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2012.12.28

“1人1台のタブレット授業”を、高校ではあまり聞かないのは?

 去る12月1日に行われた日本教育工学協会(JAET)の「教育の情報化実践セミナー 未来の教室がやってくる in 仙台」にて、あるまとめのプレゼン(パワーポイント)で提示された文字が強く印象に残りました。

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イメージを掴むのが目的⇒メディア(タブレット機など)
定着が目的⇒板書

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 実はその会での実践事例は、小学校のものが主でしたが、「高校側では一人1台のタブレット機活用の事例を小学校ほどにはあまり耳にしないのはどうしてかな?」という印象を持っています。

 つまり、小学校の授業での学びと、高校の授業での学びとには、何か差(違い)があるはず、という仮説です。

 その一つの解が、上記にあるのではないか、という予想です。
 それは、

……………
イメージを掴むことが主眼となる授業が多い=小学校
イメージを掴んだ先の理論の理解・定着が主眼となる授業が多い=高校

……………

 このあたりは、私が以前こちらの記事で書いた「小学校の学習方法のままでは中学校で行き詰まる&中学校の学習方法のままでは高校で行き詰まる」ということにも関連がありそうです。

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 という仮説のもとに、「教育の情報化実践セミナー」の懇親会の席で、東北学院大学の稲垣先生に伺ってみたところ、

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現在のタブレット機の性能
 小学校の文字数がOK(授業で扱う文字数が処理できる)
 中高では、学びに必要な文字数が多い
 (タブレット機では、中高の授業での学びに必要な文字数が処理できない)

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 をを、なるほど!
 「だから、タブレット機がノートに書きなぐるくらいのスピードで文字入力を処理できるようになったら、更に状況が変わるだろう」と、稲垣先生が申しておりました。

 そういう時代が来ますかねぇ(^^)

 処理する文字数に関して言えば、「キーボード」があります。

 そういえば、大学の授業であれば、PCをノート代わりに使っている人がいますよね。
 また、私が使用しているスマートフォンは、今は廃れてしまった『QWERTY配列』のキーボードが付いたタイプです。妻が「あんたは文字を入力する場面が多いから」と、最初からキーボード付きのスマホを探しました(^^;

 人間の思考に必要な“文字数/秒”(単位時間あたりの文字数)が処理できるくらいにICT機器が進化すれば、教育も、また私たちの身の回りの社会も、違った風景になるかもしれませんね。

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追伸:「教育の情報化実践セミナー 未来の教室がやってくる in 仙台」での、別な提言

「ICTを活用する授業←実験してみては?」

⇒実際のところ、教科書を終わらせることで精一杯で、そのゆとりが作りにくい、というのが正直なところか…。>高校教育

 ICT機器を“授業時間にゆとりをつくるように使う”ことが出来れば、もっと広まるのかも…。

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