本校の部活が停滞している分、各地のジャッジ及びディベーターの皆様へ
本校のディベート部は春休み中です・・・というより、「集まって取り組む意義が小さい」状態とみんなで判断して、個別に課題を担ってリサーチ活動をする、ということに決まりました。
・・・実際にはリサーチできていないでしょう(笑)
次の部活の集合日は決まっていますが、「調べましたが、分かりませんでした」というオチは見え見えです。
実はちょうど一週間前、春休みに入りたての本校ディベート部は、1泊2日の校内合宿を行いました。といって特別なことをした訳ではありません。春休みの講習があって忙しい生徒たちと、合宿をすることで登下校の時間を有効活用しよう、という趣旨の合宿です。
また、これを機に、本校出身の各代OBに来てもらって、現役生のディベートを見てもらおう、という内輪企画です(^^ゞ
OBの結論は
ディベートの試合をするには、(論題周辺の知識を)分からなさ過ぎる。
=試合をするには早すぎる!
…ということでした。
OBの最後の一言は「試合形式での練習にこだわる必要はない」というもので、現役も、試合の講評で相当厳しく言われたこともあり、合宿2日に予定されていた試合をキャンセルし、もう一度、自分たちが何を分かっていないのかを確認する作業をしました。
厳しく言われるのも分かります。
例えば高校生は、「参議院は衆議院のカーボンコピーだ。チェック機能を果たしていない」と主張しますが、
- カーボンコピーと言うが、参議院の何を指して「カーボンコピー」と表現するの?
- 参議院のチェック機能とは、どのようなものと考えているの?
- 本当にチェック機能を果たしていないの?(=実態に即した内容なの?)
等々、現状を正しく認識しているのか否か、OBからすると、相当疑問に聞こえたらしいです。
まずそもそも、ディベーター自身が分かっていない(理解が足りない)ことをジャッジに分かってもらう(理解しもらう)ことを出来る訳がないんです!
ですから、しっかりと準備をして学習を積み、まずはディベーター自身が論題を理解することが、ディベートをする前にはどうしても必要なのです。
そりゃ、形式的なものでいいなら、ディベートはできますよ。
でも、傍から見たら、つまらないでしょうね・・・あ、だからつまらないって言われたんでしょうね。
私としては「どこが分からないかに気づくために試合をしてみよう」「“試合をする”という目標を定めて初めて、試合に耐えうる準備ができる」とも思うのですが、せっかく時間とお金をかけて来てもらって、つまらないディベートを見せられてもねぇ、そりゃOBも悲しいですよねぇ![]()
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以上、以前に書いたとおり、うちの部活は中高とも閉塞状態なのです。
ですが、そこで教育的な教室ディベートを指導する立場の人間がどうするのか、が問われます!
「分からないからつまらない」とするならば、「分かれば面白い」のです!
ですから、中高生の分からない部分を見つけて、どう学習してもらうのか、が問われます。
とにかく中高生には、論題発表後の一ヵ月そこそこで、大学生や社会人を納得させるだけの予備知識や背景の理解なんぞ、不足していて当然かと思います。
… … …
今日、明日と、幾つかの地区で春季大会が開催されていると思います。
ジャッジの皆さん、厳格なディベートの判定も当然必要ですが、恐らくいるだろう、知識と理解が足りない中高生に対しては、教育的な講評をもって、次の試合で良い議論をしてもらうようご指導下さい。
ディベーターの皆さん、春季大会のタイトルは喜ばしいものだとは思いますが、真に大切なのは、ディベートを通じて、またジャッジの講評から学んで、論題に関する本質を知って、来るべき全国大会の予選に繋げることです。春季大会での勝利に目を眩ませないよう注意して欲しいものです。(中高生は勝てば嬉しくて、または負ければ悔しくて・・・いずれにせよ感情が先立って、大切な内容を記憶に留め損ねますからねぇ…)
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