらうにはどうしたら良いか、ということなのですが…

 続きは後ほど。

 皆さん、共に頑張りましょう!

  &頑張れ+気持ちと意識を高く保て!>部員

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2008.12.22

やはり「現場の声」を踏まえてディベートを

 生徒の発案で、『ミヤギテレビ』さんに取材へ行ってきました。
 幸いなことに、移転した本校から歩いて行ける距離にテレビ局があるのです。
 報道部長の方が対応して下さりました。本当にありがとうございました。

 08北海道・東北【共通論題】の「日本は少年犯罪の加害者の実名報道を法的に認めるべきである。是か非か」でディベートをするにあたり、やはり、「報道を担うとはいかなることなのか」は、実際に現場で報道を担っている方から聞くべきなのだ、と、感動しました。
 このように現場の声を伺う取材からは、ディベートのために本やネットでリサーチすること以上のことが得られます

 そして、現場で報道を担う方であっても、真実を報道し、更に具体的に掘り下げることで、犯罪の抑止や減少に寄与することが報道機関の務めであると考える一方で、少年の更生に重きを置く少年法の趣旨は理解できて、その双方でいつも現場は揺れ、悩んでいる、ということを語って下さりました。

 そういった現場の方ですら、「答えが定まらない」ことに対して真剣に悩むのですから、この論題に対して、共に一理ある双方の立場でディベートをすること自体、そもそも一定の難易度があるのだと思います。
 ですがこうして、現場の声を正しく拾い上げて現状分析を行い、それを元に第三者に伝えるということが、ディベーターに必要な姿勢だと思います。
 また、議論(ディベートの試合のみならず、準備やアフターディベートも含む)を繰り返すことで、現状に対しての学びを深めることができることに、教育的な意義も感じます。

勝ち負けにこだわっていてはそこまでは無理かなぁ(^_^;)?

 新しい論題に触れる度に、こうして学びが深められるのが、ディベート活動の大きなメリットだと感じております(^^)
 これがですね、面白いんですよ~(^^)v

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2008.12.14

ディベートが分かるという事の本質を知る

 マクベ君が「先生は交流研修会の後で『今回の研修で何が役立ちましたか?』と書かせたりしますけど、あれはない方がいいと思います」と言ってきました。
 昨日の、泉にあるユアテックスタジアム仙台で行われたパブリックビューイングに行く途中の、車の中での話です。

 をを、それは、本校OBも「あれは教員の自己満足だ」と言っていたことと基本的に同じだなぁ、と思い、その理由を聞いてみました

 「交流研修会で得た経験は貴重なんですが、それは、後からいろいろとディベートをしてみて、『あの時、ああだったなぁ』と、じわじわと、身についていることに気づくものなんです。ですから、会が終了した後では、正直、何を学んだか、うまく書けないんですよね」

 をを、それはそれは!

 とかく教員の視点で、何を学んだか、その段階のものを意識付けさせるべきかと思っていましたが、ディベートのスキルを得るという事は、分からないものが分かった、と、教科学習のようなものではなく、体験として中高生の中に少しずつ、でも重要な糧として蓄えられていくものなのか、と思いました。

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 一方で、本校の部活に関して、12月26日(金)から始まる『第6回交流研修会』に向けて、残りの期間、どのような活動をすべきか、部員と私の間で検討されました。

 それに対してマクベ君が「やっぱり自分で立論を作れないとダメですね」と言ってきました。

 その理由が、的を射ていると思いました。

 「自分で立論を作れないという事は、論題に対する背景を分かっていない、ということだと思うんです

 をを、なるほど!

 ディベートは、ある論題に対して、肯定・否定に分かれて議論をする競技です。
 論題は、肯定にも否定にも一理あるものが選ばれています。
 その、論題を肯定する理由・否定する理由を述べるのが、立論です。

 立論が書けない、ということは、論題を肯定・否定する理由が分かっていない、ということですので、立論以外の質疑・一反・二反を担当しても、ちゃんとした役割を果たせないのです!

 どうりで、他者の立論を借りてきて、何とかディベートをこなそうと思ったK君は、全く形にならないディベートをしてしまうはずなんです!

 また、論題の背景がわかって、その上で論題を肯定する理由・否定する理由をまとめるって、一人で行うにはある程度のスキルが必要なのだと思います。
 そういう観点で見ると、うちの部活でもディベートが上手くなったなぁ、というメンバーは、ある程度ディベートの回数をこなしている生徒であって、経験する中からディベートで必要なスキルを蓄えることができた生徒なのだなぁ、と思うのです。

 ですから、経験のあるメンバーが、経験のないメンバーと、1対1で話し合い、少なくとも「自分の立論ができる」ところまで持っていく必要がある、と・・・ディベート部を率いて11年目のこんな段階になって分かりました!

 ・・・上記のことなんですが、「そういうった指導をしないで『交流研修会』に参加させて、痛い思いをして、組んだ相手に迷惑をかけないように必死で努力する」という“ショック療法”の方がいいかな?という話も出たのですが、「本校でやれるだけやってもまだ足りない、という経験の方がいいだろう」ということになりました。

 うん、ディベートも、ディベートの指導方法も、奥が深いです!

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2008.11.30

議論は借りてもいいけど理解がないと…

 ディベートとは最終的に個人の、ディベートに対する理解が大切で、4人のうち一人でもディベートに対する理解が小さい人がいれば、チーム力を最大に発揮することはできません。

 只今部活では、「昨日の敵は今日の友」方式のトーナメントを行っています。
 12月末に行われる『第6回東北ディベート交流研修会』も、同様の方式の練習試合を行いますので、初戦の個人戦に力が発揮できるよう、個人戦ベースの練習をしています。
 昨日、中1の新人K君とF君の2人と、ラバーズのマクベが試合をしました。
 ジャッジは僕と、高3I君、中2のM君です。

 1反を担当したK君が「今日は時間的にゆとりがないので、自分のパート(肯定一反)が終わったら帰ります。」と言いました。仕方のないことなので「認めるよ」と言いました。

 …K君は、オンラインディベートから立論を借りてきて読んで…しかも原稿は読み切りましたが、ジャッジはフローが取りにくいスピーチで、ちょっと困ったなぁ、と指摘したのですが、質疑の応答もしどろもどろ、更には肯定側第一反駁では、相手立論への反駁も、再反駁もできずに無言で終了という始末…

 しかも「時間だから帰りたいんですけど」と、物を片付け始め…。

 ・・・一反が無言で「僕時間がなくて帰るから、二反のF君頼むよ」…ってそりゃないですよね(^^ゞ

 で、「試合が終わるまでいろよ」と言ったら、残りました。
 更に僕は「ちゃんとフローを取れよ」と言ったら、取っていました。

 F君からは「2反では相手の立論について話をしていいですか?」と質問があったので、「話したいことを何でもいいから話しなさい」としました(^^ゞ

 F君は2反で、1反に近いことを幾つも言いました。

 勝敗は「言わずもがな」なのですが、大切なのはここからです。

 K君には「F君があれだけ言いたいことがあったのに、1反で無言だって言うのは、F君に対してどう思う?」と聞くと、ものすごく反省した言葉が一言返ってきました。
 それからもう一つ「今回のディベート、面白かった?」と聞きました。
 懐かしいです。この質問はちょうど1年前の同じ時期に、当時中1だったM君に質問したものです。
 当然面白くない。なぜかというと、議論が良く分からないからです。そこで聞きます。「なぜ、分からないのに、オンラインディベートのその肯定側立論を使ったの?

 「議論の中身が分からないなら、『仮に僕が犯罪を犯されたとした場合に、僕の名前が新聞に載ったりテレビで報道されるのは嫌です』という形で、自分の思い“だけ”を立論で述べた方がよっぽどいいと思うよ。」と言いました。なぜなら、その方が、肯定側の気持ちが伝わるからです。

 ディベートでは、肯定側・否定側のディベーターの気持ちがジャッジに伝わって「分かった!」となるところが、最大の面白さの一つです。
 勝ち負けにこだわると、最初のうち、そこが欠落します。
 とたんに、見ている方も(おそらくジャッジも)つまらない競技になります。

 K君にも時間がないだろうと思いましたから、「次はマクベと組むから、十分に教わって、自分も聞き手も“分かる”ディベートをしなさいね」と言って、僕からは終わりました。

 すると、高3のI君が話し始めました。
「試合始める前に、中1の二人には『話し合え』と言ったのに、全然話し合いをしなかったよね。それがどうしてか解せない。(加えてこの試合の結果になっている)」
「Kは、立論の内容を理解して、信じろ」

 ・・・この「立論の内容を信じる」って、短い言葉ながらに、重いです!
    内容に一理あるので、自分が信じられる立論をつくることが、超重要ですよね!

 高3のI君が終わると、中2のM君が「僕もいいですか?」と。
 をを、その積極性は、去年なかったよね(^^)

 気を使って、少し席を外していたのですが、ちょろっと聞いてみると

F君は、反駁したいことがあったから質疑したんだよね。で、どうしてその内容をK君に伝えなかったの?

 ・・・をを、これまた本質的で、簡単に改善できる内容の指導を!

 いや、部活全体が成長している実感が湧きます。

 高校生に言わせると「後輩が入部してくれたから、先輩としてしっかりとしてくる」のだそうです。確かに今年、高1も中1も入部してくれました。今までは「今年は入部者がいたけど次の年はゼロで」というケースが多かったものですから。

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 ちなみに今年は部費で、CoDAが作成したディベートワークブックを部員数分、揃えました。
 部費で買ったので、部員のものとして渡すわけにはいきません。ワークブックにナンバリングして個々人に貸出、それを卒業時に部に返却してもらって、更に後輩に貸し出す、という形をとることにしました。

 中1の二人は、ディベートの仕方を身につけたいと、ワークブックを熱心に開いていたのですが、それも大切なのですが、ディベートは実際に試合をすることや、仲間同士で話し合うこともとても大切なのです。

 でも基礎知識がなければ、やっぱりディベートは上手になりません。
 ワークブックを読みつつ、試行錯誤をしながらディベートを体験する取り組みをすること、その両輪が大切だと思います。

 そして、ディベートに本気になること。
 これは、『東北ディベート交流研修会』で、他校の生徒とチームを組んでみることが大いに刺激になりますので、その時でいいな、と思っています。
 現に今の中2も、去年の『東北ディベート交流研修会』以降で、意識に違いが出てきたなぁ、と思いましたから。

 まだまだですが、ここからの成長を期待したいです>我が部活。

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2008.10.26

ディベートで進路が拓かれる!

 全く手前味噌で申し訳ないのですが、本校ディベート部のメンバーが、とある公立大学のAO入試に合格しました!

 一昨年の前部長に続く快挙と言ってもいいだろう。

 彼も、ディベートに出会って、人生が変わったのではないかと思う。
 出会いは人を変えるものだ。
 そして、変わるなら、良い方向に変わってもらいたい。それを成長と人は言う

 確かに最近の高3メンバーからは、視野の広い、成長が伺える言動が伺える
 そんな彼の最終版に近い志望理由書は、正直、肝心な部分があいまいなものだった。

 ディベート部での活動のことを書いていたので、「ここは弱いだろう」という部分は遠慮なく指摘した。「もしも君が否定側質疑だったら、同様の質問をするでしょ!」と言ったら、頷いていた
 以前の彼と違うのは、その指摘を、一晩で、根性で修正してから出願したことだ。
 その行動力が今回、彼の身を助けたと思う

 ディベートへの取り組みが良い訓練になっていたことを、顧問として嬉しく思うし、最終的に、ディベートの意図するところを体現するだけの強い意志を持てるようになったのが、彼の財産になったと思う。

 手放しでおめでとうを言いたい。
 おそらく、保護者の方々も喜んでいることだろう。

 『ディベート甲子園OBOG会』にも入会してくれるということなので、出来る範囲内で、今後も宜しくお願いしたい。

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2008.10.01

最初の一歩が踏み出せない…

 前回、論題が発表されたら何をするのか、ということを挙げましたが、正解は「予備知識の確認」です。

 知らない内容のことを議論できるはずがありません!

 ですが、何を知っていて、何が分からないのか、そもそも中高生というのは、自分のことをそうきちんとは認識できていないのですdespair

 そこで普通は「ブレインストーミング」という形で、知識の整理を図るのですが、今回の私は、もう少し目的をもった、方向性のある知識の整理を効率的に行うべく、下記の項目でまとめるように指示してみました。

--------
■以下、問いに対して、書けるだけ書いて答えなさい。
①論題に関して知っていること

②論題に関して調べるべき言葉
・論題に含まれている言葉

・論題に関係する言葉

③論題の政策を行う際に考えられる素朴な疑問
--------

 これは、岡山さんと西澤さんが書かれた『「教室ディベート」のための<論題>開発』の「第9章 論題作成のための調査(リサーチ)」からヒントを得ております。

 ですが、この作業の結果が、全く芳しくないのです。
 私が仕事で部活につけず、部員たちだけでまとめさせたことにも原因があったかもしれません。
 これは、部員が悪いわけではなく、代替わりしたメンバーでは、部員相互に意見を引き出しあうことにまだ慣れていないからだと思いました。ファシリテーターがいない、ということです。
 「これは一緒に作業してあげねば」と、顧問として介入する役割を見出すのです(^^ゞ

 ・・・それにしても、「②論題に関して調べるべき言葉」として挙げられたのは、下記の通りです。

  • 少年犯罪
  • 少年
  • 実名報道
  • 少年法:61条

 論題に関係する言葉はゼロです。
 知識が足りないと、素朴な疑問も浮かんでこない、のかなぁ?

 あぁ、一週間もかけて、ワーディングのために苦労したことを分からないのが、部員=参加者という立場なんだなぁbearingとまで思っちゃいました。

 これでは、そもそも噛み合わないディベートをしてしまう恐れがあります。

 そこで、どうしたら生徒たちに気づきをもたらすことができるのか?そもそも「素朴な疑問がゼロなわけないだろう!」という点を足掛かりに、次の集まりの時に、ある実践をしました。

(続く)

#次回紹介するとお約束した、ラバーズのS君が挙げてくれた3つの提案は、後日紹介します。m(__)m

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2008.09.15

論題発表後の最初の一歩は?

 08【共通論題】が公開されたのは、先週の土曜日の午後6時近くでした。
 その前日の金曜日に、うちの部員へ「論題が発表されたら何をどのような手順で進めるのか、まとめておきなさい」と指示をしました。

 うちの部長が、4つ挙げたそうです。

  • 予想されるメリット・デメリットを挙げる
  • リンクマップを作成する
  • 簡単な立論を作成する
  • 予備知識の確認

 さて皆さん、この4つを、どのような順番で行うべきだと思いますか?
  そして、その順番に行う根拠は?

 また、ほかの学校さんは、たとえばディベート甲子園の論題が発表された後、具体的に何をどのように取り組み始めますか?

 もう一人、ラバーズのS君が、3つほど挙げてくれているのですが、これは次回にご紹介します(^^)

 明日の部活動から仕掛けていきたいと思っておりますcoldsweats01

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顧問としてのディベート指導のあり方を模索

 本校ディベート部の高3で、ディベートラバーズのメンバーだったO君が、非常に重要な指摘をした。

ディベートは結局、自分で行動しないと、上手にならない
自分の中で『これで大丈夫』とゴールを作ってしまうと、実は及第点に至らない。なぜならディベートとは、答えのないオープンエンドなものなので、自分で作ったゴールは、成長の可能性を自ら切ることにほかならない
「自分の成長を止めているメンバーは、結局力量不足に陥る
 そしてディベートにおいて全国でも勝とうとすると、力不足のメンバーを他のメンバーが補うことはできず、結局は、力不足のメンバーがチームのディベート力を下げる

「では、部活で力量不足に陥るメンバーをどう指導するか?2つ道がある。

 1:ノルマを課して訓練する
 2:自主性に任せる。

1は、部活としてはつまらなくなるが、効果はある。
2は、部活としては楽しいが、いつ効果が出るのか分からない(現状の本校ディベート部)
しかも2の状態では、例えば大会に出ても、負ける。その時に『お前に非があるから負けた』と分かってもらうことになる。そこで気がついてもらえるかどうか、だが。」

「僕としては、部活は楽しい方がいい、けど、みんなのディベートのスキルが上がらなければ、全国では勝てない。そこをどうしたらいいかと思うのだけれども、来年の論題が発表されるまでは、放任するしかないのではないか?」

先輩達が僕達にどのように接していたのか、何度か話をしたりしたが、ここにきてよくやく分かってきた。

先生って微妙な立場ですよね。放っておいても結果が出ないので、指導する。でも、指導しても真の力にならない。」

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 とまあ、言葉は多少違うかもしれませんが、上記のようなことを言うのです。

 このように考えるにいたったのは、彼自身、関東圏の大学のAO入試を受ける際に書く「高校時代で得たもの」という中で、ディベート部の活動から何を得たか、というのを、客観的に振り返ったからだと言う。

 うん、彼らもまた、「ディベート甲子園」を引退してから、何かを掴んだのかな、と思いました。前部長も、そうでした。
 どうして全国大会の前に気付かないんだろうか?
 いや、こういうことは、引退して初めて、選手の立場を退いて初めて、理解できる領域なのかもしれない。

 また、本校OBも同様のことを考え、煮え切らない気持ちでいるようだ。
 演劇主義は確かに間違いだ。
 では、OBOGは何ができる?
 後輩たちの議論の誤りに気が付き、実状についてアドバイスするだけか?
 それだけでは、後輩は勝てない。なぜなら「ディベートは結局、自分で行動しないと、上手にならない」からだ。
 先輩も、引退したての後輩も、結局同じ境地に至る

-----

 僕が今年何をしたかと言うと「現状維持では勝てないのだよ」ということを繰り返し言ったことです。
 「今やらないことに根拠とか見通しがある?残り期間に何をすべきか考えて、それで遊んだりしてもいいという結論ならいいけど、そうでないのなら、まずみんなで話し合いをして、それぞれのやるべきことを確認して、その上で早く帰る生徒を返したり、残りの時間で遊んだりしなさい。でないと、昨年同様に負けるんだよ。僕らにとって現状維持=昨年同様の地区予選敗退だからね。」と、何度も言いました。

 その上で、新入部員に手伝ってもらって、資料の整理等、事務的なことを進めました。
 あくまでディベートの内容に関しては、選手自身に考えてもらうしかない=「ディベートは結局、自分で行動しないと、上手にならない」からです。

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 08【共通論題】が発表されて、この論題に取り組むことにより、現役部員たちのスキルを高めることが必要となります。

 「ディベートなんて一度やめちまった方がいいよ。日本語を正しく使うこと自体ができていない。相手の議論も、証拠資料で言っていることも、正しく理解できないんだし、自分の考えも言葉にして伝えることだってできていない。ここは日本語を正しく使うことから鍛え直した方がいい。そのためには【共通論題】の策定は、訓練に目を向けるのを妨げるだけだ」という方がいます。
 それは一理あると思います。
 が、その方とも「でもそれでは、ディベートの普及には繋がらない」という点では一致しています。
 例えば野球やサッカーをするのに「はい、ランニングと球拾いから」というようなもので…ランニングと球拾いが好きだから野球・サッカー・テニスをする、という生徒はあまり多くはないと思います

 ディベートは結局、ディベートをするところが楽しいのだと思います。
 これは、教室ディベートの普及を試みる場に何度も立ち会ったことのある方々にとっては自明のことだと思われます。

 そうすると、部の顧問としては、スキルが低く、それによるデメリットに自覚していない生徒にいかにアプローチをするか、ということが、永遠の課題、となります。

 繰り返しますが、O君の言った「1:ノルマを課す」は、部員の多い部活などでありがちかもしれません(リサーチの分担、など)
 他に何か、ディベート部をうまく運営するために「みんなでやると決めていること」がありましたら、是非教えて下さい。

 「2:自主性に任せる」で有名なのは、池田先生の放牧主義ですよね。
 これは、結果が出るとは限らないところが玉に瑕です。特に「自分で『ゴール』を設定する生徒がいて、メンバー全体の力を衰えさせていたり、それに顧問が気づかずに適切な指導がてきない場合などは、結局地区予選どまりでしょう。(特に東北地区は、その程度の力ではもう、地区予選突破は無理…)

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 で、結局僕はどうしようと考えているかというと、
 「08【共通論題】を用いて、生徒と一緒にディベートをする」ということです。

 個人個人の自覚を促すには、個人個人でディベートに取り組んでもらい、何が良くて、何が悪いのかを、経験として実感してもらう必要があります。
 個人戦を中心とした取り組みを、12月の東北ディベート交流研修会まで続けたいと思います。

 なお、そもそもディベートについて理解が足りず、何をどうしたら良いのか分からない部員が登場すると思いますので、その生徒達には適切なテキストを渡し、「ほら、その点に関してはそう言われているんだよ」というような形で、ディベートへの理解を促したいと思います。それは、生徒の自主性を促す前段階として、指導してもいい領域だと思います。

 そしてやっぱり、自分自身のディベートスキルが、最近衰えていると思われますので、まず、自分が真剣にディベートに取り組むことが大切だと思います。
 「指導者も一緒にディベートすべし」とは、以前から言われていることです。

 あと一つ、やっぱりディベートは、実際にすることの方が楽しいと思うので、「やっぱりディベートって、やる方が楽しいなぁ」と感じられる自分も大切にしたいと思います。

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2008.09.06

今日のこれから「公開ディベート」

 今日・明日と行われる『学院祭』(本校の文化祭)で、本校ディベート部が公開ディベートを行います。
 2日間のうち、公開ディベートがあるのは今日のみで、15:00~16:00です。

 論題は「東北学院中学高等学校は男女共学にすべきである。是か非か」です。

 公開ディベートでは、議論の勝ち負けもある程度考慮しますが、それより何より、会場に来てくださった皆さんをいかに笑わせて、更にその上で、「ディベートっていう議論の形式も悪くないねぇ」と思っていただけることが大切です。
 リハーサルと議論の改良を重ねてきましたが、結構面白い出来だと思います(^^)

 ・・・今日の今日まで宣伝できない程の忙しい生活をしている顧問をお許し下さいm(__)m

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2008.09.01

ディベートの論題を決めること

 【共通論題】を選考して取り組む、という実践を何年か続けてきました。

 本校には今、【共通論題】が必要です。
 中学1年の2人、高校1年の2人の計4人には、経験のある先輩方と、中学・高校の垣根を越えてディベートに取り組むことによって、どのようにしてディベート的なスキルを高めるのか、を、体験を通して学んでもらいたいと願っています。
 また、12月に青森県内で行われる予定の『東北ディベート交流研修会』にて、同じ論題に取り組んだ東北地区のライバルと戦い、その後、その他校のライバルとペア→チームを組むことによって、ディベートに取り組むとはいかなることかを、肌で感じて学んでもらうことになります。事実、特に現中2のメンバーは、そこから明らかに、ディベートに対する姿勢が変わりました。
 今年も新人たちに、そのような経験をさせてあげたい、と思っています。

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 ところがやはり、論題を<開発>、策定するって、とっても大変なことだと、今年は改めて思いました。
 いや、大変だということは知っていました。
 ディベートの取り組みの中で、一番大変なのは、論題を選ぶことだと思っています。
 JDAのMLでは、論題策定の時期には、その議論の過程が報告されますが、本当に大変だなぁ、と思います。
 更には、ディベート甲子園の論題策定委員会の方々であれば、僅かに耳にする情報から推し量るしかできませんが、その苦労はいかばかりかと思います。

 翻って、北海道・東北の【共通論題】は、北海道では秋季大会、東北では上記交流研修会・または石巻の中学生ディベート大会に採用される可能性があります。
 すると地区レベルの取り組み、大会という重み、地域レベルのディベートの普及と向上と、論題に求められる役割に差がある、という事実に目を向けなければならないのかもしれません。
 もちろん、共通の論題に取り組むことによるメリットもあり、幸運にも同じ論題で取り組むのに値する論題もあるはずです。
 ただ、石巻側に受け入れられなかった事例を思い出すと、やっぱり同じ論題に取り組むことが無理だったのかな、とか思ったり、いやそれは、ディベートの指導方法の普及が不足していただけかも、とか思ったり…。

 来年度の【共通論題】を策定する作業をする際には、もう少しきちんとした手順を踏んで、計画的に必要な作業を経て策定できる仕組みを整えたいと思っております。

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 ここでやはり、自分自身のディベートスキルをもっと高める必要性を痛感し、また、これから08【共通論題】を選ぶ作業を部活で行うことも考えて、岡山さんと西澤さんが書かれた『「教室ディベート」のための<論題>開発』を読み直しました。
 これは1995年の論文…今から13年前の論文であることが驚きです!
 特に「第9章 論題作成のための調査(リサーチ)」を読み、「これは論題が与えられてから取り組む手順に等しくて・・・逆に論題を与える側は、自分ならどうディベートをするか、ということを厳格に追及出来る能力があって、そこではじめて『この論題でのディベートはOK』と推薦できるのかな…」と思った次第です。

 また、地区へのディベートの普及を追い求める僕としては、地区の各ディベーターが「論題を策定できる」までにスキルを高めてもらえることができれば、それは全国でも通用するスキルを持ったディベーターになるのではないかと思います。

 こういう状態にまで地区レベル及び全国レベルでディベーターを育てることができるのであれば、ディベート界は安泰だ、と言えるくらいに理想的なのかな、と思います。

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 一方で、これから学校の授業で「教室ディベート」を取り入れて頂く先生方に、この、最も難易度の高いハードルを越えることを強いるのは、やはり現実にはそぐわない厳しさがあるだろうと推測されます。

 これでは、ディベートは普及に至りません

 「みんながやりたい論題をやってみたorやらせてみた」→「議論がかみ合わなかったorつまらなかった」→「そういう話を聞くと、やっぱりディベートを授業で扱うのは難しい」→「授業にはディベートを採用できない」=「普及しない」になりますよね。

 やはり「定番論題」を整備したいところです。
 「(リスト化された)定番論題であればどれをやっても大丈夫ですよ」→「生徒にやりたい論題を選んでもらった」→「生徒の成長が感じられた」→「来年度も取り組もう」→「成功例があるならうちの学校でも…」=「普及する!」というところまで持って行きたいですよね。

 一番難しいところを省いても授業でディベートが導入できる・・・そのような形で論題を提供できる仕組みが、これからの授業でディベートを初めて扱おうと考えていらっしゃる先生方には必要なのだろうと思います。

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2008.08.17

高校生自身が企画した『交流試合』

 地区予選が終了した次の日に、本校ディベート部の高3生が、下記の立案書を持ってきました。結構驚きでした!

(以下、カッコ書きの部分は、全国が終わった後で、生徒たちの意見を聞いて、私が書き換えている部分です)

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ディベート交流試合に関する立案書

2008年7月14日 東北学院高校ディベート交流試合実行委員会
(本当はうちの高3の部員名が書いてあったのですが、外部に出すときには複数で責任を担った方がいいよとアドバイスして、変更させて頂きました)

●発起理由

 これから全国大会への準備をするのはもちろんのことですが、我々の学校には選手として参加しないものが中学・高校に計4人います。彼らには、私たちの作業の手伝いはもちろんのことですが、『ディベート部』に入っている以上はやはり、「自分たちも試合をしたい」のではと考えます。そこで、私たちの手伝いの合間に「自分たちで自分たちの試合をしてみよう」という企画をここに立案する。

●内容

 現在行われている全国論題とは別の論題かつ、短期間により準備が整う論題を中学フォーマットで試合を行う。

●論題について
(全国大会終了後、論題が下記に決まりました)

2:大衆ディベート向けの論題
 ドラえもんは22世紀に帰るべきである。是か非か

●参加者

 主に東北学院中学1年生2名、高等学校1年生2名の計4人 他、宮城県内外の中学・高等学校

●試合日

 夏休み終了後の楽しみ隊など
 (後日決定の予定です)

●試合方法

 都合がつかない可能性が大きいのでオンライン対戦も可 なるべく直接試合をしたほうが望ましい。
 (只今、ルール等を検討しているそうです)

 (基本的には、直接集まって対戦する予定です)

●重要性

 「新入部員のスキルアップ」

 東北学院中学高等学校でしか言えないが、彼らは入部してからディベートの試合を行ったことがないのが多数である。仮にやったことがあったとしても正式なフォーマットではなかったりシナリオだったりする。やはり、これからディベートをしていくためには『自分たちで自分たちの議論を作ること』が重要である。それは、どのパートでもいえることでありひとまずやってみて『ディベート』に少しでも触れてもらおうと考えます。また、冬の論題対策にもつながるので少しでもやってみることが重要です。

 また、仮に規模が広がり石巻の中学校や電波高専などとの試合を通じた交流もディベートを行っていくうえで重要だと考えます。

(● 優勝者にはNAKO-Pから賞品を出します(^^))

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 いや、この立案書、私の入れ知恵は全くゼロで、生徒たちから自主的に上がってきたものですよ。

 その後部員達は、やはり全国大会の準備のために忙しくなり、この企画を煮詰めることができなかったのですが、休み明けに何とか実施に移したい、ということで、準備を進めております。

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 昨日書きましたが、参加者のディベート経験に合わせた楽しさを提供する、という趣旨に合致した企画だと思いいます。

 次に、「ドラえもんは22世紀に帰るべきである。是か非か」の論題は、初心者用の定番論題とも言えます。

  • 先行事例はたくさんあります。
  • 教材も、ネット上にいろいろとあり(検索してみて下さい(^^)。特に筑田先生の実践が豊富です)、容易に入手可能です(NADEのサイトよりリンクされています)。
  • 本校においては、部活紹介でいつも行っていて、昨年は2名、今年は4名の新入部員を獲得する原動力になっています。
  • 価値の議論に移ると、実は奥が深いです。
    (ジャイ子との結婚がのび太にとって幸せか不幸か、と考えると、そう簡単に断定できません(^_^;))

 この論題は、公式大会に採用して、たとえば半年間リサーチをし続ける必要性を強いるのは困難だとは思いますが、1日限りの大会などには丁度良いと思います。
 つまり《中級~上級》には優しすぎるのかもしれませんが、《初心者~初級》には程よい論題だと思われます。

 宮城県の近くにお住まいのディベーターの皆さん、夏休み明け、ディベートを介した交流メインのディベート大会に、是非とも参加して下さい(^^)/

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2008.08.12

トータルでプラス、でもここは通過点

 ディベート甲子園の3日間を振り返ると、「行けて良かった…得るものが多かった」と総括できます。確かにマイナス面もありましたが、それらは現場で、更には仙台に帰るまでに解決もしくは疑問解消、という形で終えました。自宅には清々しく帰宅し、妻も安心したようです(^^ゞ

 印象に残ることを時系列にまとめてみます。

[1日目]
○ひとまず無事に会場入り。
 天候等で遅れるとご迷惑をおかけすることになるのですが、過去、一度もトラブルなく到着していて、出発にゆとりがある方が少し助かるのです。
○高校初戦勝利。うちの部員11名のうち、全国勝利経験者が0名→4名となる。
 ジャッジに伝わった試合だったようだ。
☆千種高校はその後決勝トーナメントに進みますから、力あるチームにも勝てたのだと、改めて評価。
△中学生は初戦敗退。全国で勝つことはそう甘くはないことだと、中学生は学んだようだ。この経験も部にとっては貴重!
△高校第二戦は肯定側で敗戦も、2日目も肯定側なので、この立論は伝わらない、ということに気づけて良かったと思った。
●相手の岡山白陵の二反の子が泣いていた。その後、相手のところに挨拶に行ってみるも「何この人?デリカシーなし!」みたいな反応をされたので、かなり動揺した。判定前だったのが更にまずい。大反省。
☆ですが、次の日、岡山白陵の顧問の先生に聞いたところ、その日のミーティングで、うちの立論の分析の深さを認めてくれた発言があったことを聞き、そういう受け取りをしてくれたことに感謝。
◎何より、岡山白陵の先生方とは、3月に岡山で共に飲む機会があり、相互理解があったので、今回の大会で絆を深めることができた。これは相当良かった!

◎OBOG会が建設的に進行!総会を開いた意義を、予想以上に感じる!
 会計等の責務を果たすことができて、相当ほっとした。

[2日目]
●高校は3試合目敗戦。岡山白陵の先生とは「肯定側の解決性が伝わらない。」と嘆くが、ここから頑張ろうと固く握手。高校メンバーはショックだったと思うが…
○中学が予想外の勝利!決勝トーナメント進出の可能性が生じる
○高校生に中学生のサポートをさせる。ショックを払しょくさせる前向きなミッションを与えることができた。正直、死んだ高校メンバーが生き返った気分。
○実際に予選リーグを突破。このドキドキを味わったことは、本校ディベート部のもう一人の顧問の先生にとって、今後何かしらに活かされる経験となったと思う。
●中学生は決勝リーグ初戦で敗戦。全国ベスト16の壁を破れず(^_^;)
 しかし、決勝トーナメント1回戦で東北対決とは…会津若松第二中なら、敗戦も止む無しか。
○ただ、その次の試合も、多くのメンバーが他校の試合を、フローを持って見学に行く。よし、生徒たちも来年を見据えた行動をしている。

○岡山白陵中が準決勝に進出したのを、うちの中学部員が非常に喜んでいた。オンラインディベートで対戦した相手の活躍が喜ばしいらしい。坂田先生と僕は既に絆が深まっていたので、本人を岡山白陵中の皆さんのところへ連れて行って、直接エールを送らせる。遠くにディベーターの知り合いができることは、意義深いことだと思う。

○更に予想以上に、ディベートラバーズの交流会への参加者が多かった。
 高校生スタッフの苦労が報われて、良かったと思う。

[3日目]
○会津高校が準決勝勝利。その中で、
 ○講評・判定の中で「肯定側はシステムの変更が良いと言ったが、実際の労働者がどうなるのか分からなかった」とあった。つまり、システムが変わったら、労働者が具体的にどのような動きになり、その結果として得られる良いこととは何なのか、が分かりにくかった、ということだと思う。これは、本校が2回、肯定側で敗戦した理由である。プランから固有に発生する、内因性の強い立論(労働者派遣の持つ構造的な欠陥の改善)を目指した結果、実社会がどのように変わると予想されるのか、が伝わりにくくなっていたことに、この段階で分かる。
 ○敗戦した岡山操山高校のメンバーと話をすることができた。操山高校には、労働局で学んだことを元に、この論題で論じて欲しい内容を伝えることができた。それを、納得して聞いてもらえた。本当に良かった。

○運営の方々を少しだけ手伝う形で動いた際に、岡山白陵高校の皆さんと少しお話する機会があった。そのやりとりの中で、少しは悪意のない人間であることは伝わったかな、と…。

○会津高校のサポートに入るが、実質、何も手を入れてない。
 彼らは、自分たちで議論を構築し、判断している。
 そう、僕ができたことは、メンタル面でのサポート(^^)
 余計な不安は取り除き、前向きに思考出来るための声掛けだ。
 ま、これは長くディベートに携わっているからこそできることだと思うんですが(^^ゞ

●決勝では会津が負けるのですが
△南山高校女子部は、初出場で、ベストコミュニケーション賞を受賞するような学校。
 二反が上手だと聞く。
 初出場でもここまでできる、という実例は、今後の新規参入者にとっての希望の光となるでしょう!おめでとうございます(^^)
☆今回は東海支部の代表校の活躍が目立っていて、僕が東北支部内で仕掛けた取り組みがまだまだ至らないのかなぁ、と、少ししょげていたのですが、ベストディベーター賞が、負けた側の会津・本田君だったこととか、中学のベストコミュニケーション賞が会津若松二中だったことなどを考えると、地区全体として、ジャッジに伝わるディベートができるようになる、という「昨日の敵は今日の友」方式の取り組みは、一定の実績を残せているのかな、と。

☆仙台へ帰る途中、大宮駅でうちの部長に「どっち勝ったと思った?」と聞いてみたところ、肯定側だと予想していたらしい。それは「各論点がどっちつかずできたので、最終反駁でいいことを言う肯定側が勝つだろう」と。なるほど。恐らく今回の決勝を端的に表現している。
☆うちの高3のI君は「コミュニケーション点で同点、3-2で肯定側。こういう試合が見れただけで面白かった」と。なるほど。高校論題のディベータブルさに達して終わったのかな、と。

 →やっぱり、同じ支部ということで否定側びいきで議論を見ていると、見えるものも見えてなかったのかもしれません。それが、双方に公平に耳を傾けることを仕事とするジャッジとの違いですよね。
 →(追記)高校決勝に関する感想をWeb上でいろいろと見ます。
  ジャッジを“戦略的に”納得させる方法を、更に研究したいと思います。
  これは、ディベート全体の質を向上させることにほかならないと思いますので、力を入れたいと思います。

◎仙台駅でのミーティング
 ・図書館に本を返すこと
 ・9月に行われる学院祭(文化祭)でのディベートについて検討を進めること
 ・生徒主催の新人戦を開催すること
 ・【共通論題】を用いて、一人一人のスキルアップを図ろう
と、部員一人一人が前向きに考えている。

-----

 この3日間で僕にとって最も学べたのは、高3のI君からの言葉です。
 「中学生が若松二中に負けたのは、守るべき内容を守らなかったから。どこを守るべきか、気づいていない。議論を自分で作った場合には、その過程で、論題に対する結論として信じられるものが構築されるから、それを守るために必要な言葉が試合で出る。信じるものがなければ言葉が出ない。

 先輩たちも、いや、全国の多くのディベーターが達した、極意に、達した。

 なぜその証拠資料を使うのか、なぜ別な言葉ではなく、この言葉を用いるのか、これを一から考えて、納得しているディベーターが、強いディベーターだろう。

 演劇主義で挙げる「『他人から既製品の議論を得る』という方法であっても、既製品の文面(なぜその言葉を選んでいるのか、や、なぜその証拠資料が選ばれているのか、など)に納得すれば、試合では勝てる(=『演劇主義の合理性』)」という枠組みから、最終的には脱却するしかない!ということにも、気が付けました。当然、来年の全国に向けて、中学部員も高校部員も、全員が脱却できるように取り組みます。

 もう一つ、
  今回は今までの各大会以上に、
  僕のディベート的交友関係が広がった大会でした。
 もちろん「積極的に交友関係を広げよう」と、僕自身が思っていて、
  その目的を達成する方向で、意識的に行動したからです。

 当然「馴れ馴れしい」など、「嫌われるリスク」はあります。
 そこは相手を見ながら、でもひとまず、知り合いになるところから、と、コミュニケーションを図りました。

 総じてプラスの成果あり、と帰ってきました。

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 夜遅めの帰宅ながら、夫婦で行きつけのお店に出かけました。
 生徒引率中はアルコールを飲みませんでしたので、ここでようやく生ビール(^^)

 美味い(^^)!

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2008.08.09

ようやく、の1勝!

 経験というのは何より貴重です。

 一生懸命取り組んで、自分で考えて、ある見解に達し、それを主張してみたら、ジャッジが「一理ある」と捉えてくれた…

 今までは、「頑張ってみたが報われなかった」という経験でしかなく…確かに、努力の仕方に問題があったのかもしれないけれども、今回は一連の努力が実を結んだ、ということだよね。やっぱり貴重だよね。

 部活動をしたことの人生的なお土産にして下さい。

 後輩たちは、この貴さを感じてくれるでしょうか?

-----

 高校の予選リーグ4組は、リーグの4チームとも、1勝1敗で並びました。
 全チームが、この貴い経験を積んでいるのですね。

 そして、2日目に勝ったチームが予選突破です!

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2008.08.08

やっぱり先輩は偉大だ!

 ディベートラバーズのマクベ君が「先輩から議論を仕込んでもらって」なんて、人聞きの悪い表現をしているしcoldsweats01

 「演劇主義」への批判も高まっている中、「やっぱりやっているの…?」と、まるで食品の偽装表示・不正表示事件の連鎖のように思われると困るのですが…coldsweats01

 では、何をしてもらったかと言いますと、主に、(顧問を含めた)僕らの誤解、知識不足から来る議論に対する指摘とレクチャーです。

 視野の狭さからくる誤解等を是正するのに、“教える”という行為が行われますよね。
 これには“教わる側の理解能力”があって初めて、誤解の是正に至ります。
 …中学生などの場合、この“(聞いて)理解する能力”が、高校・大学生よりも相対的に劣っているでしょうから、「既成の文章を渡して議論してもらう」という方法が、実質的な効果を生み出すのでしょうね。
 ただ、形式的には「演劇主義」と変わりがないのかもしれませんが、「既成の文章を渡してもらうことによって、本人の視野が広がる」のなら、そこに“学び”があり、本人の満足や成長に繋がっている場合もあるのでしょう。
 教育的にはこれは成果と評価すべきかと、個人的には思うのですが、一方で実際の“学び”に繋がっていない場合(しかも、形式的に勝利だけが求められている)が実在していて、その点には真摯に着目して、やぱりディベートに携わる人たち全体の問題として捉えた方がいいですよねぇ。

 話を戻しますと…
 確かに彼らはやっぱり、法律に関しても、社会の仕組みに関しても、現役中高生に比べて間違いなく知識はあります。
 更に、知識がある上に、ディベートにおいてこの知識をどのように用いれば、ジャッジに何が伝わるか、まで思いが及んでいます。そのあたり、我がディベート部のOBとして偉大なところです。

 更に「(現役高校生に)わかるように説明したつもりだが、結局のところ、君たち本人がどのくらい理解したか、そしてその『知識を生かす知恵』がなければ、実際のところ(限られた時間でジャッジに説明を試みる)ディベートの試合では勝てない」と、非常に本質的な指摘をして下さります。

 このことはOBを含めて、本校ディベート部が、経験的に実感していることです。

 話を聞いていて私も、高校論題への理解が深まり「すごい話だなぁ」と思ったのですが、上記ディベートに関する内容も全くその通り、と思って、結論として「やっぱりOBはすごい」と思うわけです。しかも、ここまでされたら、かっこいいですわ!でも、ディベートにおいてうまく伝えられなくて、やっぱり負けるかもしれないのです。
 仮に負けても、それはOBのせいではなく、ディベートをする(顧問を含めた)当事者の責任ですので、それとは切り分けて、このBlogには、全国に行く前の段階できちんと、OBのありがたみを書いておきたいと思います。

 明日は全国大会『ディベート甲子園』の初日。
 初日のプログラムの最後には、OBOG会の総会がございます。
 お時間のある方、後輩たちのためにも、ぜひご参加ください。m(_ _)m

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2008.08.05

2007年の反省から約1年が過ぎ…

 そうです。僕たちは昨年、地区予選で敗れているのです…

 能代高校の中嶋さんからコメントを頂戴して、感動しました。
 地区の仲間が、12月末に青森県内で行われる予定の「第6回東北ディベート交流研修会」に向けて取り組みを始めているとのこと。
 東北支部は公式な行事は少なく、また支部内のそれぞれの方々が忙しいこともあり、ようやく時間の取れる、受験対策や講習等を僅かにお休みさせて頂ける年末(年始は無理…)に研修会を持つ、ということを5年、継続させてきました。

 今はまだ8月、能代高校さんだって、敗北のショックや様々な感情もあるでしょうに、先を見据えてディベートに取り組む姿勢があることに触れることができて、嬉しいです。

 中嶋さんにコメントをしようと、昨年のファイルをPC内で確認したら、下記のようなファイルが見つかりました。
 恐らく、作成した生徒自身も忘れていることでしょう。

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2007反省文.txt
更新日時:2007年8月2日、7:31:34

①:今まで良かったこと

  • 個人が自発的に行動し部外行動などの自主的な行動が多くあったこと
  • 喧嘩せず、仲良くできたこと
  • 決めるところは全員で決めた
  • 議論の数が多い
  • リサーチ量は多くなっている
  • 個人がパートごとに力を入れられたこと

②:問題点

  • 議論は多かったが、決定的なものにたどり着けなかった
  • 意欲的に活動したが、ちゃんと行動に移せていない
  • 活動にメリハリがない
  • 情報を共有できていない
  • 自分たちの現状を把握できていない
  • 他人に依存している
  • 個人スキル>チームスキル
  • 当事者意識が低い
  • 立論できるの遅い
  • 資料の読みが浅い
  • スピーチ練習少ない
  • 準備が少ない(反駁において)
  • 反駁が的確ではない
  • 論題に対する個人の意見・チームの意見が完全ではない

③:他校とのちがい

  • 相手の話を即座に理解できない
  • 議論のスタート、ゴールがバラバラ
  • 決定打がない
  • 論題解釈を難しく考えていた
  • 全力を出し切れていない

④:これから

  • 『楽しい』の意味を間違えない
  • けじめをつける
  • 現状で抱えている問題、情報を共有する
  • 練習スケジュールを作る
  • 個人作業はなるべく家で
  • 自分たちが立案したことは即座にやる
  • アドバイスは謙虚に受け入れ考える
  • 話を聞く
  • 依存しない
  • 端的に伝える

「自分が今おかれている状況、相手との力量の差、自分ができることと、やらなければいけないことを瞬時に判断する」

「言いたいことはわかった、じゃあ実際どうなの?」

「今できるうちに、できるところで、できる限りのことをする」

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 うん、恐らくこの反省を覚えていないのでしょうけど、現在の部員達は、何が良いか、という方向には動けているような気がします。
 以前にも書いたと、先日も紹介しましたが、今年の4月くらいでは、全然反省を活かした行動は取れていなかったんですけどねcoldsweats01

 目標に抱き続けてきた『第13回ディベート甲子園』へ向けて、残り期間、無理なく、休まず、建設的に進めます!

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2008.07.15

重みと価値のある全国出場

 一昨日の日曜日に、ディベート甲子園東北予選が行われました。

高校の部:優勝・会津高校 準優勝・東北学院高校 3位・八戸高校
中学の部:優勝・会津若松第二中学校 準優勝・只見中学校 3位・東北学院中学校

という結果でして、一昨年に次いで2度目の中高アベック全国出場となりました。

 特に、活動にご理解を賜り続けました、部員の保護者の皆さんに感謝申し上げたいです。
 今回初めて、保護者の皆さんに地区大会への案内文を差し上げ、「ご都合のつく保護者の方、特に選手となる中2・高2・高3の部員の保護者の方は、ご無理のない範囲で大会を見学して頂き、私たちの活動の成果をご覧頂けたら幸いです。」といたしました。すると、何人もの保護者の方が会場にお越し下さりました。試合を見て頂けた保護者の皆さんには、全国大会に駒を進めることの困難さとその素晴らしさ、何よりディベートそのものについて幾分か良い評価をして頂けたのではないかと思います。

 以前こちらの記事で書きましたように、4月くらいの様子では再び予選敗退も濃厚…という状態でありましたが、5月の大会直前あたりから徐々に、そして期末試験が終わった次の日あたりからの取り組みを見て、結果を出してくれそうな兆しを感じての保護者宛のご案内でした。
 確かに、会津高校や若松二中という壁を越えられずに敗退しましたが、これが実力で、部員たちの詰めの甘いところです。ディベートという競技の怖さを、部員共々、改めて実感しています。
 全国大会に向けて、更に精度の高い準備に精を出したいと考えております。

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 他地区の方々からは「6校中3校が全国出場…確率2分の1って、楽じゃない?うちの地区よりマシじゃない?」というように思われているかもしれませんが、東北地区はそんなに甘いもんじゃないんだと、言わせて頂きます。

 ディベートを理解した上で、真っ当な議論を繰り出せても、予選敗退の可能性がある訳です。
 事実、予選リーグは、八戸・学院・能代と分かれて…昨年のようにこの両校に負けてしまえば即予選敗退だったのですが、両試合とも2-1と、薄氷を踏む思いでの勝利でした。
 相手側に1票ずつ入るということは、本校の議論の展開に不備があると受け取ったジャッジがいるということで…当然試合中の私は援助も指導もできないわけで(当然、細則C(反則に関する細則)の「2)選手が,試合中にチームの選手以外の者と相談をしたとき。」がありますから、アドバイスをしたら負けです(^_^;))…今回は「演劇主義」の批判もあり、アドバイスはしたものの基本的に生徒たちが作った立論でしたので、「勝敗の責任は自己責任」…と思いつつも、やっぱり部の顧問でして、僕も人間ですから、そうも割り切って考えられる訳もなく…そのような試合展開のフローを作成しながら、「あぁ、ここに上手な反駁をされて負けたりして…相手にも十分実力あるし…」などと考えると、実際にその場で背筋が寒いと感じて震えてしまうのです!
 初戦の(肯定)八戸-学院(否定)の講評をして下さった天白さんが、「一方で否定側は~~~~~」と、非常に手厳しくも為になる評価をして下さって、「あぁ、やっぱりディベートって(T_T)」とか考えるのですよ。
 本校の勝利を告げて下さる声を聞いた時には、2度とも「あぁ、そうでしたか」と、ただただ頭を下げるだけでした。

 一方で当然、予選リーグ3校のうち1校が、予選リーグの段階で地区予選敗退となります。
 「一緒にディベートを楽しもう」と、共に実力を高めてきた、同じ地区の学校が負ける姿を見ざるを得ないことは、非常に心苦しいです。

 今回の能代高校の3年生の生徒は、一つ上の先輩がたくさんいたものの、同じ学年の部員がいない生徒でして、後輩が入部してくれて喜ぶ姿や、その後輩にディベートをどう指導したらいいのか悩む姿など、3年間の軌跡を見てきました。その生徒は間違いなく、ディベートを介して人間的に大きく成長したと認めてあげたい生徒です。
 ですが、地区予選で敗退です。
 昨年は本校が同様の立場でしたので、能代高校さんの気持ちを理解できるつもりです。
 後輩の皆さんにはこの経験をばねに、「どうしたら良い、そして強いディベートができて、ジャッジを説得できるのか」を追求してくれたらと思います。本校が1年間、そのように取り組んできたように…。

 中学の部の3位決定戦の対戦相手は、大会前に、時にJRで、時に車で高速経由で…と何度も足を運び、昨年の共通論題発表以降、一緒に楽しくディベートに取り組んだ石巻市立門脇中学校の皆さんです。引率の先生も生徒の皆さんも、本当にいい人達で、センスもあり、成長著しい生徒さん達ばっかりでした。
 でも、どちらかが全国に行けて、どちらかが地区予選敗退なのです。
 試合前に門脇中の皆さんには「とにかくガチンコで対戦して、勝っても負けても恨みっこなしで、良いディベートをしましょう。ジャッジを説得できた方に全国に行ってもらうことにしましょう。」と告げました。
 試合後は「男の子の皆さんは是非、学院高校に進学してもらい、彼ら(うちの中学生)と同じチームを組んで欲しいし、女の子の皆さんも、進学先でディベートチームを作ってほしい」と、本当に心からそう伝えました。

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 全国大会出場の重みを、ものすごく感じています。
 以前は「全国に出て当たり前。全国に出てからが勝負」と思っていましたが、今や全国枠の獲得というのはものすごく価値のあることだと、涙が出そうなくらい実感しています。

 ですから再び、質の高い準備に取り掛かります。

 “昨日の敵は今日の友”は、東北支部が築き上げてきたものだと考えています。
 代表校同士で横の繋がりを築けるのは、長きに渡って「共に高めあおう」と継続して取り組んできた“賜”です。

 そして、良いディベートを展開して、次は全国大会のジャッジを納得させたい…それが目標です。
 地区予選で敗退した仲間のためにも。
 東北地区の代表校は、中高ともそれぞれ、全国のジャッジに何かを伝える力があると思いますから。

 全国の代表校の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

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 更に、こうした現役生の取り組みに理解を示して下さるディベート甲子園OBOGの皆さんとも、再び全国大会の場で繋がりを築けたらと考えております。
 一昨日の大会後、OBOG会に関わるメンバーと熱く語らいました。
 OBOG会世話人代表として、ディベートの普及に繋がる働きを、少しでもしたいと考えています。今までお世話できなかった部分を少しでも挽回したいと考えておりますので、その点でもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

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2008.07.02

【高校論題】派遣の現状を学ぶ!

 高校論題に取り組む皆さんは、派遣を司る役所をご存知ですか?
 論題発表から3ヶ月以上経っていますが、正直、私もつい先日まで知りませんでした。

 本校の部員が、派遣に関する新聞記事の切り抜きを持ってきてくれました。聞くと、部員の母親が、勤め先ににあったという、一週間ごとに発行される業界の新聞のもの、でした。(保護者がご子息の活動に理解を示して下さっている一例だと嬉しく思いました)
 高校論題に関して専門的なお話をどなたから伺えば良いのか、と悩んでいた私は「専門紙の記者の方なら詳しいのかな?」と思い、その新聞社の仙台支局に電話してみました。
 すると「派遣に関する記事は、官庁発表のものを記事にしている。派遣に関する仕事を一手に行っているのは、労働局なので、そちらに問い合わせてみては?」と教えて頂けました。

 なるほど、知りませんでした。
 派遣事業を許可するなど、労働者派遣法の執行に関する業務を司っているのは、厚生労働省の地方支分部局である労働局なのです。

 そこで早速、問い合わせをして、先日6月20日(金)、中学及び高校総体の代休日を利用して、高校生部員6名を連れて、お話を伺いに行きました。

 これが、とても良かったです!

 高校論題は難しい、という声を幾つか散見しますが、現場の実情を学ぶことによって、議論の質が高まるのではないかと思います。

 お話をして下さった方は公務員という身分なので、お話頂ける内容には限界があること(質問によっては答えて頂けないこともある)を予め了承していたのですが、それでも、派遣という労働形態を、労働派遣法をもって備えている訳で、そもそも法律は、労働者の権利を守るためにあるのですから、それを司る方々は責任をもってその職に当たられていることが良く分かりました

 その中で、下記のやりとりが、1教員としても考えさせられました。

担当者「自分の人生を決めるのは、誰だと思う?
部員 「自分です
担当者「その通りだね。話は逸れるけど、皆さんはそのための基礎を今、学校という場で学んでいるんだよ。勉強にも得意不得意があるよね。全部できれば素晴らしいのかもしれないけど、得意なことを伸ばしていれば、それが将来(何かの職に就いて働くこと)に繋がるんだ」

 現場の声にうなりました!
 派遣という労働形態は、得意な分野を生かす働き方、という側面もあります。(一方で、理想通りではない現場、もあります)
 多くの現場を見て、多くの労働者と接してこられている方の発言は、重みがありました

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 本校ディベート部は、論題に関連する現場を訪問することを度々行ってきました。毎回、学校という枠内では学べない、自分自身の視野を広げる経験になったと実感でき、これがディベート部の活動を行う意義のひとつだと思っています。

 この話題を書くと「そうか」と、各地でこぞって、労働局に問い合わせをする、というような現象が多発するような気がしますが、ちょっと一旦待って下さい。

 過去に「救急車の有料化」の論題の際に、各校が消防署に多数問い合わせをして、消防業務に支障があると苦情が寄せられた、という事例があります。
 これではディベートの普及に、大いにマイナスです!

 先方にアポイントを取るのは、大人の役目だと思います。
 まずは、大会に参加する際の引率責任者(顧問の方か、学校が認めた成人の方)にお願いして下さい

 私の場合は必ず、

  1. 先方に電話をして、東北学院中高ディベート部の顧問であることを明かし
  2. ディベートという、ある論題に対して肯定・否定に分かれて討論をするゲームに取り組んでいることを明かし
  3. 今回、全国大会に繋がる論題に関して、肯定・否定の双方に一理ある、その両面から調べ学習を進めるために、できましたらお話を伺いたいとお願いし
  4. 「生徒たちにあらかじめ質問事項をまとめさせ、事前にFAXでお送りします。できるだけ対応の時間が短くなるよう、負担が小さくなるように努めますので、お話を伺わせて下さい」という形でお願いします。

了承して頂けた場合には、FAXの番号とお引受け下さる方のお名前を聞いて、その方宛にFAXを送るようにします。
また、了承頂けない時には、今回のように、どこに問い合わせをしたら関係するお話を伺えるのか、の情報を教えてもらうようにしています。

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 今回の高校論題は、「日本で働くとはどういうことか?」という根本に関わる内容だ、と受け取っています。テレビで見たことですが、格差社会が関係するとなると、これは小泉構造改革以降の規制緩和の流れが関係しているかもしれないのですが、大臣になる前の竹中平蔵さんは「格差が生じることも止む無し。一部の裕福な人が全体を引っ張る」ことを良しと考えていた文章を発表していたそうです。

 その当時から時が流れて現在があるのですが、現在はどうでしょうか?

 そう考えると、「労働者派遣の是非」を超えて、日本はどうあるべきか、というレベルの更に大きな話題で…そりゃ高校生ディベーターのレベルでは決着なんか付けられないほど難しい話題になってしまいますが(^^ゞ…この点から考えると、確かに難しい論題ですよねcoldsweats01
 ・・・それでも、少しでも現場の現状を知り、学んでもらって、その上で、良いディベートを全国各地で展開してもらえたら、と思い、情報を発信する次第です。

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2008.06.12

6月15日に出かけます…と言えば!

 6月15日(日)、仙台市は中総体なのですよ!
 ということで、日曜日ながら、登校日です。

 でも、管理職に、その重要性を説明して、認めて頂いて、公欠届を出して、中学生を連れて行けることとなりました(^^)

 ディベート甲子園関東地区予選の見学に(^^)

 何せうちの中学の部の選手は2人とも、中学1年から無欠席・無遅刻・無欠課・無早退の継続中だということなので(偉い!)、関東予選の見学のために、3ヶ年皆勤賞候補の彼らを欠席させるわけにはいかない、と頑張りました(^^ゞ

 それだけ、他地区のディベートの大会を見せることには、教育的な意義があると思っています。
 「百聞は一見に如かず!」「ディベートも現場で行われている!」なのです。

  • 実際にディベートに真剣に取り組んでいるディベーターがいる
  • 様々な議論がある
  • ジャッジに評価される
  • 勝ったり負けたりする現場がある
  • ジャッジから判定が下された時、“一瞬にして”ディベーターが喜んだり悲しんだりする
    →それを目の当たりにして欲しい。
     「明日は我が身!」なのです。
     それらを日々の活動のモチベーションにして欲しいのです。

 中高共に、昨年は東北予選敗退。
 今年も当然、東北予選を突破できるとは限りません。

 だからこそ「何をすべきか」を、選手(ディベーター)自身が掴み取ってくれなければ!

 …このことって、“学校の枠内”では中々掴みにくい気がします。
  だからこそ、様々な経験と出会いの場に連れ出してあげなければ。
  それが顧問のできることの一つ、ですよね。

 …お金と時間がかかるんです(^^ゞ 保護者の皆さんのご協力とご理解に感謝!

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 ということで、関東地区予選の見学に行きますので、特にOBOG会で関東にいらっしゃる皆さん、…お声掛けくださいm(__)m

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2008.04.13

未体験な新記録

 来週に行われる部活紹介の前にディベート部へ新入部員(中1)を迎えることに成功したのは初めてです!

 中1の玄関先で配布したチラシが功を奏したそうです。

#来た甲斐があったねぇ(^^)>I君、M君

 根気よく指導して成長を促せるよう、現役部員とも連携して頑張らねば、と思っています。

 中高生であってもこういうところで、後輩をいかに指導するのか、という経験や、カリキュラム等を練る経験を積むと、後々いいのかもしれません。現役部員は「すくすくプラン」って言ってます(^_^;)

 ほかのディベート部の皆さんは、どのような指導をしているのですか?

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2008.04.08

現状維持=「楽しめるけど勝てないだろうが、いいのか?」

 tw君が「生徒が見る可能性のあるこのブログに書くべきではありません。たとえ心の中で思っていたとしても。」というコメントをくれた

 陰でこそこそせず、きちんと伝えようと思いました(^^)
 「このままでは勝てないぞ」
と。

 昨年の地区予選の一週間前に、物理室で高校部員に問いかけたんです。
 「このままで勝てるの?」
 僕の予想通り、そして部員達が薄々感じていた通りに、会津さんに完封負け、能代さんと八戸さんに勝ちを拾われて、4位で全国を逃すんです。
 tw君も書いていますが、見ていれば、大体わかるじゃないですか(^_^;)
 この準備の状態では、ジャッジに何も伝わらないだろうことぐらい。

 この春休みにも活動を続けましたが
  春休みを終えるにあたり、感じるものは、
   「このペースでは今年も地区予選落ちだろうな」というもの
でした。

 確かに本校は過去において、度々全国大会に出場させて頂いております。
 ですが、全国大会で勝てたのは、4年前の予選リーグが最後です。
 tw君が高校1年の時、当時高3の先輩に無理を言って、立論で使わせてもらった試合でしたね。

 その後、ラバーズS藤君(初代)が高2で入部して、その後2年連続して全国に行きましたが、一勝もできませんでした。中学校でも全国に行きましたが、やはり一勝もできませんでした(ちなみに相手校は優勝しました…(^_^;))

 すると、中高部員が現在、7人いるのですが、7人が全員、全国での勝利の経験がない、という状態です。

 その彼らが「大変だ」「めんどくさい」と愚痴をこぼしたりしながらも、彼らなりに努力や準備はしているのですが、残念ながら、全国の予選リーグを突破した過去2回の先輩方の水準と比べると、明らかにレベルは低いのです。

 そりゃ、たまに息抜きをしてもいいんです。
 ですが、ディベートに取り組む姿勢、ディベートそのものへの理解という根本が、未熟です。

 先輩達は、楽しみながらも、息抜きしながらも、ディベートの本質を熱く捉えていました。
 強い代のメンバーが持っていたのは共通していて、「自分たちで考えて、僕の議論を超える議論を提示してきた」ということ。
 今のメンバーからは「こんな議論はどうですか?」「この証拠資料、使えますよね!」という形で、感心させられる経験が少ない。
 そういう彼らのために「本当に役に立つ議論が書かれてないの?」と、証拠資料の書籍に目を通している自分に気づき、「俺が本を読んでも意味ねぇじゃん!」と気がつくのでした。

-----

 以前は、ディベートを少し知っていれば(理解が多少高ければ)、全国でも勝てました。
 ですが、そんな時代は終わっています。
 どの地区の代表校も、ディベートについての理解があります。
 顧問がちょっと教えて、立論に手を加えてあげて、小手先で勝てた(相手が弱かった)時代は過ぎ去っているのです。

 困りました。
 うちの部員は、小手先の議論で地区を、そして全国を勝てると思っているのでしょうか?

 ・・・聞いてみると、そうは思っていないようです(^^ゞ
  「準備は大切」だと、分かっているようです。
  でも、今年の論題に対しても、見通しは立っていない…そう答えました。

 僕が心苦しいのは、「見通しを立たせるために何が必要か」ということを見出す兆しがみられないことです。

 「去年負けた時の悔しさを忘れたの?」

 忘れていないようです。
 だとするならば、忘れてはいない悔しさから目を背けているのかな?

 ・・・やはり「~~の準備をしたら全国で勝てた」という経験がないことが致命的なのかもしれません。

-----

 部員にはっきりと言いました。

 顧問の引いたレールの上を進んでも、勝利に繋がるかどうかは分からない、いや、恐らく勝てないのだろう。
 でも、はっきりと分かるのは、現状を維持するということは、地区予選で敗退した、全国で勝利の経験がない状態が継続されるということ
 何かを変える必要があると思う。
 そして、何が必要かを、自分たちで見つける必要がある
 更には、その必要な何かを、チームで共有して初めて勝てるのが、ディベートという競技だ。
 何かを変えてくれ!

 今のままでも、ディベートは楽しめる(^^) けど、勝てない(T_T)
 ディベートとはそういう競技だ。

 ジャッジに伝えたい核となる内容が見つからない場合に、とるべき方法が2つある。
 一つは、証拠資料の本を「ジャッジに伝えるための内容が書かれてないかな?」という観点で、一生懸命に読むこと(←読み流しては、大切な内容に気づけない。事実、生徒は気づかずに読み飛ばしていて、僕が気付くというケースが多い)。
 もう一つは「ジャッジに何を伝えていいか分からないけど、取りあえずディベートしてみるか(^^)」と、試合をしてみること。その試合から、「本当は何を伝えたらいいんだ?」と探ること。

 前者の「一生懸命に証拠資料の本を読むこと」は、恐らく、疲れる。そう簡単には見つからないからだ。けど、見つけたら、嬉しいし、そして、見つけたものを試合で活用すれば、勝てる。
 後者の「分からないけどやってみる」というのは、楽しいけど、質は高まらない(←議論の材料が増えるわけではない)

 おそらく、この両方をやることが大切だ。

 それでも迷ったら、先輩に聞いてみろ。
 そのために先輩にお願いしたんだから。

-----

 tw先輩へ。
 負けてから「あぁ。足りなかったのか」と学ぶことも、人生には必要かもしれない。
 でも、負けたら悔しがる、ということが予測できていて、それを自覚できているなら、「じゃぁ何とかした方がいいんじゃね?」とか思うわけだよ。

 彼らの今の努力や苦しさは「現状維持=勝利の経験がない」の範疇を超えていないこと、伝えておきます。

-----

追伸:まさかとは思いますが、こちらの記事を読んで「勝利至上主義だ!」という印象を持つ方はいませんよね?

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2008.03.29

オンラインディベートで練習試合しませんか?

 実はオンラインディベートを介して、中国支部の岡山白陵中学・高等学校さんと、練習試合をさせて頂くことが決まっております(^^)

 岡山白陵中高さんと日程の調整をさせて頂きまして、春休み明け・新学期になってからの4月18日(金)~の日程となっております。

 詳しくはこちら↓をご覧下さい。
 http://homepage3.nifty.com/online-debate/ond/try/08outline.html

 私ども東北学院中高も岡山白陵さんも中高一貫校ということで、中学部員と高校部員の練習試合がいっぺんにできる形になっております。
 双方とも、肯定・否定の両パート×(中学+高校)ということで、4試合の同時展開を実施するところまでは決まっています。

 ・・・この企画に混ざりませんか?

 支部に春季大会がないという学校の皆さん、
 春季大会で良い結果を出して、更なる挑戦をしたい学校の皆さん、
 春季大会で残念ながら結果を残せなかったけど、リベンジを果たしたいという学校の皆さん、
 そして、そういう現役の皆さんに胸を貸して下さるOBOG&社会人の皆さん

  ディベートしましょう(^^)/

 地域等を考慮しまして、適宜、お望みのパートで試合ができるように工面したいと思います(^^)

 この論題は、本当に立論通りにメリット・デメリットが成立するのか、本番前に何度もテストした方がいいと思うんですよ。
 地区予選直前、というわけでもありませんから、安心してご参加ください。

 4月18日(金)からということで、学校が始まってから試合開始までしばらく準備もできますよね(^^)

 近くなりましたら、またご案内します(^^)/

-----

 それでは私は、第1回の東北ディベート指導者研修会に出かけて参りますm(_ _)m

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2008.03.09

高校論題、プラン後について考察を深めねば…

 試験が終了した昨日は、午後に比較的時間があったので、ビデオを見て高校論題に関して認識を深めた後、中学論題を使って、「否定側第二反駁で何をどのように述べれば、たとえ後ろに肯定側第二反駁で良いことを言われるとしても、否定側に投票してもらえるだろうか」ということをレクチャーしました。

 今日(日付的には昨日)は、午後に時間がありましたが、中学生部員は二人とも用があるということで、本日公開された論題解説を渡して、立論の練り直し(石巻市中学生ディベート大会は立論が3分でしたから、立論を強化する方向で4分にしなさい、と)を指示して帰しました。

 一方で高校生部員には、論題解説を渡した後、「図書館に行って、昨日ビデオで見た内容についてわかるような本を1冊でいいから借りておいで」と指示しました。
 仙台市内には、県立図書館各区にある市の図書館があるので、それぞれが行きやすい図書館に行ってもらいます。
 ディベートが盛んな地域では、論題が発表されると関連図書が片っぱしから借りられる、その競争たるや熾烈だ、と聞いたことがありますが、幸か不幸か、仙台市内でディベート甲子園に向けて取り組んでいる学校は本校だけでしょうから…despair

 …ということで、今日は部活らしい活動はナシでした。
  僕は高校3年生の、国立2次試験後期対策講習でしたのでsad…土曜日の午後にも関わらず・・・weep

 さて、講習が終わった後、僕も若林図書館に行って、論題解説に載っていた中野麻美著『労働ダンピング~雇用の多様化の果てに』を借りてきました。

 パッと見、肯定側の資料でしょうか。

 そして、この本を読んで考えさせられました。

 中学論題ですと、プランは基本的に「携帯電話を禁止する」ことで、プランが(携帯を禁止すれば)現状の問題を解決する、という立論になります。(解決性への反駁は考えられますが、今は置いておきます)

 ところが高校論題では「労働者派遣を禁止する」ことだけの説明では、プランを実施する側のあり方としては“無責任”でしょう。

 労働者派遣を禁止した後、現在の派遣労働者はどうなるのでしょう?

 ここで、“新しい労働形態を創出する”というプランでは、論題を肯定できないと思われます。
 カウンタープランに対する考え方と同じだと思うのですが、“新しい労働形態”と既存の労働者派遣とが共存できると考えられます。すると「労働者派遣を禁止しなくてもメリットが生じる」=「論題は肯定できない」となります。

 ではどうするのかと言いますと、「既存の法体系で、派遣社員以外の形で働いてもらう」ことになると思われます。

 …すると、

  1. 派遣社員以外の労働形態って、どのようなものがあるの?
  2. 派遣社員以外の労働形態は、派遣社員とどのように違うの?
  3. 派遣社員以外の労働形態によって、どのような仕事をしてもらうことができるの?
  4. それが現在より望ましいと言えるのは何故?

という形で、順を追って考えていく必要があると思われます。

 ・・・作業量、多そうだ!!

 こういう学びを積み重ねていく必要があるのでしょうね。
 こういった学びの積み重ねができるチームが、全国で勝ち上がるのでしょうね。

 うちの高校部員は、そこまでやってくれるんだろうか? 正直不安!

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2008.03.01

何も知らない最初、そして、段階を踏んで“量”へ

 論題を発表された日は、学年末試験一週間前の、いわゆる“部活は試験休み”でした。
 ですが、その日でなければ出来ないことを確実に伝えるため、部員には集合してもらいました。

 まずは中学部員に対して。

  • '07北海道・東北【共通論題】とほぼ一緒なので、慌てる必要はない。
    だから、今は来週の試験に向けて勉強を頑張るように!
    ただ、論題の範囲が「高校生以下」から「中学生以下」に変わったことを侮ってはいけない。でもそのことは、試験が終わってからじっくりと考えよう!
  • 中学生にも高校論題に取り組んでもらう
    2つの論題に取り組むことで、多角的に考えるヒントを得よう。
    また、高校生チームの練習相手になってもらうこともあるよ。

 ということで、中学生にも、高校論題に対する第一印象を聞きました。

 さて、高校生に対してなのですが、

  • 高校生にも中学論題に取り組んでもらう。中学生の練習相手になってくれ。
    (まあ、今までも一緒に、【共通論題】という形で取り組んでますので)
  • 下記の要領で第一印象を書きなさい。
    ・(論題に対して)個人的には肯定か、否定か?
    ・上記のように考える理由・根拠は?
    ・自分と反対意見の人は、どのような理由で反対の理由に至っていると“想定される”か?
  • 逸る気持ちは分かるが、来週の学年末試験への対策を頑張るように!
  • ディベートの準備は、試験が終わって落ち着いてから、じっくりと、論題に関して検討を加えることから始めよう。

 まず、第一印象を書いてもらうことを最優先させました。
 何せ、他から情報を得てしまっては、“第一印象ではない印象”になってしまいますから(^_^;)

 その中で気がついたことが2つあります。

1.そもそも『派遣』という労働形態を知らない。

 分かります(^_^;)
 僕はこの論題には、「高校生のみなさんには、現状の日本の社会で働くとはどういうことなのかを考えて欲しい」というねらいがあるんだろうと思っています。
 これは、これから社会を担う高校生にとって必要かつ重要な教育的意義だと思っています。

2.『派遣労働者』に対して誤ったイメージを持ちやすい。

 「ネットで早速調べたら(図書館に生徒が使えるPCがあるので)、『ハケン』は『フリーター』に等しいとありましたよ」と言ってきた部員がいて、「本当か?」と思って早速、労働者派遣法を調べました。付帯文に「労働者派遣の定義は現行の労働者派遣法に従う。」とありますから、当然定義をチェックすべきです。
 すると、『派遣労働者』や『フリーター』のほかにも『パート労働者』や『アルバイト』など…混同しないように気を付けた方がいいかな、と思いました。

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 ということで「現状には『派遣労働』という労働形態がある」ことと「『派遣労働者の定義』をきちんと確認しよう」と訴えて、「その上で資料を読みなさい」と、ひとまず『日本の論点'08』の該当部分のコピーを渡しました。

 今年は、リサーチに急ぐ前に、まずは論題と向き合い、じっくり考えさせて、ジャッジに何を伝えるべきかを考えさせて、問題意識を持った状態にしてから、資料を探させたいと思います。

 リサーチは“量”だと思うのですが、そこに到達させるためには、一人一人の“発達段階”に応じたアプローチが必要なのかな、と、ちょっと教育的観点から考えていました。顧問として、指導者として、教員として、今年の論題に取り組む所存です。

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2008.02.23

初めて です。

 何度も何度も、生徒をディベートの大会に引率してきましたが、引率者として初めて、生徒が優勝してくれる、という経験ができました。
 石巻市のローカルな大会ではありますが、昨年も書いたとおり、ありとあらゆる大会で「優勝」というものを経験したことがなかったのです。諸先輩が達成できなかったことを、中学1年生コンビが成し遂げたんだなぁ、としみじみ思います。

 さて、昨年書いた記事、そしてそれ以降の部の取り組みを読み直してみると、つい最近まで困難に感じていたことが綴られてるなぁ、と思いました。
 比較して現状をまとめてみますと、

  • 「顧問からの自立の兆し」→つい先日までは「兆し」のままだったと思いますが、そろそろ自立できそうな気がします。練習方法の改善や「担当OBに任せる」方式など、僕自身も自立を促す指導ができるようになったからかもしれません。
     
  • 「否定側で勝てない」→今回は肯定・否定の両方で勝てました。しかし、完全な勝利ではなかったようなので、特に否定側に立った時に相手の議論をどう評価して欲しいかをジャッジに伝えることに雑な点があったようなので、当然、今後に向けて改善してほしいとは思います。(中1の二人に対する要求としては高すぎる?いや、今後のために必要な要求、でしょうか)
    また、僕も他校のジャッジをしていて、「否定側で勝つには」ということを考えさせられました。私見なのですが、(誰が見ても明らかに存在する)現状の問題点の改善を訴え、更に肯定側第二反駁が最後に残っている肯定側に、きちんと勝つためには、ジャッジへ説明する順番に工夫が必要なのかな、と。つまり、現状を維持すべき理由をストーリーとして説明できる必要があるのかな、と。そのためにどのような試合展開をするのかがミソなのかな、と思うわけです。
    各論点への反駁など、ついついばらばらになりがちな議論という素材を、きちんと関連付け、それを質疑→立論→1反→2反と連携させて、繋がりのある主張に仕立てるわけです。
    聞き手はやっぱり“順を追って説明してもらう”方が、分かりやすいでしょうから。

 さて、まだ試験休みではありませんが、再来週から始まる学年末試験を見据えて、部活は少しお休みです。
 尤も、論題が発表されちゃうと…(^_^;)

 今のうちに勉強を進めておいてくれ~ >部員

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2008.02.20

まずはディベートを理解してくれれば…

 先日の17日(日)は、石巻市立青葉中学校で、第10回石巻市中学生ディベート大会の練習試合会(『宮城ディベート“楽しみ隊”』2月例会を兼ねさせてもらって…)を行いました。

 本校のほか、門脇中学校+青葉中学校の連合チーム、そして住吉中学校との3チームで、三角対戦を行いました。

 最初は、肯定側:住吉中学校 vs 否定側:門脇中学校+青葉中学校の連合チームでした。僕のほか、本校の高校ディベート部員2名がジャッジをして、僕が講評・判定を伝えました。勝ったのは0-3で否定側。門脇中学校のメンバーも青葉中学校のメンバーも、昨年『宮城ディベート“楽しみ隊”』の例会に参加してくれて、ディベートのコツを捉えているのか、急に連合チームを組んでもうまく連携できていたのでした。

 ところが、はじめて対外試合をした住吉中のメンバーが、泣いている(^_^;)
 あらあら、僕の講評、全く厳しい指摘をしたつもりはないんだけどなぁ。

 次の試合を行っている学院の中学生のスピーチを聞いて「石巻に来ないで仙台でやってて下さいよ~」と、すっかり自信のない様子(^_^;)(ちなみに、仙台では対戦相手がいないんですよ~(T_T))

 そこで、僕が住吉中学校の席に座って、解説などを加えました。
 「フローシートなんて、ジャッジも大した量を書いていないんだよ」「自分が読める程度の文字でいいんだよ。ほら、僕のフロー、読めないでしょ(^_^;)」という感じで、まずは試合を記録してもらうことを優先して指導しました。

 さて、試合後、このように言いました。

 「フローシートに書き残した議論“だけ”を読み直して、2分間で、『双方の議論を振り返ると、私は~~の部分に納得したので、~~と述べた○○側の勝ちとします』といいう形で意見をまとめてみてください。」
 「なお、ディベートには引き分けはありません(理由も告げる)。ですから、必ずどちらかを勝ちにして下さい。」
 「ちなみに、“学院が言ったから”といった理由で判定してはだめです。あくまで書き残した内容に納得して判定してください。」
 「納得できる内容が複数ある場合は、一番納得する理由を述べた側を勝ちにして下さい。」

 2分後、肯定側はグー、否定側はパーを出してもらう形で、判定。
 6人いて、2-4で否定側(学院側)の勝ちでした。

 さて、ここからです。
 「まずは、少数派だった2人の人は、議論のどこに納得して、肯定側を勝ちにしたのですか?」
 …それぞれが、納得した部分を述べました。
 「次に多数派だった4人の人、同様に述べて下さい」
 …それぞれ述べました。一人だけ「全体的に否定側が上回ってたと思う」と言った生徒がいたのですが、「どこの議論がポイントとなって、全体的に上回っていると思った?」と聞くと、ちゃんと答えました。

 そこで言いました。
 「ディベートの勝敗に、正解はない」
 「そもそも、肯定側にも否定側にも、どちらにも“一理ある”ものが論題として選ばれている」
 「今回、肯定側と否定側、それぞれの“一理ある”内容を言ってくれた。それを試合の時に、ジャッジに上手に伝えて、複数人いるジャッジの多数派が、その伝えた内容に納得してもらう、というのがディベートっていう競技なんだよ。だから、ジャッジに納得してもらう内容をうまく伝えるためにどうしたらいいのか、それを学校に戻って準備してきてね。上手に伝えるために、立論、質疑、第1反駁、第2反駁と、それぞれの役割を果たすようにスピーチするのが勝つためのコツだからね。」

 ここまで言ってようやく、ディベートとはいかなる競技で、試合に向けて今何をすべきか、気づいてくれたみたいです。「学校に帰ってリサーチしよう」「二つに分かれて練習試合をしよう」などの声が自発的に挙がってきました。

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 さて、金曜日はどのような結果になるでしょうか。
 当然、うちの中学生部員も、試合に向けて頑張ってくれるでしょう。

 全国の論題発表前に、真剣にディベートに取り組むこと、そして、自分たちの議論をどのようにして向上させるかの経験を積むことは、良いことだと思っています。

 彼らの成長に繋がる経験になりますように。

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2008.02.10

予算活用、ディベート普及に一役(^^)

 東北学院中学高等学校ディベート部には、部費があります。
 …当然と言えば当然ですが(^_^;)、有志で活動→愛好会という時代を踏まえているだけに、部費があるということは有り難いことです!

 …といっても、予算は2万円強。本校の部活動の中では少ないほうです(^^ゞ

 …それでも今年は、ほとんど使わずに年度末を迎えようとしておりました。
  尤も、そのうちの半分は、論題発表後に教育用データベースを使うことに使われる予定です(^_^;)

 そこで、残りの額をこの貴重なお金を有意義に使うことを考えて、3つものもを購入することにしました。

1.ICレコーダー用の充電池

 これは、部の特別予算でICレコーダーを買った時に、駿台甲府OBの曽根君が「充電池があったほうがいいですよ」というアドバイスをくれた(ネット上のどこかでアドバイスをもらったこと、とても感謝しているのですが、どこでアドバイスをもらったんでしたっけ(^^ゞ?)のを覚えていたのです。最近ICレコーダーを有効活用し始めて、単4電池の消費量が多くなりそうだったので、買いました。

2.『ディベート甲子園スタートDVD

 『ディベート甲子園スタートブック』が届きましたので、DVDもあれば、スタートブックの活用や、DVDを利用したディベート講座や部活動等ができるかなぁ、と思って購入しました。

3.『DVD教材「ディベートで学ぶエネルギー問題」』

 全国教室ディベート連盟東海支部製作のこの教材は、北海道支部のねずみさんがBlogで「かなりいける」という評価でしたので、それは買わなきゃ、と思ったのでした。
 実際に届いた教材は、非常に作り込まれていて、たいへん驚きました!
 ディベートで授業をしようとする方がいらっしゃいましたら、板書案まで詳しく書き込まれた学習指導案のモデルまで入っていて、とても役立つだろうと思いました。

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 部の予算を、NADEで制作されたDVD等に使うということは、手前味噌的ではありますが、一方で、NADE側の収入は、更なるディベートの普及に使われるだろう、と期待するのです。
 まだまだディベートの普及が十分ではない現状では、このように、NADE側の収入アップに寄与することも大事かな、と思う次第です。

 部費の使い方などを考えている方がいらっしゃいましたら、ご検討頂けたらと思います。

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2008.02.09

基本を身に付けてくれよぅ

 全国教室ディベート連盟の会員に届く会報『トライアングル』の最新号(NO.67 1月号)に、トライアングル編集委員でOBOG会副会長の天白達也さんの「新論題に向けて基本を再確認しよう」という文章が掲載されました。

 ディベート甲子園を目指す皆さんは、是非読んで下さい!

 本校の部員全員に、コピーして渡しました。
 まさに、本校の部員に欠けているものが、この“基本”なのです。“基本”がなっていないのですから、試合でも勝てるわけもなく、事実昨年は全国を逃したわけで

1 反論をきちんと準備しよう

 この“きちんと”というのがミソです。
 「あり得る反論を挙げる」→「それを裏付ける資料を付ける」
 …去年はこの作業がほとんど出来ていませんでした。
 (それをサポートするエクセルシートは整えたところです)
 本校OBの前ラバーズ佐藤君が「チェック・カット・ターン」と、「あり得る反論」の三段階についてわかりやすいキーワードを残してくれているのにも関わらず、です。

2 読まれた証拠資料を深く分析しよう

 これも、本校が苦手としているところで…いや、全国的にこの点に関しては研究し、スキルの向上が期待される点です。
 証拠資料によって、自分の主張したいことがどのように強化されるのか…証拠資料が言及する内容とその範囲を、ちゃんと読み取れないのです。
 また、相手の証拠資料についても同様の検討を加える作業ができなければいけません。試合中には“資料請求”という方法を積極的に用いて「カードチェック」することを、僕は推奨したいです。

3 試合後の反省を怠らないようにしよう

 全くです!

 最近は、部内の練習試合をICレコーダーに記録し、試合が終わったらディベーターにすぐに聞きなおさせて、本来するべき、望ましい議論やスピーチのあり方について、あーだこーだと言い合う作業をさせています。
 それを言い合うだけでなく、次の試合に生かせるように、原稿にすることが大切だと、最近は痛感しています。

 ディベートの意義を表すキーワードに「言語化」というのがあります。

 実は、次のステップに進むには 「言語化」→「原稿化」が大切だということに気がつきました。

 「原稿化」…目に見える文字で表すことによって、自分の主張やスピーチを、客観的に検討することができます。また、他のチームメイトにも、主張の内容を理解してもらったり、チームメイトの視点で検討してもらったりなどができます。

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 「原稿化」…目に見える文字で表す・・・というタイプのディベートがあったことに気付くのです。
 『オンラインディベート』です。

 新論題が発表されたら、部員にやらせようかなぁ。

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2008.02.03

結んだ実からまた芽を出さねば

 私の部屋にある鏡には「時間をかけることで多大な見返り⇒重要」という紙が貼っています。

 「どんな時でも時間とスペースを管理するのは、私自身です」とも書いてあった、片付けの勧めの本に書いてあったフレーズで、物事の優先順位を決める基準の一つです。

 山のように仕事はあるのですが、高校3年生の授業がなくなったことで、少し仕事をこなす時間が生まれています。その中で当然、入試業務を間違いのないようにこなすのが第一優先なのですが、そのほかの仕事をどうしようかと考えたわけです。

 そして、結論として、「一番やる気が湧く」「困難だけど、完成すれば見返りが間違いない」ことを、Blog等の記事作成より優先させて行ったことがあります。

 そのことは、昨年以降取り組んできた、Excelのマクロ作成ができるようになったことと、本校ディベート部の取り組みのうち、僕が最もふがいなく感じていることを克服しなくては、という強い思いが合わさったものです。

 「ディベート論点シート」の改良です。
 このExcelファイルは、論点から反駁シートを作成するツールなのです。
 数年前から作成を始め、少しずつ改良を加えてきました。
 ただ、新しい論点の増減があった際に、各データの参照がずれる問題を、なんとか克服する必要があったのです。

 僕としては、前回に続いて2作目となるマクロは、本当にシンプルなものです。「あ、マクロはシンプルでいいんだ」と気がつくまでにもずいぶん時間がかかりました。もちろん、昨年まではマクロが作れず手作業だったわけですから(^^ゞ

 さて、このファイルができたことがゴールではありません
 昨年はスタートラインにも立てなかった、反駁シートの作成作業(石巻中学生ディベート大会用に、『携帯電話』論題で)・・・まずは“どのような反駁シートを作成したら良いのかを考えさせる作業”を、部員には明日から取り組ませます!
 ディベートっていうのは、具体的に取り組んで初めて成果が得られる競技ですから。

 ね、昨年の君たちの取り組みは結局、全く及第点に届いていなかったからね~!>本校ディベート部員(自覚はあるのかなぁ??)

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 ちなみに、このファイルは、公開できません m(_ _)m

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2007.10.13

語彙→表現→伝える→説得する

 12日(金)、久々に部員のディベートを見ました。
 論題は、北海道・東北【共通論題】の「高校生以下の携帯電話の禁止」です。
 モデルディベートを、14日(日)に行われる『宮城ディベート“楽しみ隊”』にてやらせる予定なのです。

 立論は、Debateフィードバック掲示板に投稿して下さった立論(現在肯定側が削除されていますが)を使い、反駁を考えさせて試合をさせる、という感じでした。

 試合中に電話が来て、否定側第一反駁を見れなかった、ということもありましたが…

 残念ながら、大きな指摘をせざるをえない試合でした。

 一番最初に、中学1年のある部員に聞いた質問です。
 「今回のディベート、楽しかったかい?」

 「いいえ」

 「・・・」

 ・・・そうなのです。聞いていてもわくわくしないディベートでした。

 全てのディベートが楽しくあるべき、とは思いませんが、そもそもディベートに取り組む本旨からズレているのを感じました。

 ディベートという競技は、ジャッジや聴衆に対して訴えたことが伝わり、かつ、説得に成功した時が、ディベーターとしての喜びを感じる瞬間です!

 すると、そもそも、「ジャッジに何を伝えたいの?」ということが明確になっていなければ、その喜びを得るための根本がありませんから、何度やっても「ディベートが楽しい」と思えるはずがありません!
 これは不幸
です!

 次に、「何かを伝えたい」と思っても、それを伝える言葉が思い浮かばず、スピーチができなければ、最終的な「ジャッジ及び聴衆の説得」には至りません
 『言語化』は、ディベートにおける教育目的の主要な1つです。
 …伝えるための語彙を増やすには、ディベートの試合をたくさん見学して、ジャッジの反応・コメントをたくさん見て、そして、自らもディベートの経験をたくさん積むことが必要です。

 次に表現です。
 「どのような言葉を使って表現すれば、ジャッジは納得するのだろうか?」ということが大切です。

 今回の試合で肯定側は、否定側の立論に対して「インパクトの独り歩き」という表現を用いました。何を伝えたいのかは分かりましたが、これではジャッジは頷きにくいでしょう。リンケージに多少の疑問があるのかもしれませんが、「でもインパクトはあるのね?」と思ってしまいます。
 ですが、実は肯定側の彼等が言いたかったのは、○→●の差分がない、ということなのです。そもそも携帯を持ち歩いていなければ、地震に遭っても、連絡が取れない。つまりプランの前後で変化がない…。
 一言で言えば「固有性がない」ということです。ディベートの用語を用いれば、僅か数秒でディベートに長けたジャッジを納得させることができます
 しかし残念ながら、聴衆は分かりにくい。そこで、補足説明的に、「固有性がない、つまり、例えば携帯を日々持ち歩いていない人は~~」として、より確かなイメージを持ってもらうスピーチをする必要があります

 次に、言葉が思い浮かんでスピーチしたとしても、伝わっていなければ、話になりません!
 ただ原稿を読む…それでは、実際にジャッジや聴衆に伝わっているのかどうか、ディベーター自身は確認できません

 ジャッジや聴衆が聞いているか、少なくとも顔を上げて前を見て、伝えたい相手を意識する必要があります。

 最後に「説得する」です。
 説得できれば、勝てるのです
 さて、説得できているのでしょうか?
 ジャッジのしぐさや、聴衆が聞く姿勢を保っているのか、ディベーターは確認できているのでしょうか?

 昨年からの部員には言いました。
 「ちゃんと伝わったディベートの最高の例を見たよね。去年のディベート甲子園の決勝を、あの肯定2反のあとの会場からの拍手を。きちんと伝わるディベートができていれば、ああいう試合になるのだ、という良い事例だったじゃないか」

#お世辞でもいいから、試合後は拍手しておけ、とは思いません!
#不必要な拍手は謹みましょう。
#あの時の拍手は、大会の最期の試合、というシチュエーションで、聴衆が「理解した!」という、自発的な反応の拍手だと思いました。

 ディベートって、非常に教育的で、素晴らしい競技です。

 コミュニケーションの訓練…ディベートの特徴です。
 人は、相手に何かを伝え、その伝えたいことが相手に伝わった、という時に、非常に喜びを感じるものだと思います。

 僕自身、授業や教育の場で、適切な言葉で適切に相手に伝えられる教員になるべく、もっとディベートの経験を積んで、語彙を増やし、判断力を磨きたいと思っています

 そして、部員達がよりおもしろく、より素晴らしい議論を展開してもらえるように、どのように努力すべきなのかを考え始めたところです。

 ディベート、道は険しく、先は長い、と、改めて自覚します。

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2007.10.07

本の資料をネット経由で探す技

 論題に関係する本を図書館から借りようと思う場合、普通はまず、その図書館の蔵書検索を利用して、論題に関係ありそうな本を探すと思うのです。

 ですが、実際には中々、必要とする本を探せません。例えば今年の北海道・東北【共通論題】で言うなら、「携帯」とか「ケータイ」等のキーワードを頼りに本を検索することになりますが、書籍名に「携帯」や「ケータイ」と入っていなければHITしません
 また、キーワードが書名含まれていてHITした本であっても、本当に有意義が分からず、借りてみたものの、少し読んで返却、ということもありました

 今回部活でやってみて、良かった方法をご紹介します。
 なおこの実践は、岡山先生が作成された『連載リサーチの方法』で紹介されていたサイトを用いてリサーチ活動をやろう、という中で到達した実践です。

 まずは、コンピュータ室などで、複数のPCを利用できる環境で、みんなで作業をします。

 最初に1人~数人が、国立情報学研究所の連想検索』を利用して、本の検索をします。

 この『国立情報学研究所の連想検索』のいいところは

  1. “連想検索”なので、書籍名にキーワードが含まれていなくてもHITする。
    ・・・ただし、何万冊とHITします(^^;
  2. HITした本の発行年がすぐにわかる(過去3年分くらいが要チェックです)
  3. 良さそうな本をクリックすると、目次が書いているので、それを見ると「これは借りるに値する内容が書かれているぞ!」と判断できる

 そこで、借りたい本を見つけたら、図書館係の生徒(本校で言えば、『宮城県立図書館』係、『仙台市図書館』係、大学の図書館(東北大・東北学院大、など)係)に「~~~って本ある?」と探させます

 どこの図書館にどの本があるのかをチェックして、借りやすい(生徒が行きやすい)図書館から何の本を借りるかをまとめ、部員で分担して行かせます

 部員一人1冊の割合(本校で言えば、顧問分を含めて8冊)借りることができればOKで、只今それをローテーションさせながら回し読みをしています。
 やはり「これは借りて良かった」という本に出会えた確率が高かったです。

 来年の論題が発表されたら、再びこの方法を実践します(^^)

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2007.09.17

北海道で【共通論題】に取り組む皆さんへ

 ここ数日、本校ディベート部と取り組んだ【共通論題】の「高校生以下の携帯電話の禁止」論題に関する取り組みを公開しました。

 こちらは非常に濃密に活動ができたと思っています。

 引き続き作業をしますが、私は今日(只今9/17の4:39)、家族サービスに時間を費やす予定でおります。(でないと…)

 敬老の日に作業をされる北海道の皆さんに、うまく情報がバトンタッチできるよう、深夜の作業を頑張りました。どうぞ受け取って下さいm(_ _)m

 また、公開作業は完璧ではありませんので、不備とかがありましたらコメントを下さい。

 では、おやすみなさい。m(_ _)m

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2007.09.09

“大衆ディベート”

 昨日、本校の文化祭『学院祭』で、公開ディベートが行なわれました。

 今年度の私は本当に、部員と共に活動する時間がなくここまできてしまっていますが、6日(木)になってようやく、生徒たちのディベートを見ることができました。

 印象は「つまらない!」。原因は反駁で「相手側の立証は足りない」ということばかり述べているからです。

 学院祭という場で君たちのディベートを見に来て下さる方々が聞きたいことは、「立証具合はどうなの?」ということじゃないんですよね(^^;
 しかも、フローシートを取ってないのですから(^^;

 そこで言ったんです。

 ジャッジを説得するのではなく、大衆に訴えかける“大衆ディベート”をやれ、と。
 また、前部長の言葉を思い出し「観衆を笑わせてなんぼだ」と。

 文化祭のディベートや、部活紹介のディベートは、勝敗を度外視し、エンターテイメントとしてのディベートでいいと思います(^^)

 そうしたら、生徒たちのディベートはおもしろくなりました(^^)
 中1部員の質疑の段階から「八木山動物園とその隣にあるベニーランドとでは、どちらに行きたいですか?」という感じで(^^;
 「小中学生の場合、東京ディズニーランドの入場料が3500円、八木山動物園の入場料が100円。35回行けます!」「動物園が有意義だというあなたは35回も行きますか?」「行きます!」・・・「乳幼児は身長が足りず、ベニーランドでは遊具で遊べません!乳幼児こそ、たくさんの動物と安心して触れあえる動物園!親もお得で安心!」

 すると、ただネタとして議論をくり出しているわけではない、ということに気がつきました。
 部員は、大衆という“対象”に、“ある内容を伝えたい”という、スピーチに意欲が感じられるようになりました。
 これは“競技ディベート”においても大切、いや、ディベートに取り組む上で一番最初に大切だと思うのです!

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 3人ジャッジで、肯定側が2-1で勝ちました。
 ですが、投票は、圧倒的に否定側でした。「身近な動物園は大切で、人も動物も幸せ」という、否定側第二反駁の主張を“その通り”と感じた聴衆が多かったのです。
 否定側第二反駁をしたO君は「聴衆は、一番最後にスピーチをする肯定側第二反駁に引っ張られると思ったが、そうではなかった」ということに、かなり満足していました(^^)。そうですね。訴える力は十分であった、それが今回の取り組みで伸びた、ということを、僕は高く評価したいと思います。

 ただ、フローを取っているジャッジは「デメリットは大きい」という“ことだけ”だった否定側第ニ反駁の結論と、「現状の意義は代替可能(=デメリットのインパクト減)だが、現状の問題はプランを実施するしかない(=固有性あり)」という肯定側第二反駁の結論とを比較した時に、肯定側をとったジャッジが多かったのです。

 O君も「否定側第一反駁を適切に伸ばして、メリットを削っておくべきだった」と気付いたようです。その通り。

 そして、「訴える力」+「論理的な比較の成功」が、勝利への道です。
 今回の取り組みで、この点の大切さを再認識してくれると嬉しいです。

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 また、“大衆論題”として考えるならば、「動物園の廃止」論題は、やっている側も聞いている側も、とってもおもしろいんだなあ、と思いました(^^)

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2007.05.26

さて、参加に至るか?

 先日書いたとおり、我が部活に、中1の部員が増えました(^^)
 既に部活に馴染み始めております。

 いやあ、後輩とは、まずは、先輩から教わる良からぬ事(^^;に魅力を感じて部活を続けようという意志を持つもんですかね???

 歴代の部員たちもそうだったような気がする・・・。マッドニュースとかペリーとかネットゲームとか…。

#ということで、当Blogの左下にも、そんな流れで、新しいBlogコンテンツが…。

 そんな中、その新人中1君が、同じ中1の友達を一人、連れてきました!
 をを!すんごい!
 大会出られる?

 しかもとてもまじめそうで、僕からのディベートの説明をちゃんと聞いてくれるんです!嬉しいねえ!

 さて、で、本当にディベートに興味をもって頂けるなら、あと1回、ディベートの説明をさせて頂いて、その後入部、そして大会?と期待しちゃうのですが、生憎中1はキャンプがありまして、来週まで結論が聞けませ~ん(T_T)

 どうなることやら、乞うご期待!

 では、これから『楽しみ隊』に行ってきます。
 今日は、僕の肯定側vsうちの生徒たち(東北学院)の否定側の対戦です。

 ちなみに、僕の肯定側立論は、生徒たちの肯定側立論に、1つ、決定的な資料を入れて、他の文言を少し変えただけです(^^;
 その“決定的な資料を入れる”とか、文言を変えて勝ちに繋げる、といったことが、今の部員には出来ないんですよね~ 何ででしょうね~? 経験の差ですかね~?

 アドバイスがありましたら聞かせてください。m(__)m>ALL

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2007.05.11

なんとまあ嬉しいことに

 お久しぶりの更新です。
 ですが真夜中の2:50でございます。

 ゴールデンウィークの交流大会が終わると、部活動は、中間試験まで休み→6月の東北地区での講座→地区大会、といった流れです。只今部活はお休み中です。

 そんな中…

 なんと、部活紹介が功を奏したのか…
 ディベートを実演して「こういうやり取りが好きだという人がいると思う(ゼロではないと思う)んです」というアピールは効いたと思ったんです。

 中学1年生が一人、入部してくれました!

 をを、これで部活があと6年継続する(^^) なんて考えてしまう私(^^ゞ

 ですが、昨年の中学生はみんな高校に進級しましたので、中学部員は一人…

 そして、入部してくれた彼は「大会に出たくてディベート部に来ました」と…。

  どーなるかなー??? (^^;
  少なくともあと一人協力者が現われて、東北大会・中学の部に出場できるかなぁ。
  結果は望みません。経験が大事です。

 高校生が全国に行けたら、その中1を、マネージャー扱いで全国大会には連れて行ってあげたいな~

 良きパートナー(or 仲間(複数人))が与えられるように祈ろう。

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2007.04.04

2度目の旭山動物園

 北海道遠征のことを後ろから(^^;振り返ります。

 ディベートの行事が全て終了した最終日、札幌から旭川まで足を延ばして、旭山動物園を見学してきました。私は2度目です。

 と言いますのも、昨年のディベート甲子園・中学論題が『日本は動物園を廃止すべきである。是か非か』で、否定側のスタンスを見出すための示唆を受けたのが、この旭山動物園でして、昨年この論題に取り組んだメンバーが「是非見たい」ということで、遠征の中に組み込みました。
 また、ディベートは机上の空論ではない、ということも実感してもらいたかった、ということもあります。

 一番印象的だったのは、マクベ君の感想で「ユキヒョウ、見ました。感謝のおじぎをしてきました」というものです。
 昨年うちの中学では、否定側で、市民ZOOネットワークの『エンリッチメント大賞2005』の、ユキヒョウの2組の繁殖成功事例を引用して、動物園が種の保存に、複数の動物園、及びスタッフ、更には入園者の情報を総合させて成功していることを立証しました。また、動物園の環境は、ユキヒョウが出産に至るほどに悪いものではない、という反駁にも利用しました。
 そのような中で彼等が、ユキヒョウという存在に感謝の念を持つに至ったことを、うれしく思ったのでした。
 旭山動物園のユキヒョウは、行動展示の一例に示される高い金網の上で、気持ちよさそ~にお昼寝中でした(^^)

 ただ、マクベ君はもう一つ感想を述べております。「ディベートをしてきたので、動物園の裏側についても想像してしまう・・・」
 ・・・そうですよね(^^; 世の中、良いことばかりでもないのです。
 私の、2度目の旭山動物園の感想は「様々な動物が展示されているが、一番変な動物は、観客の人間だわ…」というものです。
 オラウータン館に行ったのですが、そこで周りいたある人が「動かないからつまらない」と去って行きました。ね、観客って身勝手ですよね。ほかにも「こっち向いて」と、サル山の通路のガラスを叩くお客。気をつけているんでしょうけど、自動的にフラッシュがついてしまう携帯電話のカメラを使う人々…。
 動物たちに優しいスタッフ、そして子どもたちなどがいる一方で、大人の客ってそんなものですわ・・・。動物園、、、やっぱり全廃も一つの選択肢かな…なんて思ったり。

 ちなみに、札幌から旭山動物園へは、JR北海道の『旭山動物園きっぷ』で行きました。札幌からの旭山直通バスもあるのですが、苫小牧から仙台へのフェリーに間に合うようにするには、札幌~旭川を特急で往復する必要があったのです。仙台駅にあるJR北海道プラザで、出発前にこのキップを人数分購入できたのは良かったです。8時発の『ホワイトアロー』の自由席には、うまく座れましたが、旭川駅で接続する動物園行きの急行バスは込みまくりで、乗れないお客も…(5分後に急行ではないバスが来るのは知っていたのですが…(^^;)
 更にこの『旭山動物園きっぷ』は、動物園の入場券があらかじめ付いているので、入場券を買うために並ぶ必要がないことも助かるのです(^^) 既にお客が並んでいた正門ではなく、あざらし館などに近い西門から入ったのも戦略的にGoodでした(^^)
 加えて、「入口近くにある『もぐもぐタイム』の案内を携帯で写すのがいいですよ」と教えてくれたK野台中学校のS先生、ありがとうございましたm(__)m おかげで、ペンギンのもぐもぐタイムに加えて、ホッキョクグマのもぐもぐタイムは、最前列で見ることができました(^^)v

 なお、生徒たちの素早い行動で、予定より15分前に出ていた急行バスに乗れて、早い特急に乗れたおかげで、苫小牧のフェリー埠頭まで行くバスに乗れて良かったのですが…あれ、この時刻にフェリー埠頭まで行くバスがあったっけ???→やっぱり!このページと時刻が違うんですよ。時刻改正があったのかな??あぶねー!!

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2007.03.19

3/22(木)に東北大ESSのプレパを習います

 東北大ESSの久保さんをお招きして、ディベートの準備の仕方(プレパレーション)のコツについて学びます

日時:3月22日(木)14時~
場所:東北学院中学高等学校物理室
参加無料

 ディベートは、その競技において、準備が7~8割のウェイトを占めると言われる程、準備(略して『プレパ』)がものすごく大事です。
 つまり、プレパの仕方が上手くなれば、競技のスキル向上が見込めます!

 ディベートに興味のある方、特に「試合に出たことがあるのだけれども中々勝てない」という方、是非御参加下さい(^^)/

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2007.03.15

2007.3.10~14 ディベート、指導をする

 ディベート甲子園論題が発表されてからの取り組みを、今日まで書いていなかったのですね(^^ゞ

 中3が2名、高1が2名、全員で高校論題に取り組んでいます。

「日本は18歳以上の国民に選挙権・被選挙権を認めるべきである。是か非か」
* 公職選挙法で定めるすべての選挙を対象とする。

 「若者の政治離れ」が問題とされていますが、その“政治離れ”している当の高校生に対して、政治をテーマとしたディベートをさせるわけです(^^;
 ですから、まず当人たちが「???」って状態になりますよね(^^;

 ま、ディベートに取り組むことによって、選挙や政治に関して考えるきっかけにしてもらおう、という趣旨でこの論題に決まったのだと推測します。

 ということで、物理を担当する顧問も、生徒に交じって図書館から借りた本の回し読みをしておりまして、選挙に関する本を5冊ほど目を通しました。そうです。私自身もこの論題に関して「???」だったところからスタートしたのです(^^;!

 しかし、本を読み進んでも、やはり「???」な状態には変わらず、そんな中の3.10(土)に、OB2人が来校して指導してくれたのですが、生徒の表情からまだ「???」なんだろうと、少し可哀想なくらいに思ったけです。

 ただ、ひとまず部活は、火・木(初心者講座)・土だったものから、できる限り毎日やろう、ということに切り替わりました
 生徒のやる気と、部活の友達同士で楽しめる雰囲気は、このオフに培われたかな、と少し安心します。

 3.12(月)、私は会議に行かねばならず、遅れて戻ってみると、ひとまず自分たちで議論はしているようです。ですが、「???」の状況を打破するために何をすべきか、という点を見出せない様子です。
 ま、成績の伸びない生徒のようなもので…特に物理という、成績が伸びるのに時間のかかる教科を受け持ち、「分からない」を「分かる」にする仕事を11年もしてきているわけですから…ここで何とか“指導”してあげる必要があることを感じたのです。

 ただ、答えを与えることは“指導”ではありません
 物理だって、答えを教えるだけでは、生徒たちは成績を伸ばせません。
 “指導”とは、「何かしらの指針を示して“はいやってごらん”」と、実際に生徒に行動させて、そのやらせたことによって生徒の中に何かを残させることなのではないかと思うのです。

 3.12(火)、放課後になってようやく生徒と議論できる状態になりました。
 火曜日の朝、本来肯定側立論を考えていた新人O君が「どちらかと言えば否定側に賛成」と言っているので、無理なく作業できるように否定側立論の“あらすじ”を考えさせました。同時に否定側立論だった“現”ラバーズ佐藤君に肯定側立論の“あらすじ”を考えさせます。

 「●○」が役に立ちます。

 ホワイトボードに書き出しながら、みんなの考えを整理します。

 肯定側では「今、何が悪いの?」「どうして悪いと言えるの?」「選挙権・被選挙権を18歳にしたら、実際には何が変わるの?」「何が良くなるの?」と、一つ一つ確認します。
 その考えに対して、疑問に思うことをとにかく出してもらいます。ブレインストーミングに近いですが、否定的な意見も“あり”です。この段階での素朴な疑問は大事で、赤で書き加えます。
 僕が口を出したくなる場面もあったのですが、少し我慢して生徒の意見をどんどん出させます。すると、僕の予想以上に良いフレーズが出たりします。「これはいい言葉だねえ」と誉めて、共通認識を持たせます

 最後に、「これらのことを言うには、~~について、本当かどうか調べるといいよねえ」と、リサーチの課題を明確化します。
 ここまでくれば「じゃあ調べてごらん」と、背中を押してあげることができます

 否定側も同様で「現状の何がいいの?」「プラン後それが崩れるの?」「崩れた後の世界は何が悪いの?」という形で聞きます。
 O君からは、僕の予想以上に良い論点も聞けたのですが、「プラン後が悪いと言うなら、逆に考えた場合、現状を維持すればその問題が生じないと言えるのは何故?」というところを更に考察してもらう必要があると思いました。

 最後に、補足として、自分の見解も言っちゃいました。
 一応、僕も大人ですから(^^;
 今までの日本の選挙がどうであったか、その背景に関する部分を少しは聞かせてあげることができますから(^^; 55年体制とか、連立政権とか、タレント候補とか、「こんなことがあったんだよ」ということを、それらを知らない高校生にはヒントになったかも。

 3.14(水)、改めて佐藤君に肯定側立論、O君に否定側立論の“あらすじ”を説明してもらって、残りのメンバーから意見を言ってもらいます。部員間での議論が長くなりそうなところは僕の側で取りまとめて、とにかく“分からないところはどこか”を明確化して、どういったキーワードで検索をするのか、そのキーワードを書きださせます。
 その後、情報教室で、新聞記事検索をさせました。
 意外と、選挙権年齢の引き下げに関する記事がHITするなあ、という印象です。
 部員はどう思ったのでしょうか?
 視野が広がり、議論のヒントが得られたのならいいのですが。

 ・・・さて、こんな感じでようやく「この論題でディベートができそうじゃないかなぁ?」というところまできました。
 ですが、実際には部員達が更に、自分たちで議論を“試作”する必要があります。

 私の側でもあとしばらく、方向性を示して後押しする、という“指導”を繰り返してあげる必要がありそうです。

 物理と同様に、部員達にもこの論題に関して、「分からないこと」が「分かる」ようになってくれれば有り難いですねぇ。
 進学を決めた先輩と同様に「為せば成る」といきたいところです。

------

 全国のディベーターの皆さん、ディベートを指導している皆さん、
  共に頑張りましょう(^^)/

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2007.02.22

優勝とは縁遠い指導者

 本日、石巻市立青葉中学校にて、『第7回石巻市中学生ディベート大会』が開催されました。

 何度か書いておりますが、前回出場させて頂いた時は、今年卒業(めでたく進学)する前部長が中2の時でして4年前、予選で全くいいところなく、敗戦でした。

 今年は、予選で2勝して勝ち上がったのですが、決勝では1-2の敗戦で、準優勝でした。
 まあ~、部員に“優勝の経験をさせてあげられない”顧問だこと(^^;>僕
 (あらゆる大会を通じて、生徒が“優勝”したという経験がありません(^^;、地区予選でも最高で準優勝です(^^;)

 ここ数日の私は、Blogの更新を出来ずにいましたが、ディベート的には本当にいろいろありました。優勝した住吉中の生徒さん、そして先生は、日曜日に行なわれた『宮城ディベート“楽しみ隊”』の石巻での例会に参加して下さりました。あとで書きますが「うん、やっぱりディベートって難しい、と思われたか…?」と“混迷を深めさせてしまった”と、一人反省してしまっていたのですが、ところがどっこい(^^;、ちゃーんとよく考えて今日を迎えてくれました。見違えるほど上手になっての優勝で、文句なしです。

 一方で本校の中3二人も、よく頑張ったと思います。これも後から書きますが、特に、月~水の準備は、高校生と共に自主的に“答えを探す作業”をしてくれていて、“顧問からの自立”のきざしが見えるものでした。こうした取り組みは、選手のスキル向上のためにも本当に大切だと痛感するところでして、この調子で行けば論題が発表されてもより良いディベートを目指して力強く前進できるのではないかと思うのです。

 ただ、今回の決勝も、苦手な否定側で負けたのですが、質疑応答+第一反駁での言葉足らず、立論を利用した第二反駁など、今後指導すべき点が明確になって良かったです。「やっぱり否定側は、相手の主張を受け止めた上で、丁寧な議論ができないと、肯定側が声高らかに主張する“価値”にひっくり返されてしまうケースがあるよなぁ…」、と・・・これを改善できなければ、昨年の高校決勝で見たFFコンビがいるようなチームには勝てないのだろうと、顧問&指導者として気を引き締めようと思いました。
 ・・・逆に言って、今回の優勝校のように、十分にその素質を発揮できるチームが、石巻市という全くのローカルな大会で見ることができるようになっていることに、NADE関係者としては嬉しく思うのです。「動物園廃止」の論題でしたが、全国でも見たことがないような、新鮮でよい議論がいくつかありました。今回の大会のような取り組みを何とか、ディベート甲子園の発展に繋げたいと切に願う次第で…。
 更に、この大会は石巻市の国語研究会主催なので、引率の先生は国語の先生方なのです。学年末試験が終わった、試験に関係ない時期だからこそ、教科書にあるディベートの教材に取り組める、という先生もいて、この経験を是非とも教室に持ち込み、会場に来れなかった中学生にもディベートの良さ・楽しさが伝わればと願うのです。

 本校は来週から学年末試験となるので、部活は一旦お休みです。
 論題発表がまだで助かります。
 ですが、試験期間の直前あたりに論題が発表となり、[ 試験<ディベート ]となるような・・・せめて[ 試験≦ディベート ]程度で・・・といった状態になりそうです。学校側に部活動許可願を出して、3月4日(日)に行われる『宮城ディベート“楽しみ隊”』の3月例会にて、新論題に関して最初の検討ができれば、と考えています。

 その時には、今の中3の2人が、高校1年の2人とチームを組み、4人となります。
 やっぱり、2人より4人の方が、視野を広くして論題を検討できるようです。
 更に、中3よりも高1の方が、1年年上で、1年分大人の考えができるんですよ。
 そして何より、2人が4人になれば、負担は半分ですよ!

 チームメイトの有り難さを感じて、今までの経験を活かして、目標を目指して、前進です。

 ・・・中3の2人は、これから最後の学年末試験、中学卒業、高校入学、そして取り組むのは、中学論題ではなく、高校論題ですね。

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2007.02.13

進学実績を誇りたい~“為せば成る”~

 彼からの着信。

 僕のいる物理地学教員室は、電波の状態が弱く、切れてしまった。

 電波の状態の良い、廊下に出ていく。

 この時期の、彼からの電話といえば、これしかないだろう。

 こちらからかけ直す。何度かかけて、繋がった。

 電話口の向こうで彼が言った。

 「先生、やってしまいましたよ。」

… 

 教員室に走る。

 既に何人もの先生方が、学年主任のパソコンの前にいる。
 ネットで、彼の受験番号を確認。

 彼の担任もいた。高校2年次の担任もいた。

 僕は、彼の担任になったことがなく、部活の顧問でしかないのだが、彼とは、彼が中2から5年間、共に闘ってきた同志のようなもの。どの教員よりも派手に喜んでいた。
 まあ、担任よりも先に、部活の顧問に連絡をよこしたのも、部活の関係で、日頃から携帯で連絡を取り合っていたからだろう。

 はい。彼で2例目になります。

 本日、本校ディベート部元部長のW君、
 東北大学にAO入試III期(センター利用)にて、合格しました!

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 彼が2例目、ということは、彼の先輩にもいた、ということです。

 その先輩も、例えば現在山形大学にいるA・正臣君も言います。

 「部活を高3の夏=ディベート甲子園まで取り組んでも、受験は何とかなる」

 彼の前の事例は、我がディベート部が、愛好会として、本校の生徒会の仲間入りした第1期生です。その時の愛好会会長は、AO入試で、筑波大学に合格しました。まあ、彼は本校にて、生徒会活動やその他、推薦に値する取り組みを溢れんばかりに取り組み、担任の先生が「所定の用紙に書ききれない」と言ったほどなのです。
 そんな彼を見ながら「AOとかは面倒くさいですよ。僕は受験で行きます」と、ディベート甲子園以降、勉学にいそしみました。彼の場合は、それ以前から成績が優秀でしたから、まあ思う存分頑張ってくれ…と思っていたところ、案の定というか、センター試験の成績が十分に高いものだったので、「東北大に行きたいのならAOIII期(センター利用)を利用するのはどうか」と先生方から勧めを受け、受験したのでした。志望理由書を書く彼が、「先生、受験するつもりだったのに、こんな形で苦労するとは…」と言うので、「何を言う(^^;、ディベートで立論を書くようなものだろう」と言って笑い飛ばしたくらいでした。

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 という先輩がいたことを、W君にも言っているわけです。

 が、W君は「先生、それは、元々能力の高い人の話でしょ」と言うのです。

 うーん、確かに彼は…(^^ゞ

 2学期、受験勉強に取り組むW君は、模擬試験等で思うような成績を挙げられず、周りのクラスメイト等と比較して、時々、僕に言いました。
 「先生、僕はディベート甲子園に取り組んだ分、みんなよりスタートが遅れていますから…」

 気持ちは分かるけど(^^;、大学受験はディベートとは違う大きな特徴があるのです。

 ディベートは“オープンエンド”、より良い議論の追求に果てがありません。ディベーターの皆さん、たいへんですよね

 ところが、大学受験は、“クローズエンド”です。
 大学受験で課される内容は、必ず、高校の学習指導要領の範囲内
です。

 ですから、真剣に取り組めば、いつか、及第点に達します

 ディベート甲子園と違って、予選突破でベスト16とか、決勝進出とか、全国優勝とかいった、狭き門ではありません。
 序列で、志望大学の定員の範囲内にいればいいのです。
 しかも、成績が上位でも、志望大学が同じとは限りません。志望大学が同じメンバーの中での序列が問題となります。

 そしてもう一つ。

 “オープンエンド”のディベート甲子園に真摯に取り組んだそのエネルギーを、受験に向けることができて、それまで真摯に取り組んできた学習結果に上積みをすることができたなら、部活を最後まで取り組んで(=高3でもディベート甲子園に出場して)からでも受験に間に合うでしょう、と。

 事実、AOIII期(センター利用)というのは、センター試験で十分に高い点数だった人が合格する仕組みです。彼等二人とも、5教科でまんべんなく高得点を挙げました。W君の場合、2学期で英語が伸びたことは、多くの先生方が認めるところです。

 「先生、それは、元々能力の高い人の話でしょ」と言っていたW君は、今後、後輩に、恐らくこう言うでしょう。

 「俺でも出来たぞ」って!

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 それからもう一つ、サクラの咲いた話を。

 彼の前の部長…当Blogにも度々書き込みをくれる元々部長のU君、この度、関東の私立大学より、福島大学の編入試験を受けて見事合格しました!

 この話は、僕を驚かせるのに十分な衝撃がありました!
(ちなみに、彼の担任にも話したよ。同様に大きな衝撃を受けていたよ>U君)

 彼のディベート的な能力が高いことは、私の周りの多くが認めるところで、そのような優秀な人材が東北地区に戻ってきてくれることに、大きな喜びを感じます!

 さっそく彼には、石巻市中学生ディベート大会のジャッジの依頼が来ています。
 「時間がありますから」と言って引き受けてくれた彼は、本当に頼もしい!

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 当然、まだ受験勉強に取り組んでいる人、自分の思うように進路が切り拓けない人、いることでしょう。

 ただ、ディベート部員だった彼等の事例を見て、これはもう、僕の力がどうこう、ではないということを感じます。

 そして、ただただ、下記の言葉を、こちらのBlogをご覧の皆様にご提示申し上げる次第です。

 “為せば成る”

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2007.02.11

Q:色紙用のファイルってあります?

 長年、ディベート部を率いて大会に出場し続けていると、対戦校から頂戴する色紙が溜まってきます。

 これを、アルバムのように閲覧できる形で保存したいなーと思っています。

 他校の顧問の皆さんはどうされているのでしょう?

 よく考えると、色紙って独特の大きさですからねぇ。

 今日も、街中の文房具店で「色紙をファイリングしたいのですが、適した商品はありませんか?」と聞いたら、即答で「扱ってません」と…。

 実はネットで下調べをしていたんです。
  http://www.yumegazai.com/default.asp?cd=1104060000

 部費が残っているので、今年度中にネットで購入しちゃおうかなぁ。

 より良いアイディアや情報をお持ちの方、アドバイス頂けると幸いですm(_ _)m

~~~

追伸:2月11日の普通の日記

  • 教会へ行き、注文を受けたバザーの写真を配布。
  • 榴ヶ岡高校ブラスバンドの演奏を残念ながら聞けずに、教会を去る。
    顧問の最上君の指示に気持ちよく返事をしている部員たちを見て、新鮮な驚き。
    しかも最上君の指示にまろやかさを感じた。昔の彼とは印象がだいぶ違うぞ(^^;(いやいいことなんだけど(^^;)
  • 一旦帰宅して、10分睡眠(^^;
  • 『2.11信教・思想・報道の自由を守る宮城県民集会』に参加
    柳父圀近先生の講演を聞く。
    さすが、宮田先生と共に仕事をされた先生、頭がいい!
    特に、ナショナリズムの形成と国民がどのようにアイデンティティーを求めるのか、といった話題について、基礎的な話を学べて良かった。
    そういえば、先日の『東北ディベート交流研修会』で本校OB2人と僕とで即席チームを組んで行なった試合で、U君がフランス革命に端を発し、国家と国民の関係について説き、その観点から裁判員制度の是非について問題を投げかけた。それを思い出しながら話を聞いていた。
  • 今回の柳父圀近先生といい、先週上京して参加した『教員1人1台時代のICT活用フォーラム』にて司会をされていた堀田龍也先生といい、「この人頭いいなあ」と肌で分かるような人に出会えると、こっちもワクワクする
    ディベート関係者にも「この人の頭の回転は速い!」とうなってしまう“切れ者”が多く、それだけでもディベートに関わっている意義を感じる。
    やっぱり、頭のいい人との出会いは、いい
  • 本屋でPCの雑誌(買っていなかった今月号)を買う。
    文房具店に寄ったんですが、色紙用のファイルがないとのこと。
    薬屋さんでBOXティッシュを買って帰る。
  • 充実感を感じつつ、お夕寝(^^;
  • 日付的に今日中に、Blogを更新する。
  • そして、この記事を書き終わると、高3二次講習用の予習再開!
    埼玉大学の過去問が、数学的要素も絡んでいて難しさをかもし出している!
    うーん、うーんと、うなりながら、これを解かねば次の仕事に移れない(T_T)
    頑張れ!>自分

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2007.02.10

身近で、深い、立論の模範

 11年も前、まだ日本でディベートが普及していなかった頃に、そして、今以上にディベートに対しての誤解が激しかった頃に、ディベートの意義を理解し、ディベートの普及のために策を講じていた方々がいらっしゃいました。

 ディベートの普及のための課題は本当にいろいろあった(現在でもなお課題であるものもありますが…)のですが、その方々は「まずは学校でディベートに取り組んでもらおう」ということを優先させて取り組んでいたという印象があります。

 その中で決められた、普及させるべきディベートの核となる枠組みが「メリット・デメリット方式」です。(ポリシーメイキングパラダイムの採用)

 それに沿ったディベートを、広く実施してもらうために、“専門用語も少なくして”“できるだけシンプルな形式のディベート”が開発されたのだと思います。

 その結果として、立論は「発生過程と重要性/深刻性」という形で作成して下さい、ということが推奨されました。(自由席席替えのビデオ等を参照)

 それに従って、第1回のディベート甲子園が、1996年に行なわれました。
 僕が教員1年目の年です。

… … …

 その後、全国各地でディベートへの取り組みが行なわれました。
 僕の実感ですが、“より良いディベートとは何か?”という全国的なコンセンサスは特になく、それぞれが理想を追ってひたすらにディベートに取り組んだ時期だという印象です。ただ、当時ディベートに取り組んだ方々を否定する気持ちは何もありません。むしろ、当時一生懸命にディベートに取り組んで下さったことに感謝します。おかげで、私達はその皆さんの後を受け継ぐことができました。事実、そのようにして頑張ったOBOGは現在、教室ディベート連盟で主要な役割を担い、後輩達により良いディベートへの取り組みを推奨しているわけです。『ディベート甲子園OBOG会』も、その一端を担う動きを始める予定です。

 さて、第1回のディベート甲子園から5年が経ち、瀬能和彦先生が2001年5月15日発行の教室ディベート連盟会報『トライアングル』内の連載『あーぎゅめんと(第10回)』にて、「問題解決型」のメリットを解説して下さりました。
 瀬能先生は、全国の決勝の主審を務めるような御方ですが、ご自身自らも、JDA等で現在でもディベートをされる方です。大学、社会人で取り組まれているディベートは、教室ディベートよりも歴史があり、平行して進化しておりました。
 そういった下地から「現状分析」を踏まえ、「プランにて現状の問題を解決する。それは良いことに繋がる」という立論の形式を、中高生に提示されたのだと理解しています。
 私自身、JDAの会員でして、MLや過去の資料等に目を通しています。JDAの大会に出場したこともありますし、JDAの大会以外にも、筑田先生とチーム「ツートップ」を組んで、クリスマスカップとハロウィンカップという大会に出場したことがあります。
 「TEAMエラ星人」と対戦して見事に叩きのめされ、その時ジャッジだった渡辺徹さんにカウンタープランについ解説を頂戴した試合などは、自分にとって、ディベートについての理解を何倍も深めるきっかけになっています。

 そんな中、社会人の方々の肯定側立論は、下記のような形式が多いと思っていました。

(1)定義
(2)現状分析(現場に問題があることを指摘し、いかなる問題なのかを解説する)
(3)現状の問題の深刻性(その問題が深刻で、“放ってはおけない”ことを示す)
(4)プラン
(5)解決性
(6)重要性

 プランが、現状分析の後に位置しています。

-----

 といった解説を、うちの部員にしたのです(^^;

 「君たちが一生懸命に取り組んでいることは、むしろ素晴らしいのだが、残念ながらジャッジに伝わらない立論になっているんだよぉ」

#ここで、「やっていることは立派」と、誉めるべき点をきちんと誉めつつも、不備を指摘するという“部分否定”の形式にして伝えることが、教育的観点からは大事なのです!

 「現状分析をして、それが問題(●)だと示し、その問題を解決するためにプランを実施すること、そして問題を解決することが大事だと…それによって、論題が肯定できるのだよ」と…。

 ・・・ここで、ふと閃いたのです。

 「『テレビショッピング』を考えてみなよ」

 ・・・それを言った瞬間、生徒のほうが僕以上に“分かった”のです!

 「あーそうか、つまりこういうことですね」と、高1のI君が、得意の例示を出してきました。

 例えば…

男「台所の換気扇、一見きれいそうですが、フィルターを取ってみると…」
女「うわぁー、酷いよごれ…(T_T)」
男「そこで、この洗剤です。
  力を入れなくても、こんなにキレイによごれが落ちます。
  さぁ、どうですか?」
女「まぁ、とってもきれい(^^)」

 この例は、見事に「●→○」でして、「現状分析→プラン(=洗剤)→解決性→重要性」“だけ”で組み立てられています(^^)

 さり気なく、“価値”も提示されています。
 そこに“価値”が存在することを、見逃さないで下さい。>全国のディベーター
 汚い=●、きれい=○です。
 なお、この“価値”は、視聴者の価値と合致しやすい、という点にも注目です(汚くてもいい、というケースは稀…なはず…)。ディベートで言えば、ジャッジが賛同して頷きやすい価値が提示されている、ということです。

… … …

 ここで“説得力”について触れます。

 ディベート甲子園初期の「発生過程→重要性」は、“説得力”の観点から言えば、低いです。

 確かに、メリットがある、という説明にはなっています。
 しかし「勝手にやれば」「うん、50年後くらいでいいんじゃね?」といった、かなり消極的な賛成、という評価に留まる可能性があります。

 そこで、「現状分析●」を持ってきます。
 
 すると、上記のような消極的な賛成者に「現状を放っておいていいのですか?」「今すぐやりましょう!」という立論になります。
 “説得力”が増します
よね。

 こう考えたときに、「テレビショッピング」の例は、奥が深いと思います。

 「●現状は放っておけない→○商品で解決する」という説明に成功し、消費者に賛同を得られる、だけではダメなのです。

 消費者に商品を買ってもらえないようなCMには予算が付きません
 実際に、その商品を買ってもらえて、はじめて“勝ち”
なのです。

 をを、社会の方がシビアなのです!

 ディベートにおいては、「メリットがある」ことに理解が得られた上で、更にジャッジに「(デメリットと比較してもなお)肯定側に投票してもらう」というところにまで至る必要があります。

 ただ、テレビショッピングのように「今では分割手数料ナシ」などの、オプション的メリットで付加価値を高めて勝ってもらう、という手法は真似をしない方が良いのかもしれません。

 今までのディベート甲子園では、メリットやデメリットを増やし、たくさん議論を出して、「主要な議論がいつも通りの評価でも、ついでに出した議論を評価してもらって…エヘヘ(^^)」という方向性もあったかと…自分もやったかも…と思うのですが、そのために逆に分かりにくいディベートになってしまうのだ、という事実にも目を向ける必要があると思ったわけです。

 そもそもの商品が素晴らしければ…
 提示するメリット・デメリットが、そもそも納得できるものであるのならば…

  凝ったCMでなくても、黙ってても買ってもらえたり、
  ディベートでは、最初から有利に試合を展開できたりするのではないでしょうか。

 よって、ディベートの中核をなす立論は、まずは●→○/○→●の幹をしっかりと、と思った次第です。

 以上、前回「CMの後で(=後日)」と言った話題でした!

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2007.02.07

逆転でリベンジチャンスを獲得!

 担当の先生から僕の携帯宛に着信があったときには、「もしかしてまずいことをしてしまっていたのかも…」と不安もあったのです。

 と言いますのも、前回連絡を取り合ったときに、『宮城ディベート“楽しみ隊”』の例会を、石巻で実施しても良いか打診したのですが、担当の先生との日程的な都合が合わず、開催しない方向で考え始めたのですが、私と完全な別ルートで三浦二三夫先生が段取りを付けて下さり、2月18日(日)午前10時より、石巻市立湊中学校にて実施することとなったのです。

 その、担当の先生に断りなしに実施することにしてしまってまずかったかなぁ、と不安だったのです。

 ですが、確かにその担当の先生は、受け持ちの部活の試合があるために例会には来れないのですが、参加を希望する生徒のみが参加する、ということだそうです。
 そもそも“楽しみ隊”の例会は、学校や部活等とは離れた、オープンな会ですので、ディベートに興味があって時間のある方なら誰でも参加してもらえたらと思うのです。生徒さんのみでも大歓迎!

 そして、もう一つが…

「2月22日(木)の、石巻市中学生ディベート大会ですが、現在の参加申込校が5校で、予定されている時間内で総当たりができないため、運営の都合上、東北学院中学校さんに参加してもらって6校にしたいのですが…」

 …

 …

 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 もちろん、参加です!

-----

 …となるためには、あと一つ、関門があるのです。

 開催要項は、急ぎの連絡として、速達で、今日、着きました。

 事務の方が、『至急文書』扱いの回覧をして下さりました。

 午後になってようやく私の手元に。

 ここからがクライマックス!

 開催要項を手に、打合わせの終了した副校長のところへ!

 「急な話で申し訳ありませんが…」
 「2月22日(木)で、平日開催なのですが…」
 「ディベートは公式大会が少なく、部員にとって貴重な機会なのです!」

 「平日に生徒を公欠させることになるのですが、参加をお認め頂きたいのですが…」

 はい、OKもらいました!

 さて、改めて再び、「日本は動物園を廃止すべきである」に、本気で取り組みます。
 明日の本校は、合格発表で授業がないのですが、合格発表の午後3時から部活動です。

 来週の12日(月)の振替休日は、元々部長に指導してもらえます(^^)

 2月22日(木)まで、本気でディベートに取り組めるとは有り難いです。
 今年の論題発表まであと僅かという時期のモチベーションとしては最高です!

 ただ、石巻の先生方で、「(石巻市外の)学院さんが優勝しちゃうだろう…」というように考えている方もいるようです。

 ・・・そうは簡単ではないのです!

 分かりやすくスピーチし、石巻の国語の先生方に、メリット・デメリットがきちんと伝えることができるのか・・・かなり良い経験になるはずです。

 とても有り難いリベンジの機会を得ることができました。

-----

 いや本当に、副校長に打診に行くときには、緊張しました。
 そして、許可を得られた時には、本当にほっとしました(^^)

 このプレゼントが結構嬉しかった、35回目の誕生日でした。

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2007.01.28

ディベートで勝てない理由…立論?

 ディベートへの取り組みに真剣さがないために、試合で勝てない、ということは仕方のない話だと思いますが、ディベートに一生懸命取り組んでいるのに勝てない、いやむしろ、ディベートへの取り組みが一生懸命である方が逆に勝てない、という事例があるのではないかということに気がつきました。

 その、勝てない理由が、立論にある・・・または、ディベーターが勝てない状態にあるという症状が端的に現われるのが“立論”なのではないかと思われます。

 そう思うに至った根拠をご紹介します。

  1. 本校OBのA・正臣君が、ディベート甲子園の東北予選でジャッジをしてくれています。一昨年、ジャッジ不足のため急遽、ジャッジをお願いしたのでした。
    その後の感想が、注目すべきものでした。
    「中学生のディベーターが一生懸命に説明のスピーチをするんですよ。その一生懸命なスピーチを聞きながら、心の中で『それじゃあ伝わらないよぉ』と思ったんです。僕も現役時代、一生懸命にスピーチしていたことを思い出し、『ああ、それじゃあジャッジには伝わらないんだ』と思いました。」
  2. 本校ディベート部の部長は、現在中3のE君です。
    昨年末に行なわれた、東北ディベート交流研修会での練習試合で、敗者復活等を含め、1試合も勝てませんでした
    ですが彼は昨年の全国大会前から、反駁の技術がものすごく向上していたのでした。
    そこで「反駁の効果がなかったの?」と聞いたら、「反駁はとってもらえたのですが、そもそもの立論が弱くて負けました」ということでした。
    反駁が上手でも、守るべき立論がそもそも弱ければ、やっぱり勝てませんよね
  3. 本校ディベート部の新入部員のO君からメールが来ました。「立論を作成したので、感想を聞かせてください」とのこと。もう、歴代の部員の中で一番まじめですよ!
    ところが…その立論は「残念ながらこれじゃぁ勝てないだろう」というものでした。
    でも…あれ、まてよ、彼は現役部員と練習試合をして勝っているんですよ。
    なのに、それを改良したという立論が弱いって何???

 この段階で、「ああ、一生懸命にディベートでスピーチしても、勝てないケースがあるんだ!」ということに気がついたのです。

 まず、O君の立論の、何が弱いかっていうことも、すぐに分かりました。
 この「なぜ弱いか」も、『●○』を元に考えると、すんなりと理解できます。

  • 現状に問題点があるという指摘があるのですが、その問題点が深刻なのかどうかが分からない。(●の大きさを大きいと思えない)
  • 裁判員制度によって、その問題点が解決するのかどうかが定かではない(肝心な『→』(発生過程)の確かさが不明)。というのも、今までは問題が生じさせていたプロセスがあったとして、裁判員が加わることで、問題のあるプロセスのどの部分が解消されるのかが分からなかったのです。
  • 更に、プラン後、問題が解消された状態が国民にとって良いと言えるのが何故なのかも分からない。冷たく言えば、「問題が解決されるのは分かるけど、だから何?国民にとって良いことなの?」という感じに思ったわけです。

 つまり、O君は、立論を作る前の状態の方が勝てる状態で、立論を作ることによって勝てない状態になってしまったのです。

 でも、このO君の事例で、私ははっきりと気付いたのです。

 ここに、一生懸命にディベートに取り組むディベーターのほうが勝てなくなる落とし穴があるのです。

 恐らく、全国のディベーターにも、下記のような傾向があるのではないでしょうか?

  1. 何を伝えたいのか、何をジャッジに伝えたら「勝ちと認定してもらえる」のか、自分の中でもはっきりしていない
    もしくは、言いたいことがたくさんあって、自分の中での整理ができていない
    →たくさんある論点の組み合わせがまずいために、かえってわかりにくい
     もしくは、たくさんある論点の繋がりが薄い
     論点を盛り込むほどに弱くなる!
  2. 言いたいことを伝える表現になっていない。
    もしくは、言いたいことを伝える文章ではない。
    →立論という“長文”にすると、言いたいことがまぎらわしくなる!
  3. 言いたいことを伝える文章構成ではない。
    不適切な文章構成(=説明する順番が不適切)のため、不適切な論理展開となり、ジャッジにとって分かりにくくなっている!

 どうでしょうか?
 特に、全国でディベートを指導されている先生方、OBOGの皆さん、中高生が上記のような症状に陥っている、と感じたことはありませんか?

 繰り返しますが、中高生が一生懸命にディベートに取り組めば取り組むほど、逆に試合で勝てない、というのは、中高生が可哀想ですし、ディベート界にとっては深刻なデメリットにほかなりません!

 折角の、貴重な、中高生のディベートに対する情熱を、無駄にしてはなりません!

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 「じゃあ、立論の作成をどう指導すればいいのですか?」ということなのですが…

 …いい模範があるんです(^^)

 それは・・・・・CMの後で(=後日)!

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2007.01.23

リベンジの一つは叶わず(^^;

 石巻市中学生ディベート大会ですが、本校の参加しない結果となりました。
 少し残念ですが、石巻側の事情を尊重します。
 ということで、スキルアップを図るための部活動での論題は、『動物園』ではなく、もう少し『裁判員制度』でいきます。

>先々代の元部長さん
 コメント有難う(^^)/ リサーチしてみます。
 テレビで見たのですが、やっぱり「そういう例があるのか」と見ると、論題に対する視野も広がり、深い議論ができそうになります。
 ちなみにWは、センター頑張ったぞ。本人の目標には少し足りなかったかもしれないが(^^; 春が楽しみだ。

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 あと、石巻でディベートについて説明する、ということも、調整がつかず見送られました。
 代わりに、参加校のための資料を作成してみます。

 まずは、大会が開催されることが第一!
  それが少しでも有意義になることが望ましいですよね。

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2007.01.13

07.1.13 遥かなる長い道を

 「13日(土)に部活をします」とBlogに書いておいたところ、「その日空いてますから」と言ってOBが来てくれました。いやぁ、正臣君、有り難い!感謝!

 今日は新入部員がディベートを始めて体験します。
 一番最初に基礎訓練として、また、折角来てくれたOBが新入部員をよく知らないでしょうから、『他者紹介』から始めました。(そう言えば、『メモのコツ』の伝授は、2学期のうちに教え終わっていました。)
 『他者紹介』をすると、雰囲気が打ち解けて、いい感じですよね(^^)

 引き続き、“楽しみ隊”方式で、「インタビュー問答ゲーム」→「メリット・デメリットのラベル探し」→「リンクマップの作成」→「立論作成」→「テストマッチ」ということで、約2時間半で自作の立論を作成し、ディベートを体験するところまでできました(^^)

 で、肯定側:新入部員O君1人vs高1I澤君+中3部長2人:否定側のテストマッチをしたのですが、僕とOBとがジャッジをして、2-0で肯定側のO君の勝ちになってしまいました。

 O君は、休憩時間にびっしりと立論をしたため、立論を読む練習をするなど、真摯にディベートの準備をしていました。ディベーターとして◎です!

 一方で経験者も、2人で相談して準備をこなしていました。反駁等の技術も、当然あるのですが、相手の立論や反駁と“かみ合っていない”のです。
 全く新しい人との対戦で、即座に相手の主張を正しくは理解しにくかった、ということもあるでしょう。
 ですが、最もまずいなぁ、と思ったのは、反駁の際に、「相手の発言を正確には引用できていない」ということです。「引用」というのは、「相手の言った言葉をそのまま用いる」ということです。それでなければ、どの部分に、どのような言葉をぶつけていて、ジャッジにどう評価して欲しいのかが分かりません。
 肝心なキーワードをメモできていないのでしょうか?フローシートをチェックすれば良かったかなぁ。

 一方でO君の方が、自分の主張で用いている言葉と、反駁で用いている言葉とが、うまく合致した点があり、相手を小さくして自分の話が重要である、という結論を言えているように聞こえました。

 それでも、全部終わった後のO君の感想は「やっぱり難しいです」でした(^^;
 でも、それは慣れていけば解消され、間違いなくスキルはアップするでしょう。

 一方で、現役のメンバーは、経験を積んでいるのですから、新人相手でももう少しできてもいいのでは、と思いきや・・・「全国の決勝」って、ものすごく遠い目標であるような気がしました
 ディベートって、慣れた頃に一度勝てなくなると、自分の経験でも思います。“スランプ”って言うんでしょうかねえ。
 彼らは只今“遥かなるまわり道”を歩んでいるような感じです。

 この“殻”を破り、ディベートについての理解を深め、理にかなった望ましいスピーチができるようになるまで、先の長い道のりを何とか切り開きたいものです。

 最後に、OBが言ってくれました。
 「今は分かれて戦いましたが、全国の論題が発表されたら、現役部員と新入部員の皆さんが仲間になります。そうすると、意志の疎通など、更なる面倒なことがありますが、チームとなって頑張って下さい」

 そうですね。
 遥かなる長い道のりも、みんなで一つのチームとなって歩けば、楽しい…かな(^^)?

  ・・・僕も共に、その長い道のりを、頑張って進みます!

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2007.01.11

07.1.11 あのタイマーを背負ってディベートしたい

 2007年度の部活を開始!
 一番最初にしたことは「チラシ配り!

 今日は、本校中学入試の合格発表です。
 そこで、合格して「ヤッター!」と喜んでいる小学6年生に「おめでとうございます」と言いながらチラシを渡す活動です。
 今年から本校は、ネットによる合格発表を行なうことになったのですが、そのために、発表時間に本校に来た生徒の数は、昨年より減っている感じでした。「保護者にもチラシを渡してごらん」と指示を出します。新入生にも保護者の方にも、まずは「ディベート」という競技があり、それに取り組む部活がある、ということを広く知ってもらうだけでも大切なのです。
 ちなみに、こんな時にチラシを配るのは、部員が少ない部だけです。サッカー部や野球部など、何もしなくても多くの部員が入る部活は、発表時間から即座に練習開始です(^^;

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 高3の佐藤君が引退し、高1の生徒が入部して、只今4人体制。
 正味15分のチラシ配り。
 校内に入り、体も冷えきった感があったので、校内の自販機で4人分のホットドリンクを買ってあげて、自分の分も買って、暖めてある物理室に入り、乾杯で部活スタート。

 最初に聞いたのは、「2007年度の目標」です。

 チームの目標をメンバー全員で共有することは大事です。
 目標に応じて、必要な努力の量、頑張り具合等、違いますから。

 「全国に行きたい」
 「取り敢えず全国で1勝」

 ・・・そうだよね。全員、ディベート甲子園で1勝も出来ていないメンバーなのです。

 本校の過去の成績を教えました。
 全国で勝った回数は、04年(原発)が予選で3勝、03年(安楽死)が予選で1勝、02年(遺伝子組み換え作物)が予選で1勝、00年(原発)が予選で1勝の、合計で6回しか勝ったことがありません。

 それだけ「全国で勝つ」ためには、質の高い取り組みが必要です。

 ですが、部員達の理想がもう少し続きました。

 「決勝トーナメントでも勝ってみたい」

 これは、高3の先輩たちと同じ目標です。本校は全国ベスト16が最高記録で2回経験があります。

 そんな中、今年度様々な遠征等に同行、東北予選突破後に高校チームに入った高1のI澤君が言いました。

 「決勝の舞台に立ってみたいですね。あのタイマーを背負ってディベートがしたい。」

 ・・・あのタイマーは、ディベート甲子園のOBがプログラムしたものであることを伝えると、感心していました。

 確かに、あの「ボ~~ン」で始まるタイマーの雰囲気で試合をしたら、カッコイイでしょうね(^^)

 …で、こちらのBlogをチェックされている方は、もうお分かりでしょう。

 最終的に確認しました。
 顧問の目標と、部員の目標は一致しまして、
  「全国の決勝に進む!」

 理想を現実に。
 そのために、少しずつ、質の高い取り組みを継続させよう、と訴えて、練習のスタートです。

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 今日は、立論-質疑-資料無しの1反、だけの練習です。
 資料がなくても、ジャッジを説得できる反駁のスピーチをしよう、というものです。
(この練習の詳しい意図はここでは略しますが、チームの弱点克服を考えてのものです。昨年「もう少しディベートの技術を向上させる取り組みをしたい」と書きました

 で、これだけでも、「これを機にディベートを深く理解し、その上で“理に適った”スピーチをしよう」と、黒板に書きながら指導した項目がた~くさんありました。

 自分でも多岐に渡る説明をしていることが分かりましたので「これは、指導した内容を、自分でも記録にまとめ、分類して整理する必要があるなぁ」と思いました。4月から入部してくれる現中3生にも、改めて教える必要がありますから。
 「TGディベート部虎の巻」みたいのができたりして(^^;

 今日は授業がなかったので、密度の高い練習になった気がしましたが、恐らく“消化不良”でしょう。
 このような取り組みを、8月まで継続させて、どこまで向上できるのか…?

 2007年の取り組みが始まったのです。

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今後の予定:

 1月13日(土) 新入部員のO君のためのディベート講座。
 (“楽しみ隊”方式で、2時間半でディベートができちゃう、というところまで持って行く)

 1月16日(火) ディベート初心者講座
 (知っておきたい基礎知識を週に1つずつ教え、その後ディベート甲子園決勝ビデオorDVDを、1試合ずつ見て、フローをとる練習を重ねる。これを週の何曜日に実施するかは未定で、16日に来る中3生と相談して決める。最初の基礎知識は「『事実』と『意見』」)

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2006.12.25

“交流”と“研修”、大いに有意義!

 「ディベートの持つ“教育力”は素晴らしい…」と実感して帰ってきました。
 前回書いた通り、今回、この『第4回東北ディベート交流研集会』のための準備に、十分な力を注ぐことが出来ませんでした。
 ですが、実際、東北各地、そして更には北海道からの参加者を得て、それぞれの長距離移動の末に1ヶ所に集い、集中してディベートに取り組めば、個々人はそれぞれにスキルを上げ、決勝のみならず、方々で良い議論が展開されるものです。そして、ディベートを介したコミュニケーションが、ディベートスキルの向上のみならず、ディベーター相互の友情をも高めるものだと感じるのです。

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 “昨日の敵は今日の友”方式という、最初は個人戦→対戦相手と組んでの2人戦→対戦相手を獲得しつつ、決勝は4人戦になる練習試合を毎年行なっています。
 昨年本校で行なったこの練習試合に参加していたのは、東北学院、能代、会津の3校でした。今年も、事前に参加の話があったのはこの3校でしたが、ギリギリで、北海道・北嶺高校の部長が参加してくれました。1校増は貴重な前進、しかも念願の、他地区からの参加者を得ることができたのは画期的です(^^)

 ちなみに彼からは「全てが新鮮でした。北海道で普及に努めます」という感想が聞かれたくらいですから、来ていただいた方としてはホッとします(^^) きっと、往復の飛行機代以上の価値はあっただろうと思っておりますがいかがだったでしょうか(^^)?

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 東北大ESSの方からは、事前に寄せて頂いた参加校からの“プレパの仕方”に関する質問に、メールで応答頂き、感謝です。参加した生徒たちは何かを掴めた雰囲気でした。

 そして、何といっても、今年の全国優勝者の一人の船木君から、その体験談を踏まえて「ディベート技術向上の秘訣!」と題された講演を聞きました。
 これが良かった!
 中学3年次から4年間、その体験から学んだことを、『ディベートに取り組む上で普遍的に大事なこと』『体験者だからこそ語れること』の両面から聞けました。これは、来年度以降ディベートに取り組む後輩達にも、私達指導者、そして教室ディベート連盟側の人間にとっても良かったと思います。

 また、船木君のみならず、会津高校のメンバー一人一人が、全国の体験を踏まえたコメントを下さりました。そこからも学ぶことができましたし、後輩を大切にする船木君の優しさも感じました

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 練習試合は、2泊3日に渡り、夜はさしずめ“プチ全国”という感じで、プレパ(ディベートの準備)をしています。今回宿泊した『アリナス』の宿直の方、ほかのお客さんに迷惑をかけていなかったとは思うのですが…

 この、夜のプレパが、生徒たちの能力をものすごく向上させます。
 まず、トーナメント1回戦には、同校対戦がないように配慮してあります。すると、次は必ず、他校の人とペアを組むことが必然です。恐らく、勝った側にプレパの主導権があることが多いと思うのですが

  • 自分の考えを他校の生徒にきちんと伝える
    自校の仲間ではない相手にきちんとわかりやすく伝えるということは、ジャッジという他者にわかりやすく伝えることの練習になります!
  • 他校の生徒の考えを間違いなく理解する
  • それによって論題に対する認識が深まると同時に、ディベートの戦略が明確化される。

という、当り前かつ重要な経験を積むのです。
 最終日には、敗戦者同士でチームを組んでの交流戦も準備しています。(全員が試合を経験するため)。これがさり気なく良い、という指摘を昨年、東海支部の佐藤要さんから受けました。それは“(たとえ負けた人同士でも)ほぼ同じ実力同士の対戦である”ことなのです。確かに実力に差がなければ、「頑張れば勝てるかも」となりますよね。

 かつディベートは「私は下手なので、簡単なところを…」という形で逃避しにくい競技です(^^; 下手は下手なりに、自分の得意分野を見つけ、ディベートの4パートのうちのどれかを、責任をもって担う必要があります
 この“責任をもって取り組む”ことが、ディベーターのスキルを格段に向上させます
 能代高校の1年生が3年生の先輩から「ずいぶん上手になったね~」と言われているのを微笑ましく見ておりました。彼女も、初日ではなく3日目という、夜の準備を2日経験して、スキルを向上させていたのだと思います。

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 ちなみにこの練習試合で優勝したのは、今回ベストディベーターのF津君と、途中で対戦した3人です。

 初戦で対戦“してもらった”のは、今年から能代高校弁論部の顧問になった先生です(^^; わざとその組み合わせにしました。顧問の先生にとっても、ディベートを体験することが、より良い指導者への道の一つだと、私も実感しているからです。しかも相手はF津君対戦してみても、仲間として一緒に準備をしたり戦ったりしても、それぞれの時に様々なF津君の側面を見てもらえることができるでしょうから。きっと得るものがあったことでしょう。

 もう一人、対戦して、敗れて、仲間になって優勝チームとなったのが、北嶺高校の部長君です。正直、準決勝で対戦するように…としたのも“わざと”です(^^; お客さんにはより良い体験をしてもらわなければ!でも、君の決勝のスピーチは素晴らしかった(録音しておりますので、後程ネットで公開します)。恐らく、準備時間でのF津君との打ち合わせは、たとえ1~2分だったとしても、本当に貴重な経験だったでしょう!

… … …

 ですがこのF津君、他地区で見られるような(頭が良過ぎて近づき難い)スーパーディベーター、というわけではありません。

 2日目の夜のエピソードです。
 私は、研修会の会計作業を、顧問部屋でしていました。
 すると、F津君と、能代高校の顧問の先生、それともう一人チームを組むことになった本校の中学生(ラバーズS藤君からラバーズ担当を引き継ぐ、名字は同じくS藤君です)が3人で来ました。

 F津君の立論と、本校の中学生の立論と、次の試合で使うならどちらが良いか、というものでした。
 私は「現状分析と発生過程はF津君、重要性はうちの中学生のものと、組み合わせるのがいいよ」と答えました。
 本校は、この論題について学ぶために2回、裁判所を訪ね、法務省の方、そして検察庁の方から、裁判員制度導入の意義を学んでおりました。その学びが反映されている重要性だったのがうちの中学生のものだったのです。
 その場でこの、裁判員制度導入の意義を伝えたところ、能代高校の顧問の先生が「へ~」という感じで大きく頷いていたのが印象的でした。ディベート“で”の学びを実感して下さったのなら嬉しい限りです。

 その後、能代高校の顧問の先生が「名越先生のところに来る前に、F津君の立論と、うちの中学生の立論、どちらがいいか悩んでいて、『ここで悩むより名越先生のところに聞きに行った方が早いよ』と提案したんです」と教えて下さりました。こういった、生徒たちの問題を解決できる提案ができるところに、指導者としての資質の素晴らしさを感じます!来年の能代も強いことでしょう

 またF津君は、ディベートの経験がほとんどない能代高校の顧問の先生とチームを組んでの優勝。F津君は大変だったのかな、と聞いてみると、「どちらの立論が良いか(能代高校の顧問の先生に)聞いてみたら、『こちらの方が良さそうだ』と適切に答えてくれるなど、僕も助かりました」とのこと。
 F津君のすごいところは、他人からのアドバイスの良し悪しを正しく判断し、良いアドバイスを受け入れて行動できるところにあります。今回もその“質の高い素直さ”を垣間見ることができました。
 つまりF津君は、ディベートを積み重ねて、ジャッジや指導者から良い指導を受けるたびに強くなる…しかも良いアドバイスを忘れずに、きちんと議論の中に組み入れてくる・・・ね、ここが彼のすごさなのです!

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 何といっても、来年度の論題が発表される前に、ディベートのスキルの部分を伸ばすことができるのは貴重なのです。
 もう少し足りない部分があります。本校の部長(中3)は、練習試合で1回も勝てませんでした(偶然ですが…)。今回の悔しさをバネに「高校に入ったらディベートを続ける」と思ってくれるといいなぁ。そして、ジャッジに“勝ちを印象付ける”ディベートのため、もう少しディベートの技術を向上させる取り組みをしたいです。

 本校ディベート部は、冬休みに活動をしません。尤も、交流研集会で十分すぎるくらいでした。
 少し休んで、年明けから再び、より良いディベートを目指して頑張ります。

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2006.12.13

06.12.12 信じて継続させていれば…

 いつものようにメールのチェックをしたその時、僕はときめいたのです!

 メールのタイトルは「ディベートに興味があります」
 なんと本校の高校1年生!

 でも、半信半疑(^^;

 いざ見学してみると、「やっぱり…」と敬遠された経験多数ですので(^^;

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 廊下ですれ違ったとある中3生に、勇気を出して声をかけました。
 「以前ディベート部に興味があるようなことを言っていたけど、実は今日、ディベート部の見学に来てくれる高校1年生がいるんだ。もしも高校になってからうちの部に入って頂けるなら、折角なので一緒にディベートに関して説明させてくれないかな~

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 結論は、
 その高校1年生と
 その中学3年生が、更にもう一人友達を連れてきてくれて
、僕からディベートについて話を聞いてくれたのが3人!

 ちょー嬉しい!

 更にその3人は、僕のするディベートに関する説明に、関心をもってまじめに聞いてくれるんです。それだけでもう感動しました!

 ちなみに説明は、こちらにあるパターンAで、レジメはnew-syoshin.docを使いました。

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 その3人に「ディベートのDVD」と「(現在の部員による)実際のディベート」と、どちらが見たいか聞いたところ、中学3年生は国語の授業で既に見ていたのですが、昨年の全国で行なわれたOBOGのプチディベート『ドラえもんは22世紀に帰るべきである』が良いとのことでしたので、それを見ました。

 まず、DVDの中でディベートに取り組んでくれるOBが高学歴であることをアピール!(卑しいと言わないで…)それにも関心を寄せてくれました。

 それよりも、OBが繰り出すユーモアあふれる議論を聞いて、笑いながらも頷く様子。「をを、議論に興味を持ってくれている」と、好感触!

 ちなみに、高校1年生は否定側に、中学3年生の2人は「授業で聞いたときには否定側でしたが、改めて聞いてみると肯定側でした」とのこと(^^)
 そして、判定理由を聞いてみると、3人とも当を得た理由を述べてくれる!

 いやぁ、責任をもって、根拠を伴ったスピーチができる素地あり!

 その日は夕方5時半頃解散しました。

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 そうしたら、その高校1年生から、早速再びメール。

>今日ディペート部を見て、とても充実した部活だと思いました。
>木曜日にでも入部するつもりです。

 (T_T) ウレシナミダです!

 …ん?でも来年4月には、中学生の部員がいなくなる?

 ・・・いいんです!

 ディベートの効果を信じて、模範的なディベートを追い求める活動を継続させていれば、必ずディベーターの輪は広がります!

 いつかまた、今回の高校1年生のように、ディベートに価値を見出してくれるような中学生部員が入部してくれることがあるでしょう(^^)

 千里の道も一歩から。 着実に少しずつ頑張ります!

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2006.11.28

06.11.28 プレパ(準備)のできる部員になれ!

 『ディベートは準備が7割~8割』と言われています。
 逆に考えると、7割~8割ものウエイトを占める準備ができなければ、試合に勝てる訳がないですよね。

 更に逆に考えて、勝てるディベートを目指すには、準備(通称“プレパ”=「preparation」の略)をしっかりしよう、という、当り前の結論に至ります。

 来年、再び全国=ディベート甲子園の論題が発表されるまでの間に、中3の2名、高1の1名の計3名のメンバーには、自分一人でどんどんとリサーチが出来る力を身につけて欲しいと思っております。
 …今年の3年生は、2つ上の先輩(現在大学2年)たちと比べて、リサーチ力が弱かったですから。

 教育ディベートで培われる能力の一つに『責任感』があると、前の書き込みで書いた通りです。
 自分で責任をもって調べた内容を、責任をもってジャッジに伝えることが大事です。
 どんなことを質問されても、責任をもって答えられるくらいの立論を作れるようになりましょう。
 そのためにも、チームの責任を果たせるくらいのリサーチをして欲しいです。

 “責任”を明確化するために、チームで「やろう」と決めたことを、紙に書いてもらいました。

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11/30(木曜日)(予定)

  1. 図書館から本を3冊ずつ借りてくる
  2. 本担当2人、ネット担当1人でローテーションをしながらリサーチ作業

  =>証拠資料あさり

12/5(火曜日)
(高校生)…主にネットで立論、証拠資料調べ
(中学生=修学旅行の代休)…立論作成、論点のピックアップ、(質疑ネタ)、リンクマップ作成
 →12/7(木曜日)まで立論完成
 →その後反駁資料あさり

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 予定通りに作業が進まない場合もあるでしょう。
 でも大事なのは、部員のみんなで「これをやろう」と決めることです。
 決めたら、「やろう」という気持ちをもって、実際に行動してみることです。

 一歩を踏み出して下さい。

 年末に交流研集会が行われることがモチベーションになっているようで有り難いです。(北海道・東北【共通論題】『裁判員制度の是非』での試合が組まれます)

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 『勝てるディベート』を目指せ、と堂々と指導しました。
 ・・・有り難い。もう“勝利至上主義”との違いを説明する必要がない。そのように誤解される懸念がなくなりました。

「会津高校のFFコンビのようなディベートを目指しなさい。」
「試合の終わった後で、ジャッジにも観客にも感動してもらえるようなディベートをしよう」
「しっかりとしたリサーチをすることは、家を立てる土台を強固にするようなものだ」
「しっかりとしたリサーチに立脚したディベートをして、複数人いるジャッジの全員を納得させよう!」

 ラバーズS藤君が現在も一緒に部活に取り組んでいて「(リサーチ不足なのに立論を一生懸命考えてディベートをするのは)中国雑技団ような自転車の上に、多くの人が乗っていて危なっかしいようなイメージだね」と言って、後輩達が「それは分かりやすい」と言っていました。

 ただよく考えると、“自転車1台”に着目すると不安定に見えますが、中国雑技団の方は、ものすごい訓練を積むことで、たとえ二輪の自転車であっても強固な土台と同じ状態を作り上げているのですよ。ですから実は、ものすごくリサーチをしているようなものだと考えることができます。
 「どこに力を入れるかですね~」とS藤君は言っていました。

 本当に有り難いことに、模範的なディベーターと、間近に接することができたうちの中3・高1のメンバーは、方向性を間違わずに、望ましい『強いディベート』へと、舵を定めたような気がします。

 勝てるようになるには遠い道のりかもしれませんが…少人数であっても、
  応援のし甲斐のある部員たちが与えられて、顧問として素直に嬉しいです。

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2006.10.22

なぜディベートの会場には観客がいる?

 部員たちが学院祭に『ドラえもん』論題で望もうと準備をしている最中に、受験生の元部長のW妻君が指導に来てくれました。あ、全員集合したんでしたっけ(^^;(当Blogにアップした部の活動記録を見直して(^^ゞ

 練習試合の最後、W妻君が言いました。

 「『メリット1の現状分析ですが』というサインポスティングをしても意味がない。観客はフローを取っていない(ので、それが何のことかすぐにはイメージできない)からだ。文化祭の試合はぶっちゃけ、ジャッジなんて関係ない。観客を笑わせてナンボだ。観客に分かる言葉を使わないと、本当に“意味がない”。」

 をを、中々鋭い指摘だ、と思いました(^^;
 競技ディベートとは、試合が行われる状況に応じて、使う言葉を変える必要があるのですね。

 全国のディベーターの皆さん、こういったこと、考えたことがありますか(^^)?

… … …

 更にW妻君は、続けて言ったのです。

 「なぜディベートの試合会場には観客がいるのか、考えたことがあるか?」

 「ディベートは、(ディベーターの主張が)ジャッジに伝われば勝てる。だが、“ジャッジにだけ伝わればいい”のなら、他の人達は会場にいなくても構わないはずオレも最初は、観客は邪魔な存在だと思っていた。しかし違った。ディベートは観客がいたほうがいい。それには理由がある。

 ・・・これを読んだ皆さんは、「その理由とは?」と聞きたくなることでしょう。

 ですが、僕はただ、頷いていたんです。

 彼がディベート部に入ってくれたのは中2の時で4年前。石巻中学生ディベート大会に出場しても惨敗。その後、ただ先輩と一緒に連れてまわった。先輩が抜けた時には一人だけになった。仲間を連れてきて臨んだ高2、集大成と臨んだ高3、その2年間は全国で全敗(予選3敗×2=6敗)。まあ、高1の時に全国で1勝を挙げているが、「その時は先輩のおかげ」と言っている。

 このように、ディベートに関わり続けた彼は、間違いなく成長しました。
 残念ながら、全国大会が終わり、引退して、部活動から距離を置き、客観的にディベートを捉えられるポジションに引き下がったことによって、初めて開眼したのではないかと思われます。ねえ、1ヶ月前に、何かのきっかけで開眼できたらねえ…。そう簡単には、人は悟りを開けないのかもねぇ。

 僕も共感したので、何も言わなかったのです。
  「ディベートの会場には、観客が必要である」

 ・・・この意味を、後輩達が、早めに気付いてくれることを期待して。。。

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2006.10.17

06.10.14 オープンキャンパスの後に裁判員制度1試合

 学校が休みだったのですが、第2回のオープンキャンパスがありました。
 ディベート部を、ここぞとばかりに、参加させます。
 とにかく、経験が大事だと思っています。

 小学生・中学生が結構来てくれました。が、全体で話を聞く時間が終わったら、結構皆さんサーッとお帰りになって(^^;
 そんな中、廊下で“路上ディベート”させました。
 論題は「ドラえもんは22世紀に帰るべきである。是か非か」
 4月の部活紹介、第1回オープンキャンパス、文化祭と繰り返し練ってきた議論です。
 中3二人と高1一人が3人で自主的にやっていました。偉い偉い!(僕には別な仕事があったので、今回は手伝わず)
 ある程度のお客さんが、最後まで聞いて下さったそうです。
 判定を聞いたところ「ドラえもんが好きだから」という理由で肯定側?と聞きましたが…今思えば合ってますか(^^;?でもいいんです。聞いてもらえただけOK!

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 で食後に、裁判員制度論題で1試合しました。僕(肯定側)と高1のI君(否定側)です。

 ちなみにこの前後の僕は本当にもう仕事だらけで苦しんでいました。特に高3の担任なので、推薦系の書類作成は本当にもうタイヘンなのです。前日はバタンキューで寝てしまいました。
 ということで、こちらに公開した2分の原稿はあるものの、中学フォーマットの4分の立論が完成していない(^^;

 で、当日の朝どうしたかと言いますと、

  • 原稿がある方をメリット1にする。
    てんぱくさんが指摘して下さった重要性の2は、反駁されたら消えても結構(^^;!
  • メリット2は、みんなで考えた「開かれた司法の実現」にすることは決めていた。
  • 資料(3冊)の回し読みをして、重要そうなところに付せんを貼り合ったのですが、それを元に“付せんを貼ったページ何が書かれているのかの一覧”((1)ページ数(2)内容の概要(3)その内容は肯定側or否定側orどちらでもないけど重要事項なのか)を現役部員に作成させていたのです。簡易資料集のようなものになります
    その一覧が3冊分で3枚、私を含め全員がコピーして持っています。
    その中から、「開かれた司法の実現」の発生過程用の内容の部分を1枚、重要性を示す内容の部分を1枚、計2枚をコピーする。
  • コピーのどの部分を読むか、印をつける
  • この資料を元に何を主張したいかを脇にメモ

 =>要するに超手抜き立論完成!

 これでも、試合はできます(^^;

 ただ、中3の2人からもらった試合後のコメントで「メリット2はやはり具体的なところが分からなかったので、メリット1とデメリットで比較しました」との厳しいコメント(^^;
 ね、ジャッジにきちんと伝えようと思ったら、手抜き立論じゃぁ厳しいのだ(爆:当然だ)

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 では試合の概要を

M1:裁判の迅速化 → こちらを御覧ください
M2:開かれた司法の実現
 n:現状の司法は、私達の生活での認識とに差がある
 H:社会的にも影響の大きい事件を扱うように裁判員法は定められた
  E:2005.5発行:池田修・前橋地裁所長判事著『解説・裁判員法』p.163
 J:国民の参加によって司法の国民的参加を確立する
  E:2004.5発行『刑事司法への市民参加』p.73

 <反駁>
 M1=>公判前整理手続きはデメリットを生む(詳しくは否定側立論を)
 M2=>メディア規制や守秘義務があり、情報は伝わらず、M2は生じない

 <再反駁>
 M2:メディア規制や守秘義務で伝わらないのは個人情報に関すること
    M2で言っているのは、司法制度の仕組みが伝わったり、
    法律を破ると罰せられる、という“実感”に関する部分が広まるということ
   (偶然にも『刑事司法への市民参加』のコピーに、上記のことが書いてあった!ラッキー(^^)v

D:専門家の負担増
 ここで言う専門家は弁護士と裁判官
n1:有名な弁護士は年に300件以上の裁判をこなす。
  H:1つの事件に3日間かかりっきりになり、弁護士にとっては大きな負担で、
    かつ事件を多くこなせない。
n2:裁判官は、専門用語を容易な言葉に置き換えたり、評議をしきったりするのは大変
  E:『日本の論点06』
n3:公判前整理手続きは
  ・弁護士にとっては手の内を公開することとなり、裏技的な弁護ができなくなる
   =弁護の戦略がとれなくなる
  ・裁判官にとっては、証拠が削られることになり、見落としや、後日資料が必要に
   なったときに困る
S:国民が困る
 S1:弁護士が忙しくなると、有能な弁護士に弁護してもらえなくなる
 S2:裁判官も必要な能力の習得が困難となる(だったと思うのですがメモ不足(^^;)

 <反駁>
 D:n1=>3日間弁護士がかかりっきりという訳ではない(評議のときには時間があく)
      有能な弁護士は、時間をやりくりすれば現状とさほど差がない。
  n2=>裁判官が一度その能力を身につければ問題はなくなる
  n3=>裁判員法による公判前整理手続きは地裁のみ。高裁・最高裁が控えている。

【判定】
M2=「開かれた司法」が実現して、国民が具体的にどのような利益を得るかは不明
    よって評価できず。
M1=「迅速化」が起これば、やはり負担減等の利益があると思われる。

D=弁護士の負担は有名な人のみ?普通の弁護士は?
  結局、弁護士・裁判員が負う負担によって何が変わるのか?裁判の質が下がるのかが不明。よって評価できず。

 ==>M1が残って肯定側(2人中2票が肯定側)

#個人的には、公判前手続により弁護側の戦略が減る、というDが起きると思う。
#…ので、その部分への反駁はドロップしました。
#が、I君はまだ“ドロップされた議論を伸ばす”というところまでスキルが至っていない
#ので仕方なし。これからです(^^)

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〔次回〕 10月17日(火)を予定
 肯定側E君vs否定側ラバーズS藤君+S藤H君の“1人vs2人マッチ(ワンツーマッチ)

 E君は資料の本を持ち帰った。やる気を起こしているようだった。
 さて、ラバーズS藤君の準備はいかに?

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 只今1:55で、生徒の推薦文を仕上げてからこの文をアップしています。
 文字修飾やリンク作成、及び補足の作業で2:15になりました。

 ディベートの記事を作っていると楽しいので、眠気もふっ飛ぶのですが(^^;、明日のことを考えて寝ておきますm(_ _)m

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2006.09.18

06.9.14 『評議』を見る

 中3・高1部員とラバーズS藤君が集まったところで、仙台地方裁判所からお借りした『評議』を見ました。

 『評議』は、各地方裁判所で貸し出しを行なっています。
 この論題に取り組む方でゆとりがあれば、そして、裁判員制度に関して本当に予備知識が足りないなぁ、とお感じになる場合には、各地方裁判所に問い合わせをしてみると良いと思います(^^)

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 本日もまた、クラスの生徒の、指定校推薦用の指導が終わるまで、裁判員制度の証拠資料の本を読みながら待っててもらってからのスタートです。まあ、何と言いましょうか…教員と言うのは忙しい職業で…部員には申し訳ないですm(__)m

 で、いざビデオを見たのですが…

 …いや、やっぱりドラマ仕立てなので…

 「そんなはずはない」とか「いや、あの二人は、元の鞘には戻れるわけがない」とか、テレビドラマにツッコミを入れながらのオヤジ風な試聴ぶり(^^;

 ビデオを見た感想なのですが、裁判員制度がうまくいくか否かは、評議の司会役を務める裁判官の方の司会ぶりが上手かどうかで決まるような気がしました。

 個人的には、先日お話を伺った地方裁判所の総務課の方のお話の方が納得できました。
 ま、ビデオは“ドラマ的補助教材”ということで(^^;

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〔その他〕

●部長決まる・・・というか、分業制スタート!

  • 部長&ディベートの議論のリーダー:E藤君
  • 外交(他校との交流)担当:S藤H君
  • 部の運営(楽しいことの企画)や部内意見調整役、『ディベートの心得』のかけ声役:I澤君

 I澤君が年上なのですが、ディベート歴はE藤君が最も長く、そして社交性No.1がS藤H君、ということで、分業制を助言したのでした(^^)
 勝利も目指すが部の楽しさも忘れずに、といった、バランスのとれた部の運営ができればと思います(^^)

 ちなみに、S藤H君には、ネットのスキルをUPしてもらって、ラバーズS藤君からラバーズ担当を引き継いでもらう予定です(^^)

●証拠資料の回し読みスタート

 私が東北学院大の中央図書館から借りてきた裁判員制度に関する本3冊を、5人で回し読みします。
 毎日昼休み13:05に、物理室前に集合し、次の人に本を渡したら解散、ということをしばらく続けます。

 本を読んで、議論に役立ちそうなページには付せんを貼る作業をします。
 肯定側に役立ちそう:青、否定側に役立ちそう:赤、その他重要な内容がある:黄、の付せんを貼り、それぞれにラベルを書いておくのです。そうすると、後から読む時、参照が楽です。

〔次回〕

 9月19日(火) 放課後 物理室で
 お試し立論でのテストマッチ

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2006.09.12

06.9.11 代休だからこそ裁判所へ

 昨日、学院祭でのディベートを無事に終了させました。
 記念撮影も終了し、ラバーズS藤君以外の高校3年生は引退です。それぞれの進路を実現させてもらいたいものです。

 で、その代休で学校はお休みなのですが、それを利用して、裁判所にでかけました。もちろん、北海道・東北【共通論題】の『裁判員制度』をより深く理解するためです。

 この日のために、生徒から“素朴な疑問”を寄せてもらいました
 それを取りまとめて、あらかじめFAXで質問を送っておくのです、そうすると、訪問先で対応して下さる方もあらかじめ準備をして下さって、限られた時間に有意義な回答を得ることができます。

 少ない資料を元にした、ある程度の予備知識はありますので、そこそこの質問が来るのですが、やはり「ちょっとまて、それを聞くのはあまりにシロウト丸出しだろう…」という質問はFAXしません。そこで、教員のチェックを入れて、質問を振り分けるのです。

 さて、振り分けた結果が下記の通りです。

ラバーズS藤君に『宿題だ~』と言って調べさせた質問■
 (S藤君には、安易に人に頼らず、自分で論題に迫るリサーチをすることが大事だということを、より深く理解して欲しい)
(1)どのような基準のもとに裁判員を選ぶのか?
(2)裁判員と陪審員との違いは?
(3)裁判員に選ばれた人は、有罪・無罪だけを言えばいいのか?違うならどこまで追求するのか?
(4)☆裁判員に選ばれた人にはどのくらいの権限が与えられ、裁判員の意見はどの程度尊重されるのか。裁判官は裁判員の意見にどの程度耳を傾けるのか?
(5)☆裁判員が扱う事件が重大な事件に限るのには意味があるのか?
(6)☆裁判員の役割を免除することが許されるのはどのくらいの人数の人か?
(7)☆裁判に参加する人に対して、参加している間、どのような補償があるのか?(主に働いていない間の給料など)
(8)☆「合理的な疑い」とはどのようなものか?

☆印の質問は、裁判所にもFAXしました。

※ 皆さんも、上記質問に答えられるようになってみましょう(^^)/ ※

□ 裁判所に送った質問項目 □

  • 全ての裁判所で、裁判員を受け入れる準備(施設面に加えて、シロウトの一般人を裁判員として受け入れる準備も含む)はなされているのか?まだなら、いつまでにその準備が整う予定か?
  • 裁判員が扱う事件が重大な事件に限るのには意味があるのか?
  • 裁判員を辞退できる「個人の思想・信条」に当てはまるものには、どのようなものがあるのか?
  • ◆裁判員の役割を免除することが許される人数は、どの程度までが限度と考えているのか?(多数が免除される事態になると制度が機能しないのではないか?)
  • ◆ 現在の裁判官の方々は実際のところ、裁判員が公平な裁判ができると考えているのか?また、裁判員の意見に耳を傾け、その意見を取り入れてくれるのか?
  • 裁判員の決断が、プロの目から見てあまりにも的外れな場合にはそれをどう受け入れるのか?(ある裁判員の)的外れな意見が中々変わらない(頑固な)場合にはどうするのか?
  • 裁判員制度で「わかりやすい裁判」が実現すると言われているが、今まで裁判所が「わかりやすい裁判」に取り組んできたことはないのか?またそれは一般人にとって分かりやすくなった、という実感はないのか?
  • 「合理的な疑い」とはどのようなものか?
  • 裁判に参加する人に対して、参加している間、どのような補償があるのか?(主に働いていない間の給料など)
  • 裁判員の個人情報が100%洩れないと言い切れる根拠はあるのか?また、裁判員の個人情報が洩れた場合はどうなるのか?罰則等はあるのか?また、犯罪者から恨みをかうなどの心配はないのか?

 ◆の質問は、「をを、想定していたことと違うぞ!勘違いしたままディベートしたら、勝敗が逆転してしまうとか、恥ずかしいディベートになってしまうかもしれなかったぞ」というようなお返事を頂戴した質問です。

 やはり、現状の裁判制度に関する正しい理解に立脚した上で、裁判員制度に関して誤解や偏見のない主張をすることが、より良いディベートをすることなんだろうと思いました。

 ネットや本だけの知識で頭でっかちなディベートをしても、現場とかい離した議論をしてはダメなんだと思うのです。
 また、肯定側or否定側に偏った視野に陥るのも危ないです。賛成・反対の両方の主張を資料としてチェックした上で、論題に迫る望ましい議論を考える必要があると思っております。

 ただ、私達の議論の方向性は、前回取り組んだラベルで大体OKだろう、という認識を持ちました。

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 しかし、ディベート部の顧問でなければ、こういった訪問しての学習を、そうは経験しません。(以前別な部活でしたので、『教員だ』というだけではさほど世間のいろいろなところには行かない、ということです)

 振り返りますと

『首都機能移転』の時、『宮城県庁』
『安楽死』の時、『ありのまま舎』『東北大医学部』『宮城県立がんセンター』
『原発代替』の時、『女川原発』
『炭素税』の時、『ストップ温暖化みやぎ』
『道州制』の時、『宮城県庁』
『動物園』の時、『八木山動物公園』
そして『裁判員制度』の時、『仙台地方裁判所』

・・・ディベート部顧問だからこそ見聞を広めていると思います。

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〔その他〕
・それぞれ担当するラベルで、2分程度のテストマッチ用立論を作成。
・来年の春に、北海道の春季大会に出場して、北海道のディベーターと友達になってくるというのはどうかという提案に関して、保護者の方と話をしてみて欲しい(部員は更に「どうせならついでに、旭山動物園にも行きたい」と言っています)

〔次回〕
9月14日(木) 物理室で、地方裁判所からお借りした『評議』を見る

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2006.09.09

06.9.8 恐らく今年度初の全員集合

 10日(日)の13:10~14:20に、学院祭(=本校文化祭)でディベートを行なうため、受験勉強等進学に向けて取り組んでいた高校3年生の部員(…昨年の全国メンバー)を全員集合させての部活動でした。
 高校1年生の新入部員にすると、彼らを見るのは初めてだったのではないかと思いますが・・・そのうち一人は僕を激怒させた頃とは本質的に大差ない様子でして、それが彼の性格でしょうからまあ困ったものです(^^; 新入部員はマネをしないでくれ~(笑) それでもまあ、きちんと司会をこなせていたり、他の高3生もタイマー操作など卒なくこなしていたりしていまして・・・やはり全国への取り組みではないということもあり、こちらもさほど腹が立ちませんでした(^^ゞ

 全員集合したということで、公開ディベートの後に卒業アルバム用の写真撮影をするなど、連絡をしました。

 「ドラえもんは22世紀に帰るべきである」での試合の練習をしました。

P:ドラえもんはセワシ君のもとに帰る
M1:しずかちゃんへの覗きの被害が減る M2:危険な道具がなくなる
D1:子どもの楽しみが減る

 否定側担当の高校1年生I澤君が「エンターテイメントディベート」を提唱。立論の最初に「会場の皆さんでドラえもんが好きだという人、手をあげてみて下さい。」と呼びかける。その場のみんなが「(シーン)」。彼「はい、皆さん恥ずかしがって手をあげないようですが、皆さんドラえもんが好きだということが伝わってきました。そんなドラえもんがいなくなると、デメリットが起きることが分かりますよね。」 =>一同爆笑!エンタ系のノリですな(^^)

 そこで部長のW君が「勝ち負けよりも、会場を意識しよう。今回はジャッジを説得するよりも、お客さんを笑わせた方が勝ち」と言う。まあ、文化祭ですから(^^)

 でも、否定側第一反駁のE藤君は、まじめな性格。
 でも、そのまじめな反駁が何故かおもしろかった。いやぁ、ドラえもん論題の妙です(^^)

 その後、互いに結構まじめな反駁が続くのですが、「ほうほう」と感心したり、思わず笑えたりなど、楽しかったです。

 最後のラバーズS藤君の肯定側第二反駁が適切で、上手でした。こういう良質のスピーチを常時繰り出せるようになってくれるといいのになぁ。判定は出しませんでしたが、僕は今回はこのS藤君のスピーチがやはりまとめとして否定側より優れていたので、肯定側に票を投じたいと思っていました。

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 ここで僕は、大学の指定校推薦入試に関係する選考会へ。忙しいのですよ(T_T)
 大方の生徒は帰りましたが、残ったI澤君とE藤君に、チラシを貼ってもらうよう、お願いしました。

 ちょっと心もとないところがありそうだったので、明日午後から、もう1回だけ練習をします。

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 今日、僕は個人的に、「僕はやっぱりディベートが好きなんだなあ。おもしろくて、ワクワクしている自分が分かるもんなぁ」と思っていました。

 今日のことであと2つ、昨日のことでも2つ、こちらのBlogで公開したいディベートのことがあります。

 生徒から学んだディベートのことは、どんどん発信しなくては! 義務感を感じちゃうくらい、生徒から有意義なことを得ています。

 また読んで下さいm(_ _)m

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 仙台近郊にお住まいの方、もしもお時間がございましたら、是非学院祭のディベートを見に来て下さい。

 チラシをUPしておきます(^^)/ => 「flier.doc」をダウンロード

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2006.09.03

06.9.2 裁判員制度、はじめの一歩

 高校3年生が引退して少人数となり、新しい部活は一体どうなるんだろうと思ったら、どっこい密度の高い意見交換会ができて安心した次第です。

〔06.8.31 於:物理室 参加者3名+顧問〕

 『宮城ディベート“楽しみ隊”』ように作成した、短時間で立論作成までたどり着くワークシートを用いて作業開始。でも立論まではたどり着かず、ラベルの選定までで終わりました。

 最初、化学のレポート作成におわれていた1名を「頑張れよ」と励まし=ディベートの輪から外して(^^;スタート。中学生2名に「裁判員制度に対して、個人的には賛成・反対・どちらでもない、のどれ?」と聞いたところ、二人とも「どちらでもない」、敢えて言えば二人とも「反対」とのことでした(この2人は意見は、時々見事に一致する(^^;)。ジャンケンで勝ったE藤君が「どちらでもない」と考える理由、S藤H君が「反対」と考える理由、私が「賛成」する理由を考えました(=ワークシートに記入)。3人とも、本校の図書館にあったごく限られた証拠資料(日本の論点'06と知恵蔵)と、裁判員制度に関する2冊の本しか読んでいないと思われますが、それなりに思いつくものです。
 その後、3人がそれぞれ発表します。
 それに対して、残りの2人が質疑することにしました。この半年「肯定的な質疑」で主張の根拠を確認する、ということを続けてきましたので、質疑をして発言者が“なぜそう考えるのか?”という“根拠”を確認する、ということをしました。これにより、予想以上に有意義な意見交換の時間となりました。

◎E藤君:どちらでもない理由
 裁判員制度には不備があり、望ましいメリットが生じないと思われる。
 一方で、デメリットが起きるのはケースバイケースで、かつそのデメリットの規模も不明=一定ではない。
 つまり、メリットもデメリットも、大きくなると確信が持てないので、賛成でも反対でもない、とのことでした。…ディベーター的な発想ですよね(^^;

・S藤H君の質問→制度に不備があると言いますが、今後法律が改善されることはないのですか?
 …改善されるのでしょうか(^^;? 今回のディベートでそれを言及してもいいのでしょうか?>北海道の皆さんHELP!

◎名越:賛成する理由
 民間人が司法制度に踏み込んで関わることによって
  1.多くの国民が日本の法制度について認識を深める
  2.国民の考え方が反映された司法制度に向かう
 上記2点が、理想通りに世の中に反映されたら、とても重要な効果がもたらされる。

・E藤君の質問→国民の考え方が反映されるのは、制度が新鮮と受け止められる最初のうちだけでは?
・名越回答→時間が経って、考え方が変わるケースもある(例:交通事故の厳罰化、など)。仮に変わらなくても、国民の考える基準を確認できるだけでも有意義。

◎S藤H君:反対する理由
 司法が変革するには教育などのほかの要因が大きいと考えるので、プランでメリットが生じるとは考えにくい。また、プランはうまく実行できるのかも不明。
 一方で、今まではプロの方々が裁判をしていたが、プロでない裁判員が入ることで、正しい判決がでるのか不明。むしろ正しくない判決がでるのでは?

・E藤君の質問→裁判員の権限はどの程度で、判断にどの程度影響を及ぼすのか?

=>ここで3人+化学のレポートが終わった1名が加わって4人は、「評議の決着の仕方」について理解がないことに気がつきます。つまり「裁判員の権限はプロの方々と同等=合議制=全会一致まで評議を継続させる」のか「評議会の中に権限が大きい人がいる=プロの方?=意見の一致がない場合には、責任のある方が最終意見をとりまとめる」のか、評議のあり方が分かっていないのでした。

=>休憩時間にネットで調べたところ、下記の事が分かりました。
評議を尽くしても,意見の全員一致が得られなかったとき,評決は,多数決により行われます(ただし,裁判官,裁判員のそれぞれ1名以上の賛成が必要)。
 有罪か無罪か,有罪の場合の刑に関する裁判員の意見は,裁判官と同じ重みを持ちます。

 E藤君「をー、多数決で人生が左右されるのか~」と驚いていました。(いや、多数決が必ずしも悪いとは言えないのですが、彼の率直な感想と受け止めました…)

・名越からの質問→正しくない判決とは「無罪を有罪にしてしまう」のか「有罪を無罪にしてしまう」のか?または「罰を重くしてしまう」のか「罰を軽くしてしまう」のか?いずれも「正しくない判決」だが、意味合いは全く違う。S藤H君はどれを想定しているのか?
・S藤H君の回答→「無罪を有罪にしてしまう」ことしか考えていなかったが、その他のケースが起こり得るのかなど、考えたい。

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 休憩時間を挟んで、メリットとデメリットのラベルを4人で考えました。
 それらをまとめます。

【メリット案】

  • 『開かれた司法』の実現。(司法制度の)社会性の拡大。
    ☆E藤君が作成(下の3つを、これに含めて書いてみる)
  • 裁判の公平性が高まる。
  • 司法への関心が高まる。
  • わかりやすい裁判が実現する。
  • 裁判が迅速化する。
    ☆名越が作成

【デメリット案】

  • 国民負担の増加(負担とは、罰金、時間的拘束、守秘義務を負う、など)
  • 精神的負担の増加
    (重い裁判を扱う-他人の人生を左右する
     証拠資料が、殺人現場のものなど、生々しいものだったりする
     裁判員は犯罪者に顔を見られる。逆恨みされないか?(弁護士が逆恨みで殺された事例があるそうです)
    ☆S藤H君が作成(上記二つを“負担”という形でまとめる)
  • 誤った判断が下される。裁判の公平性が失われる(罰する意識が強まる、など)
  • 裁判の混乱(評議でいつまでも一致が見られないとか、「あの時ああ言ったけどやっぱり…」などで裁判が長引く、など)
    ☆I澤君が作成(上記2つをよく検討して、1つにする)

 それぞれが受け持ったラベルで立論を作成してみる、ということを宿題として、学院祭(文化祭)後、テストマッチをしてみることにしました。

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〔その他〕

  • 『ドラえもん』の立論を来週の木曜日までに完成させる。
    I澤君は月曜日の1時間目終了後、作成した立論の入ったフロッピーを物理・地学準備室にいる名越に届ける。その後名越はプリントアウトして、E藤君に届ける。
  • 部長をどうするか?
    来年、「勝利を目指す部」を目標とするのか「楽しさ重視の部活動」とするのかで、人選が違うかもね、とアドバイスする。もちろん、みんながどのような部長になるのかは分からないけど…(^^;

〔次回〕
 9月7日(木)物理室にて (5日、6日はスポーツ大会)

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2006.09.01

06.8.31 学院祭用「ドラえもん」ディベート

 本校の部活動の記録をBlogに残し、広く公開することにも意義があるかな、と思って、「東北学院中高ディベート部活動中!」というカテゴリーを追加しました。

〔06.8.31 於:物理室 参加者4名+顧問〕

 昨日、久々に部活で試合をしました。
 次の次の日曜日に行われる本校の『学院祭』でのディベートです。
 部活紹介では「ドラえもん」を、笑えるメリット・デメリットで展開したのですが、今回の趣旨は「ドラえもん論題でまじめにディベートして勝敗を決しよう」というものです。

論題:『ドラえもんは22世紀に帰るべきである。是か非か』(中学フォーマット)
 肯定:I澤君、E遠君 - S藤君・S藤H君:否定

プラン:ドラえもんはスペアポケットを持って未来に帰る
メリット:1.子どもへの悪影響がなくなる 2.のび太の成長 3.覗き被害の防止
デメリット:子どもの楽しみが減る

M1:現状:「ドラえもん」という番組にはジャイアンの暴力、スネ夫の差別等、描写に問題あり。かつ視聴率が高くて見ている子どもがたくさんいて影響大=●
 ドラえもんが帰ると番組が終わるから、●→○

 =>典型的な欠陥があるメリット。番組が終わっても、その後の番組が○とは限らない。
  つまり、原因が取り除かれたとしても、新しく補われるものが良いものとは限らない=問題が解決するとは限らない。
  番組が実際に子どもたちに悪影響を及ぼしているという因果関係も示されず、では番組の終了によって子どもたちがどう好転するのかも立証がない。否定側反駁が有効。

M2:ドラえもんが帰るとのび太は頑張る。

 =>1回はジャイアンに勝つ(6巻参照)が、それが継続するとは限らない。のび太は成長するのか?
  その1回を良し=○とするのは、重要性が小さい。(時間軸を捉えていない)

M3:確かにその通り(しずかちゃんを守ろう!)

D:「ドラえもん」は友情や未来の発明等、子どもたちに夢を与えている。なくなるのはデメリット。○→●のパターン。

 証拠資料で、同じく視聴率の高い「サザエさん」を提示。ヨジテレビ視聴者FAXを引用(よく見ていたね(^^))して「子どもの入院先では日曜の午後6時半に、病院の人達がみんなで『サザエさん』を見ている。このように、視聴率の高い(国民的な)番組は、家族等の結び付きを強めるはたらきがある」とのこと。僕的には、資料の引用先や内容にHIT(笑)!
 (当然『ドラえもん』と『サザエさん』の共通点、相違点を出して、その後の議論はどちらにも転ぶはずだったのだが(^^;)

 =>肯定側からの反駁が「ドラえもんが終わっても、ゲームや他のアニメで楽しみは得られる」ということであったが、これは「楽しみ」という“幅の広い言葉”で、議論をごまかしている形になっている。例えば同じ高視聴率でも「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」では、楽しみの“質”が違う。私は、否定側立論でいう「夢を与える」は、ドラえもんに固有の(「ドラえもん」という作品に特有の)ものであるという認識で聞いていたので、肯定側の反駁は有効とは感じられず。

【判定】
 双方が「(高視聴率の)『ドラえもん』は視聴者にとって有意義な番組が否か」という大切な論点を決着付けようとしてないなかった。その論点をいずれかに決着させた上で、「有意義というよりむしろ悪影響が大→M1の方が大きい→だからドラえもんに帰ってもらおう」or「有意義→Dが大→だから残ってもらってもOK」という結論を主張する方が効果的。試合中には、大事な論点に気付けるようになろう。
 結果、M3は発生するものの、視聴者全体に関係するDが大きいと判断して、否定側。

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 こういう楽しいディベートに、“議論の基礎”が散りばめられている。
 楽しく学んで欲しい。

 と同時に、部員には、丁寧な議論を心掛けて欲しいと思いました。
 特に高校生3年生は、そういった丁寧な議論が普段からできないから全国でも…(以下自主規制)

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〔その他〕

  • 学院祭でのディベート終了後、物理室周辺で写真撮影
  • 10月14日(土)に行われる本校第2回のオープンキャンパスでも、廊下で“路上ディベート”(通行人に身にディベートを聞いてもらうスタイル)を実施する。
  • 次期部長を誰にするか?(高3のS藤君がやりたそうにしていますが、無理なんです(^^;)
  • 今回の試合の“良い議論”を元に、「ドラえもん」立論の手直しを頼む

〔次回〕

 9月2日(土)(授業がある土曜日)放課後に、物理室にて、裁判員制度について少し準備をする。(ワークシートを準備する予定)

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2006.04.01

ディベート部の不思議で大きな力

 去る土曜日・日曜日と、関東甲信越地区の春季大会に、中高生を引率してきたのは前回の日記に書いたとおりです。

 その帰り際に、本校のディベート部員で、Project of Debate Loversにおいて水曜日の日記を担当する佐藤君が、非常におもしろくて大切で貴重なことを言ったのです。

 「ディベート部くらいですよ!こんなに他校の部員と深い繋がりが持てるのは!」

…いや、例えば吹奏楽部とか、合同演奏会とかするし、他校の部員と仲良くなったりするんじゃないの?と聞いたら、以外とそうでもないらしいのです。で、ここに、ディベート部の大きな特徴があると彼は言います。

 「共通の話題があるんですよ!別な部活であれば例えば、何かのことで話しかけても相手に引かれたりするんですが、ディベートだったら論題のこととかだったりで、話が尽きないんですよ!」

…をを。その「引かれない」というのは、中高生にとって大切ですね!

 そして「共通の話題がある」というのは、実はコミュニケーションにおいて重要なポイントです。

 それに呼応するように、本校の部長が語りました。

 「確かに、いろんな人と繋がりが持てました。決勝の会場で、隣に座った慶応の引率の方と、道州制について語り合ったんですよ。権限をこうしたらどうか、って話したら、『うんそれはいい考えだ』と言ってくれたんですよ」と。

 良かったね~。自分のアイディアが認められて。
 そして、“認めてもらえる”って経験が、人間にとって大事なんだよね。

 だいたい『道州制』みたいに難しめな、国の政治の話題が共通の話題になって、熱く語って他人と分かりあえるなんて、中高生にとってはめったいないと思いますよ。でも、それができる君たちは今、貴重な経験をしているんだね。

 4月から東北学院中学高等学校に入学して下さる皆さん、そんな貴重な経験ができて、全国に友達ができるディベート部に、是非入部して欲しいです!中学生、高校生1~2人でOKなんです。何とかお願いいたします!!

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 そんな形で、全国のディベーターとの繋がりを形作るディベートラバーズの皆さんが、『Project of Debate Lovers』チームとして、オンラインディベートに取り組みます。

 全国に散在するメンバーが1つのチームを組み、知恵を寄せ合ってディベートができるなんて、イイじゃないですか(^^)

 関東甲信越大会に集まっていたラバーズのメンバー、北海道、長崎、宮城、千葉、東京…「ドリームチームが組める」と楽しそうに話していたのを忘れません。

 イイ試合をして下さい!期待しています!

 また、よろしければ是非、彼らに声援を送って下さい!
 対戦相手にも送ってあげて下さい(^^)
 閲覧者用のBBSを準備しました。
 今回のディベート甲子園論題に関するコメントも大歓迎!ほかじゃあんまり聞けないかも(^^;

 私がこなす仕事が、そしてこちらのBlog「でぃべーたぶる」が、全国のディベーターに少しでも役立つものになっていれば幸いです。

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2006.03.25

OB と 現役部員

 朝6:00の新幹線に乗るのに、こんな時間に起きていて(昨日の帰宅22:30、その夕食、そして爆睡、2:30頃、義務感で起きる。現在4:30)、関東でののJRの乗り継ぎ等に関して調べているんです。旅行の荷物も出来ていません。

 関東甲信越地区のディベートの春季大会へ、生徒引率します。
 試合の準備が整っている、という状態からは程遠いです。“参加することに意義がある”という感じですが、まずはスピーチしてみて、ジャッジからコメントを頂戴する、ということ自体がそもそも有意義ですので、頑張って参加します。

 で昨日は、担任、及び情報システム部、及び本校教員としての仕事に追われていました(三重苦?)。その上、朝には花粉症の薬をもらってきて、講習もして、それから「立論がまだ出来ていません」という中学生と高校生の相手を・・・。切るカードもないくらい『どーするの?』という状態だったのですが、素晴らしいカードが1枚あったのですよ。

 『OBに来てもらって指導してもらう』という手が。

 僕が必死で仕事をこなしている間、生徒の相談相手になってもらいました。夕方ぐらいになると、まあ、試合ができる程度の立論が出来上がっているではないですか(^^)

 立論が書けない、と悩む現役中高生・・・気持ちは分かります。
 まず、逃げてはダメです。答えをもらってから書くのではダメです。
 それでは結局勝てないし、勝っても、何で勝てたのか分かりません。そうすると、実際にはディベートはおもしろくなくなるでしょう。
 ですから、自分で納得したことだけを頼りに、立論をしたためて下さい。

 今日はそういう君たちのために、OBに連絡をして、予定より早く来てもらったんですよ。まあ、僕にはそれくらいしかできない・・・というより、そうしておいて良かった。それでなければ、仕事が片づかなくて、今日、東京に行けなかったかも(爆)

 そして、やっぱりOBはすごい!

 雑談混じりで楽しく会話しながら、きちんと、この論題に関係するポイントを現役部員に伝えているんですね。現役部員の側は、暗中模索から抜け出すヒントをもらったようで、段々といい表情になってましたよ。
 話を聞いてみると、ちゃんと論題に関することをネットでチェックしているそうじゃないですか。
 更にはやっぱり、現役生より予備知識(雑学を含む)が豊富だよね。その点、現役部員より広い視野に立ってメリット・デメリットの実際を考えられるものね。

 そして一番ビックリしたのは、試しに行なった部内試合の後の君たちのコメントだよ。
 いつのまにそんなにディベートに詳しくなった?
 そのようなコメントは、ディベートを深く理解してなければ、出てこないよ。
 本当に驚いたよ。

 現役部員の糧になったと思うんだけど・・・恐らく、折角のその素晴らしいOBからのコメントは、明日からの大会では活かされない(^^;。そこが現役部員なんだよね。時間をかけて考えて、繰り返し練習して・・・それでどんだけ成長するのかは本人次第。
 ただ、「こうしたらいいよ」という貴重なアドバイスを、現役部員が忘れないでくれればきっと、良い方向に向けて努力して壁を乗り越えてくれると思うんだ。その先に光が見えてくると信じることができるだろうから。

 ・・・OBのお二人さん、ディベートに対するそれだけの理解が現役時代にあったら、
  君たちの力だったら、あの時、全国ベスト16では終わらなかったかもね。
  タイムマシーンで少し昔に戻って、全国準優勝の能代の面々と試合してみたいね。

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2005.12.19

部活に必要な人材!

 うちのクラスに、パソコンが得意な生徒がいます。彼は恐らく、このまま順調にTG推薦で東北学院大に進学し、そこでバリバリのネットワーカーになるでしょう。
 また彼は、ディベート部員と仲が良いんです。

 金曜日に部活をしました。
 中学生が只今、北海道の札幌市立北野台中学校さんとオンラインディベートで練習試合をさせてもらっています。
 で、自分たちの議論を確認し、今後の望ましい議論を模索するため、ここまで交わされた議論をプリントアウトし、高校生に対戦相手の代わりをしてもらって、口頭でのディベートをしました。高校生には、まだ提出されていない肯定側第一反駁、第二反駁を、相手の立場に立ってスピーチしてもらうのです。結構いい感じのディベートの訓練になります

 その場に、その生徒が居てくれたんです。

 折角なので部に入ってくれればいいなあ、と思ったのですが、残念ながらそればNG・・・だったのですが、

ディベートはしませんが、リサーチの手伝いならしてもいいですよ」とのこと。

 うちの部活にとって何より有り難い!君の持っている才能を是非お借りしたい!

 来年、全国の論題が発表されたら、是非とも宜しくお願いたします。m(__)m

 ・・・何せ今のメンバー、自分でリサーチするの下手だから・・・トホホ。

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2005.10.08

純粋に嬉しいです

 中間試験の成績を出すために奔走し、忙しかった&学校外の仕事がこなせなかった一週間。
 なぜかめずらしく、たっぷり休める3連休。家の片付け、Webサイト作業、天皇杯、家族サービス、など。

 でも、過ぎし一週間で一番嬉しかったのは・・・

木曜日に、中学のディベート部員が一人増えたこと!

 この気持ちを分かってくれる人が、きっと全国各地にいるだろうと信じて。

 現在、高校生5名、中学生2名。中学は晴れてディベート甲子園に取り組める体制に!
 ・・・東北の中学は壁が厚いから・・・でも、まずは前進しましょう!

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2005.06.16

「分からない」では分からない!

 水曜日は定例の部活の日です。
 ですが私は、研修旅行の会議で席を少し外しました。私のいない間、中学生の部員vs高校生2人のチームで試合をさせていました。

 会議を終えて帰ってくると、高校の部員の友達が2人いました。
 おお、すごい。ディベートを見てくれた、というだけで有り難い。それだけディベートは広まっていないと思うからです(全国的にも…)
 初めてディベートを見たような感じでしたので、ディベートの感想を聞きました。

 1人(←授業で受け持っている生徒)が「ディベートってよく分からない!そもそも聞いててよく分からない。双方が『分からない、不明』と主張するんだけど、本当に議論すべきことが別なところにあるんじゃないかなあ、と思いながら聞いていた。」と言いました。

 これは貴重な意見です!

 とかく最近のディベートでは、データが欠けていることを指摘し、「(立論通りに)起こるかどうかは不明=立証不足→大きな主張とは断定できない→ジャッジの方は『(相手の)議論が強い』という判断をしないで下さい」と主張しますよね。
 ジャッジも「立証不足なので、必ずしも主張通りだとは思いませんでした」と、コメントで述べたりしますよね。

 そういう形で、相手に対して互いに「それは分かりませんよ」と言い合っているディベートが、聴衆を納得させるはずがないですよね!

 だって、ディベーター本人が分からないって主張している事柄を聴衆やジャッジに分かれって言うこと自体に無理があるでしょう(^^;

 それを回避するためには「(今回のディベートで出し合った議論を総括すると)プラン後は“少なくとも”~~となることが強く予想される」という形で、「“最低限”どうなのか」ということ、そして「(結論として)プランを実施すべきか否か & 論題が肯定されるか否か」を主張すれば、聴衆、そしてジャッジを納得させやすいと思います。少なくとも、結論が見通せる主張はすっきりと聞けるはずです。

 指導する側、そしてジャッジは、ディベーターにそのような議論をしてもらうように、指導法やコメントに気を配ることが大事だと思います。

 できるだけ多くの人に納得してもらいやすい議論をしてもらうこと・・・これが、ディベートの将来に必要不可欠だと思うからです。

 残念ながら現状では、一般聴衆を魅了するディベートには至っていないと思いますから。

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 …て言うかですね。相手をしてくれた高校生というのは、例のぶち切れた部員ですので、そもそも手持ちに証拠資料がなく、今回ジャッジだった部長に言わせると、準備時間等では別なことで盛り上がっているような、はたから見ても明らかにふざけている(本気ではない)と分かる態度で試合をしていたそうで。

 対戦相手は、同じ部活の後輩の中学生なのに…

  …まあ、そういう基本的な態度が、全くデタラメだから
     そもそも聴衆を納得させる議論なんか出来るわけがないんですよ。ハァ。

 東北予選に間に合うのか?
  ディベートの準備以前に、“人間としての成長”が…  (T_T) ホント、誰か助けて

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2005.05.04

相当“痛い目”に遭ったようだね。良かったね。

 「さすがに切れた…」に、方々からたくさんのコメント、ありがとうございましたm(__)m
 メールを下さった方もいました。
 直接話しかけて下さった方もいました。

 私はおかげで、救われた心境になりました。m(__)m

 皆さんに応答する前に、部員達がどうなったのか、結論を先に紹介します。

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 4月30日(土)~5月1日(日)、仙台にて『第4回東北ディベート交流大会』が行なわれたこと、blogに書きました

 本校の生徒たちは初日のリーグ戦で、能代高校(1)チーム(←肯定側)と、江戸川学園取手高校OBチーム(←否定側)と対戦しました。
 なお私は、教員チームでしたので、生徒たちの試合を見ていません。

 能代高校(1)チームからは1ポイント取れて1-2で敗れたそうです。
 そして、江戸川学園取手高校OBチームには、0-3で敗れています。
 その敗戦のあり方が、生徒たちの想像をはるかに越える惨敗だったそうです。

 肯定側の主張を根本から断ち切られて、もう、議論にならなかったらしい。
(地球温暖化の原因はCO2ではないので、そもそもプランを実施すること自体が誤り、となってしまったようです)
 本校の立論の生徒は、まだディベートに慣れているわけではなく、質疑も“完全に向こうのペースで”持って行かれて…試合前から「自信がない」と言っていた第二反駁の生徒は「(自分達の)議論がまるで残っていなかったのでまとめようがない」状態になったようで…

 2試合終了した時点で「帰っていいよ」としていたのに、残って話し合いをしているんですね。

 そこで、3階の広い部屋に集めて話を聞いてみました。
 すると、今までの自分達の取り組みが相当甘かったことに、否が応でも気付かされたようでして・・・落胆の様子が見て取れました。

 一応、追い打ちをかけるように言っておきました。
 「なんで叱ったかわかったかい?なんで関東や東海の大会に誘ったか分かったかい?準備不足でディベートに臨むとどうなるのか分かったかい?ディベートの準備にお金と時間をかけると、得られるものがどれほどか、ということに気がついたかい?今までの君たちは、貴重なお金と時間をどれほど無駄にしていたか分かったかい?」→「分かったなら今からできることを考えて、明日は今日よりいい試合をしたら?立論を少しでも工夫したら?反駁のネタを一つでも見つけてきたら?」

 まず、部長と新入部員の二人が、夜の試合も見学して帰りました。
 次の日、新入部員は、立論を読む際に読み方に抑揚をつけるなど、工夫したそうです。
 チームはパートの入れ換えをしていました。適材適所をそれぞれ考えたのでしょうか。
 部長は、江戸取OBの方から第二反駁についてアドバイスを受けたこと(←大感謝!)と、会場に本校のOBが来てくれていた(←これだけでも大感謝!)のを見て「そういえば先輩は第二反駁でこんな感じで議論の比較をしていた」と思い出し、比較的有効に否定側第二反駁をこなしていました。

 その結果、学院OB(←肯定側)との最後の試合、2-1で勝利できました。
 新旧交代の場面でした(^^)

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 試合後の月曜日、部員を集めて、はっきりと言いました。

 私のディベートの指導方法(カリキュラム)の中にナイショで盛り込んでいたこと。
 ディベートが強くなるために必要なこと。

  それは、痛い目にあってボロ負けすること だと。

 ・・・かくいう私も、いや、東北地区全体が、そういう苦い経験を過去にしていて、それを乗り越えて強くなっているのです。

 …ただ、人はすぐには変りませんから(^^; やはり 「でもここでまた、モーレツに部活をするのは大変だあ」 みたいな表情をしていましたねえ(^^; 分かっています。

 これからは、限られた時間を用いて、メリハリのある部活をし、冷静に、徐々にステップアップしていきましょう。どういう順番で何をしていけば強くなるのか、それを示していくのが僕の役割でしょうか。

 君たちの中に、どうやら、少なからず意識の変化があるらしい。良かった。
 これで初めて、前進できる。

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 全国に行けるかどうか分かりませんが、少なくとも“良い議論を展開する素地”が芽生えたような気がします。残りの期間、生徒と共に精進します。

 皆さん、見守って下さいm(__)m

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2005.04.14

さすがに切れた…

 うちの今の部員は、部長以外、ディベートの恐さを知らない。(昨年の全国が終わってから入部しているので)
 そして、めんどくさいことは嫌いなようだ。

 またまた本校の部員は、オンラインディベートに取り組んでいる。しかも2試合平行で。
 その2試合目が、能代高校との対戦だ。東北地区でのライバルとの対戦である。部長は本気で戦おうとしている。

 オンラインディベートはスピーチではなく作文作業となり、それも生徒の負担=嫌気を誘っているようである。僕からすると、口八丁のディベートをされるより、自分の考えを“言語化”してかみ合った議論をする体験の方が貴重だと考えるのだが。

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 その、部員以外の2人が、部長を残して、サボって帰ろうとした。
 それを部長が止めた。
 短時間、会議があり、僕はその場を離れた。
 物理室に戻ってきて、まあ、立論等、検討が進んでいるようだが、明らかにタルイ。

 ぶち切れて1時間、自分の考えをぶちまけた。

  ディベート甲子園をなめるな、と。

 数年前、東北地区の代表校は、全国の相手から「とりあえず予選で1勝できるな」と陰でささやかれる存在であった(実際に生徒が耳にしたそうですよ)。幕張プリンスで、能代高校弁論部の前顧問の田口先生と、愚痴を言いながら深酒をしたのを思い出す。
 その後「自分の学校だけじゃダメだ」と連携を取り合い、会津若松ニ中や湯本一中など、中学校の方が全国で勝てていることに触発されて、指導方法を学び、工夫して、それでもまだ勝てなくて、改善して、ここまで来ているのです。

 それがねえ、家庭の事情があったにせよ東海にも関東にも遠征に行かずに、本もロクに読まずに、自分でスピーチの準備もしないで、「試合をやろう」とすると「どーせ勝てないのに」とかグダグダ言っているような奴に、僕が今進めているディベートの指導方法を否定される要素はみじんもありませんよ!

 そして何より、友達である部長が努力している姿を見ても、それを理解もしてやらずに、わざと逆なでして「俺帰る」はないだろ!冗談であっても言っていいセリフではない!

 部長一人では大会に出場出来ないので「頼むから頑張って、一緒にやろう」と言っています。

 まあ、彼らも本当は、ディベートがうまくなりたいらしい。北上のワークショップ、宮城ディベート“楽しみ隊”、他のオンラインディベートでも、中々勝てないのだから、やる気が損なわれるのも理解出来る。

 でもねえ、勝てないのはねえ、君たちの取り組みが甘いからなんだよね。
 それは一重に、ディベートってものをなめてかかっている、っていうところに根本的な問題があるんだよね。

 ジャッジに賛同を得ることがいかに難しいかってことにまだ気が付いていないからなんだよね。そのために証拠を集めたりするなど、どれだけ頑張らなければならないか、ってことに思いが及んでいないからなんだよね。

 うちの部は、現状が維持されれば、例え試合に勝てたり全国に行けたりしても、最終的には悲劇的な結末を迎えますから。
 1回説教した程度では、変わるような兆しは見えないし。人ってそんなにすぐに変わるもんでもないだろうし。

 これもディベートを通した教育の一環のような気がしますが、彼等に対する努力が無駄になりそうだという絶望に近い気持ちが新学期の自分を更に疲れさせる。

 でもまあ、ここで腐らずに、反骨精神で明日もやります。
 まだ、放棄できる状況ではありません。

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 リッチテキストで表現すると、感情が表現できて、ちょっとカッコイイですね(^^;

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2005.03.07

部室ゲット!

 本校で最も歴史の“浅い”部活動であるディベート部は、部室がありませんでした。
 最初はコンピュータのある電算室、そこも“コンピュータの使い方(モラル…)の関係(顧問も付けずということ)で”、物理室に移動して今に至ります。

 この度、移転を機に、
  新校舎で部室が与えられることが、先程決まりました \(^o^)/

 部員募集や日々の活動を考えると、放課後に集える場所があるということは、本当にプラスです!

 ただ・・・

・文化部室棟の予備室の予定だった部屋なので、ほかの部屋より狭い。
 (ま、人数も少ないし、仕方ないか。他校の生徒が練習試合等に来たら物理室でやろうかねえ)
・トイレの隣
 (予備室の予定だった部屋…)
・ネットが使えないかも(未確認)
 (その方がいいか。リサーチをする際には物理室にしましょう。各机に情報コンセント完備。ノートパソコンはコンピュータ室にある貸出し用マシンを利用できる…でしょう)

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 何にせよ、ゼロ(ない)より1(ある)方がより良いに決まっています。


 只今ジャージを着て引っ越し作業中。ディベート部の物品は既に運び出し終了!(段ボール2箱(^^;)
 新しい活動に希望を感じます!

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