2009.11.01

主張が先か、資料が先か…実は!

 Clown君、コメントありがとう!
 先日は僕も貴重な経験ができました。
 まさに先に書いた「“楽しいディベート体験”をどうつくるのか」を実践してくれましたね。

 Clown君がこんな形で成長するとは、と驚きでした!
 歴代の先輩達もそうでしたが、高校を卒業すると、視野が広がるのでしょうね。より深い理解に基づいた発言や企画などから、成長が垣間見られるなぁ、と、先輩達の幾人から感じました。

 さて、興味深い発言がありましたので、是非整理させてもらいたいと思いました。

>選手たちが「主張あっての資料」でなく「資料あっての主張」となっており、逆だなと思ってしまいます。

 この段落の出だしは「ネットに頼りすぎてる」ということで、Web資料の使い方についてでした。
 「資料あっての主張」というのが、「文の書き方がいかにも合っているから、という点で表面しか見ていない」ということを意味しているのを理解し、確かに同様に問題だと思っていることを表明した上で敢えて。

 では逆に「先に主張があればいいか」とも言えず、むしろ困るケースがある、というのが、部員達を見ていての感想です。

 部員達はディベートの打ち合わせの場面でさえも、往々にして「~~となると思います。」と主張するのですが、聞いていて「それって何を根拠に、そう断言する?」ということが分からないのです。

 “先なる主張”が、「(単なる)思いつき」や「(個人的な)思い込み」では、ディベートの論証とは程遠い方向に議論が進みます

 もちろん、「こうなるのではないか?」という推測を、全て切り捨てる訳ではありません。

 ・・・分かりますか?

 「意見が先」でも、「資料が先」でもなくまずは《 事実が先 》だと思うのです。

 現状を知らずに主張だけが先にあっても、ディベート的には困るということは、Clown君なら当然分かってくれると思います。どうしても「(単なる)思いつき」や「(個人的な)思い込み」に陥りますから。

 ・・・ところがこのことを「そうですよねぇ」と言えるまでには、中高生にとっては結構時間がかかるようです(-_-;)
 誰もが自分の主張の不備を”主観的”には気づきにくいから、なのかも知れません。
 Clown君だって、最初からうまくできていた訳ではないですよね?

 それから、今の中1のように、「意見がない」(=経験も予備知識もないから、意見の出しようがない)場合には、やはり、

・本を読むなど、現状を把握する

・事実に基づいて、意見を構築する

・資料がある内容をベースに立論を作成する

⇒「資料あっての主張」となってしまう

のは仕方がないと思います。
 ですが、ここで留まってはダメなのです。
 それはClown君が言っているように

>バラバラの出典の資料を一つの立論に組み込んで一つの主張を通すのは、大変難しいですが、それができたときほど感動は大きい

と、ここまで持っていってあげる指導が必要です。

 ここで、指導者の力量が問われます
 中高生は、バラバラの出典の資料を一つの立論にまとめます。
 その、資料同士の関連性、主張の首尾一貫性を、誰がチェックするのか、ということです。

〔試合を用いる場合〕
 勝敗は相対的なものなので、相手が更にまずい立論だった場合、自らの議論に落ち度があっても勝ってしまいますので、問題に気づかず、むしろ「正しかったから勝てたんだ」と、勘違いしてしまいます。

〔指導者やOBOGが指導する場合〕
 指導者やOBOGも完璧ではありませんので、不備を指摘できない可能性があります。
 更には、指導者・OBOGと、本人との人間関係が問題となりまして、不備の指摘を理解して受け入れてくれるかどうかは、中高生が他人の話をどの程度受け入れる器量を持っているか、ということに関わります。

 ・・・結局として、現在のディベート界では、かなりの確率で、主張の不備がスルーされているのではないかと思っています。

 由々しき問題です!

 この問題の解決に向かわせるキーワードは「相互のクリティカルシンキング」です。
 まずは鵜呑みにせず、主張が事実に基づいているのか、というのを互いにチェックする姿勢を、ディベート界に関わる全ての人が大切にすることかと思います。

 ただ、僕は何度も主張している通り、クリティカルシンキングは「批判的思考」ではなく「検証的思考」だと思っていって、事実が正しいと確認できたら、ひとまずその主張もあり得ると受容する姿勢が、更に大切だと思っています。

#「何でも批判しよう」では、最後には根拠の伴わない批判に陥り、往々にして、批判する側が行き詰ると思うんです(^^ゞ
#また、受容する姿勢が小さい人がいても、全体的な事の円滑さを失わせるので、結構困るものだと、思っています(^^ゞ

 ・・・とにもかくにも、ディベート界は、まだまだ発展途上です。
 引き続きOBとして、まずは自己向上を、そして、後輩の指導も、よろしくお願いしますm(__)m

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2009.10.28

教え(teach & study)と支援(coach & learn)

 池田先生のBlogから、貴重なタイミングで、教えを頂戴しました

 また池田先生は、2005年の段階で、指導の在り方に関する仮説を立てておられるのでした。

 今が2009年、4年も気付かずにいたのかと思うが、きっかけがなければ何かを理解することは難しいものだと、身の回りを観察したり、自分を反省したりしながら思うわけです。

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 ディベートの指導に関しては、「演劇主義」と呼ばれるものが批判の対象になっています。
 (具体的にはこちらをご覧下さい)

 では批判されないもの、つまり「演劇主義“ではない”」ディベート指導、とは、最終的には、自分で議論を考え、原稿等も自分の意思で自らが作成するように指導することかと思われます。

 今回、うちの高校生が、新人の中学1年生の2人を、この望ましい方向で指導していました。

 結論として、部員が1人、辞めました。

 最終的に分かったのは、辞めた部員は、本来別な夢を持っていて、その方向で歩みを始める下地が整ったということなので、最終的には円満な退部となったのですが、そこに至る途中で、双方のわだかまりを解くまでは、正直、焦りました。

 というのは、やはり、今の私たちの部活動では、新人に対して、ディベートを適切に指導できない、という現実を付きつけられた形になったからです。

 もう片方の1人が、部に残ってくれたことが、本当に有り難いことでした。

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 事の要因は、シンプルです。
 指導する側も、指導される側も、一生懸命だったので、双方に非がないと言えるのですが、残念ながら、互いに未熟だったことが要因だった、と思っております。

 教育では「発達段階を考慮する」ということがとても重要であることを、更に痛感したのです。

 今回は、本校OBと、「首都機能移転」についてディベートをして、後輩たちの経験を積もう、というものだったのですが、そもそも中学生に予備知識や判断能力が不足していれば「自分で考えろ」「自分の意見を出せ」と言っても、所詮無理なんです。

 教育的な視点を持っていれば、「では別な方法を」となるのですが、指導する側もまだ高校生ですから、自分の経験を元に「ディベートでは自分で考えないとダメなんだぞ!」と指摘するわけです。
 頑張っても考えが浮かばない中学1年生は行き詰るわけです。
 ディベートに取り組む意欲は一気に失せて、部活が辛いと…。

 はたから見て可哀想でした。他の部員も「想定していた幾つかの結果のうち、最も悪いものに至ってしまいましたねぇ」という感想でした。

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 かといって、他の部員も、「ディベート自体が嫌いでないなら、別な方法は幾つもありますよねぇ」と、アイディアはあるのです。

 それを、適切に繰り出せるのが、「教育的配慮」というものです。

 池田先生の理論では、指導の対象の様子を適切に把握し、教え(teach & study)て訓練をさせることと、自発的な要請に応じて支援(coach & learn)して伸ばすことを使い分け、学習者が混乱なく学びを深めて成長させることの必要性を、モデルで示して下さってます。

 それを「ディベートの指導」で確立するに至っていないと、私は思っています。

 「演劇主義」批判については、趣旨は理解できるのですが、残念ながらまだ一方的な見解であり、教育現場からは「そうは言ってもねぇ」という受け取りしかされていないのではないかと思われます。
 それは「批判が成功していない」状態と判断します。

 特に小中学生のような、発達段階を考慮する必要のある児童・生徒を対象とした、望ましい「ディベートの指導法」を確立させなくてはならないのかな、と思います。

 僕も今までのノウハウをいったん整理し、体系的なディベート指導法の提示を一回する時期なのだろうと思っているんです。時間とエネルギーをその方向に割きたいところです。

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2009.09.26

ディベートとは違った要素が…グループ討論

 中央大学へ指定校推薦で受験をする生徒と、今年から集団討論が科せられるという防衛大学校の推薦入試を受験する生徒の指導を頼まれまた。

 2人と私だけではグループにならないので(^^ゞ、この秋に部を引退した高校3年生を2人加えて、実際にグループ討論の練習をしてみました。

 ところがですねぇ

  • 受験する二人より、ディベート部員の方が発想が早く、また鋭い(=的を射た)主張ができていた。
  • ところが、賛成か反対か、という議論に分かれるため、僅かに殺伐とした雰囲気が形成されてしまう。
  • 議論の方向性が最終的には定まる雰囲気がない(対立したままで終わる)。

 後からディベート部だった生徒に話を聞いたところ「ディベートとはやっぱり違いますねぇcoldsweats01」と言っていました。

 ディベートとグループ討論とは違うものだと、指導のコツを掴んでいないことに気がついて少し調べてみると

「全員の意見を参考にしながら、お互いの立場や価値観を尊重し、結論を導き出す」

と書かれたページを見つけました!

 ディベートであっても、上記は大切です。
 ですが、競技の性質上、対戦相手は機械的に対立する立場になっていることが分かり切っていることですから、立場を尊重したり、自分の立場を変えることがありません。
 また、相手の価値観は重々承知(誰もが肯定・否定の両方を既に準備している)した上で、相手の価値観をも減じる(重要性・深刻性を削る)議論をするのがディベートです。

 また最終的には、ジャッジは、相手の立場や価値観を尊重するスピーチがなくても、フローシートに書き残した議論を検証し、メリットとデメリットを比較して、片方を勝ちにしますから、そもそもディベートはグループ討論とは評価軸が違うのですよね。

 やっぱり質が違いますよねぇ。
 そして、どちらかと言えば、お互いの立場や価値観を尊重した議論のできる人の方が、好感が持てますよね(^^)

 逆に言うと、ディベートに熱中し、勝ち負けを繰り返しているうちに、やっぱり攻撃的口調など、ディベートっぽい発言傾向になってしまう人もいて、悲しいことにそういう人は嫌われてしまうのかもしれませんねぇcrying

 ということで、グループ討論に必要な資質が好まれる一方で、ディベートが嫌われる素地が、そのあたりにあるのかもしれません!

 ただディベートには、論理的な考え方の訓練など、基礎的な発想法を鍛えるにはディベートの方がいいと思います。ディベートはゲームとしては楽しいですからhappy01

 そこで、ディベートで培ったスキルをグループ討論に活かすためのコツなどがありましたら、お聞きしたいです。また、参考となる情報などもお寄せ頂ければ幸いです。

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2009.09.23

体系的でないと、分からないものなんだ!

 先日、BookCafe『火星の庭』で行われた「『火星の庭 社会科シリーズ』第2回 ~わたしの経済とせかいの経済のこれから/お話:川端純四郎~」に…仕事(=講習等)が遅くなって、先生のお話が終わった時間から参加しましたcoldsweats01

#後ほど、そのお話を記録したDVDを借りに行って、それを見て勉強します!

 お話の後は食事を囲んで意見交換が続くのですが、その中での話です。

 新聞・テレビ・ラジオ・ネット・本などの様々な形で、私たちはこういった、せかいの経済や現在の日本のことについて、多くの情報に触れているのですが、「世界の中の日本とは?」といったことについて、全然ちんぷんかんぷんです。

 なんでだろうと思ったところ、「多くの情報は断片的で、その関連性が分からずに、今の日本について体系的に理解できていないから」ということに気がつきました。

 例えば『朝まで生テレビ』や『TVタックル』などの番組は、今の日本についての情報を与えてくれるので有意義ではありますが、それによって「今の日本について深く理解できた」という感じにはなれません。ただ、見ていて面白いかもしれませんし、視聴率があれば番組製作側はそれで十分なのかもしれません。

 情報が与えられても、その情報にどういった意味や背景があるのか・・・つまりその情報を十分に活用できるような形で捉えることができないのです。

 例えば、今回の川端先生のお話も、それを聞いて「良く分かりました!」という人もいたのですが、きっと、まだまだ事の本質を深く理解できた、という状態にはなっていないのかな?と思ったのです。
 なぜなら、例えば僕は、川端先生が行ってくれた「アフタヌーンレクチャー」シリーズのほとんどを頑張って受けて、日本の現代史をある程度体系的に学んだことを踏まえて今回の話を伺えるので、「あ、この話はレクチャーで聞いたあの話題の延長線上にあるんだ」という形で理解できます。
 つまり、あることを理解するには、その前に予備的な知識を体系的に学んでおく必要があって、それを踏まえると、新しい情報を有機的にその体系に組み入れる形で理解ができるのだ、と思われます。

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 現在のディベートは、体系的に学べる体制になっていません。

 試合を繰り返しても、学びは断片的で、都度、指導者やジャッジが、その知識&情報の繋がりについて解説を加えたとしても、ディベートの体系的な学びを構築することが難しいのです。

 もちろん、数をこなすことで、自分の中で自然に“体系”が構築される可能性を否定しませんが、逆に“誤った体系”を構築するリスクもあるのです。

 これについては現在、ディベートを「Stars(階段)」システムで学べるようにと、教材を作成しているところです。いずれ公開し、ご意見・ご批判を頂戴して、誰もが体系的に学べるような教材に成長させたいと思っております。

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 学校では『物理』という、みんなが学びにくくて嫌われる確率の高い教科を教えています。
 その中で、「これを教えた」という証拠を残すために編み出し、構築してきた「Stars(階段)」システムですが、実はこの学び方が、自分の想定していなかったメリットを生み出していることが、最近になって分かってきました。
 そして、つい最近気がついたのが、「Stars(階段)」システムは、ある内容を体系的に捉えて学ぶことに適したシステムである、ということなんです。

 「プリントを連続的に配布してやらせているだけじゃねーか」とか、ここ数年、僕から物理を習ったことのある皆さんなら言うのかもしれませんが、

  • 全部で~~~枚、ということは、まずは大枠(それ以外は高校の学習範囲外)を捉える事ができる。
  • 順番がある、ということは、学ぶべき内容が順番に並べられている、ということ。
  • その順番は、後で学ぶ内容を理解するための順番になっている。
    それは「易しい(=特に予備知識がいらない)→難しい(新しいエッセンスが少数加わっている)」の順番になっている。(後ろは、エッセンスがたくさんあるので難しい)
    カリキュラムが構築されている。
  • 体系的に学ぶ=新しく学ぶ内容(エッセンス)をきちんと理解するためには、以前に学んだ内容を簡単に復習できる、という点がものすごく効果的な要素となっている。

ということで、核となる部分から順番に、外縁の部分へ至る知識を構築してもらって、体系的に物理を理解することに繋げることができるのです!

 これをディベートで実現したいhappy01

 ・・・というような形で、今の日本を理解する方法があれば嬉しいなぁ。

 Blogじゃダメなんです。
 いくらリンクを貼っても、断片的なものが幾つか繋がったに過ぎないんです。

 もう一度どこかで、順番を考えながら、再構築する必要があるんですねぇ!

 ・・・頑張ってみようかなぁ!

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2009.09.06

陳情という民意の反映方法を高校生ディベーターはどう思う?

 今年、高校生ディベーターは、「日本は一院制にすべきである。是か非か」という、やや難しい論題に真摯に取り組みましたよね。

 一院制にすべき理由として、「ねじれ国会に端を発する問題の解消」を挙げていた高校生は多かったと思います。

 今回の選挙で、ねじれが解消されました。
 一院制というプランをしない形でのねじれ解消を、全国の高校生ディベーターはどう思ったのでしょうか?

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 もう一つ、今年のディベートでは、プラン後で「民意の反映」がなされるのか、むしろ民意が切り捨てられるのか、が争点となりました。

 そこで、下記のニュース郡をチェックして欲しいのです。

自民・下野ショック:担当記者座談会 政権交代、県政界への影響は /山口
>C 道路整備や新幹線駅設置など高度成長期以降、県内は自民政権のうまみ
>を十分に享受してきた歴史がある。

 昨日私は、政権交代について肯定的な記事を書きました。
 上記も、その方向性のもので、国民から税金として集められたお金の使い方について考え直すには、政権が変わったほうがいいだろうと、私は考えています。

#国民として必要な額の税金を納めることに異論はないのですが、取りすぎている
#なら返して欲しいです。
…本当は足りないのでしょうが、それならまずはお金の使い方を考えて欲しいですねぇangry

 ですが、下記のニュースは、ニュアンスが少し違います。

政権交代@宮城 「陳情どこに」財界手探り
政権交代@宮城 建設業界の不安

 共に宮城県発の記事ですが(^^ゞ、ここにあるのは「誰に言えば民意を聞き、それを実現してくれるのか?」という切実な問題です。

 高校生ディベーターの皆さんは、仮に一院制にした場合には、どのような形で民意が反映されるようになるのか、を、具体的に想定していましたか?

 想定していない状態で仮に一院制が実現してしまった場合には、国が混乱します!

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 『子ども手当ての支給』『高速道路の無料化』など、民主党のマニフェストの内容について「あくまで目標で、その政策が維持されるとは限らない」など、既に後退する発言があったとか。

 私達国民は、マニフェストにあるような国家レベルの提案についても、その良し悪しが判断できるようになりたいですね。

 只今『サンデーモーニング』を見ていました。
 解説陣が丁度、「新政権はいかに民意を反映させようとするのか?」という話題について、非常に懸念しているという趣旨の発言をしていました。
 自民党が構築してきた、陳情などのシステムは、利権が絡む一方で、少なくとも地元の民意を吸い上げて判断し、予算の執行にこぎつけて実現させてきた、というメリットが間違いなくあったのです。(前回の発言でも、その点のメリットを認める内容を書いています)
 一方で民主党は、そういった利権を廃すと言って政権交代を実現させたものの、「民主党の方々が実現させたい政策があって集まった人たちではなく、様々な理由で『反自民』という点で一致して集まっている人たちの党だから」と、サンデーモーニングでは解説されていました。

 特に大臣や各省庁の政策決定に関わるような、要職に就く政治家が官僚よりも政策に疎いとなると、国にとって良い政策は何か、が判断できず、民意を反映させるシステムが構築できませんので、国は混乱します!

 具体的なプロセスを想定しないでプランを提案する肯定側のようなものでしょうか(^^ゞ

#だからこそ『サンデーモーニング』では、今後の民主党の人事や、組閣人事が重要で、
#担当能力を重要視する人事である必要があるとの解説が…国民として要チェック!
(自民党と同様に、当選回数とか、派閥とかでの選考だと…好き嫌いで???)

… … …

 ですから肯定側は、「プランを実施すると具体的にどのようなことができるのか」を、しっかりと考えましょう
 「資料に書いてあるから、2倍深い議論ができる」って言い切る前に、「具体的にはどうなるかな?」と、あらかじめシミュレーションするところにディベートの意義があると思います!

 もう一つ、私を含めてなのですが、今回は「政権交代がなされたら私達はどうあるべきか」を勉強する機会に直面しているのだと思っています。

 特にお金の使われ方(税金の取られ方&予算の決め方&使われ方)については、ちゃんとニュースをチェック&判断するなど、個人的には注視し続けたいと思うのです。

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9月2日(水)の掲載でした!

 例の「ディベート教育功労賞(パナソニック賞)」の受賞に関して長時間取材を受けた内容が、記事になったのです。

 残念ながら新聞記者さんから連絡がなかったのでcoldsweats02、掲載の話を聞いたのは、その日あった学年懇親会の席でした。
 そんな、もう夕食時ですよ、コンビニにもその日の朝刊なんて残っていませんってsad

 そこで次の日(木)、学校の休憩室にある読売新聞…の古新聞で確認しました(^^)

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 その日(木)には、副校長から「受賞したんだって?」と言われて・・・

 一昨日(金)には、学校の掲示板にその記事のコピーが貼られたんですが・・・

… … …

 意外と多くの先生方が「受賞したんですってね!すごいですね!おめでとう」と声掛けして下さりました!

 結構嬉しかったです!

  1. やっぱり、全国レベルの表彰を受けるのって、めったにないことです。
  2. 地方版とはいえ、新聞に、結構大きめの写真と共に掲載されるって、めったにないことです。
  3. 日ごろの私が、ディベートの指導に頑張っていることをお認め頂けているのかなぁ、と思いました。

 私個人の受賞ではないことは分かってはいるのですが、人生の中でもこれほど祝福の声掛けを頂いたのはいつ以来だろう、というくらいの出来事でした!

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2009.08.23

新聞の取材で1時間40分も

 東北ディベートネットワークディベート教育功労賞(パナソニック賞)を受賞したことは以前書きましたが、今回、その件に関する取材として、読売新聞社の記者の方が来校されました。

 夏期講習後の17:10~18:50と、1時間40分、語らせて頂きました!

 もちろん、私が一方的に語ったわけではなく、記者の方の話も伺う時間もありましたがcoldsweats01

 ということで、全国大会当日の8分のスピーチというのが、要点だけをまとめた、いかに短いスピーチだったのか、ということなんです(^^ゞ>イクトス先生

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2009.08.11

ディベート教育功労賞(パナソニック賞)を受賞:TDN

 09年度の第14回ディベート甲子園にて、東北ディベートネットワーク(TDN)がディベート教育功労賞(パナソニック賞)を受賞しましたhappy01

#NADEサイト内には記述が見つからなかったのですがcoldsweats02
#もしも記述があれば、URLを教えて下さい>皆さん

 ということで、私個人の受賞ではないのが明らかなのですが、52名のメーリングリスト加入者を代表して、パナソニック様より盾を頂戴し、受賞のスピーチをさせて頂きました。

 何せ閉会式で発言が許される賞は、唯一このディベート教育功労賞(パナソニック賞)だけですから、内々にお話を頂戴したときから、何をどう話せば良いのか、折角の機会をどう活かすのか、を考えました。

 まず、「個人が頂戴した賞ではない」ことは大切な要素ですので、説明する必要がありました。ディベート自体が一人ではできないのですが、最近は特に、多くの人の支えと、知恵が集まり、そして参加者がいるからこそ、ディベート事業に取り組め、教育効果が発揮されるものだ、ということを実感しているからです。

 次に述べたのは「なぜ、ネットワークを結んだのか?」
 時間の制約があったスピーチの中には加えられませんでしたが、8年前は、関東支部などのメンバーの方が結束が固く、羨ましいと思っていたのでした。1校で取り組むには限界がある(どうしても視野が固定化される)と、当時の能代高校の弁論部顧問だった田口先生と幕張プリンスで意気投合し、「試合をしよう」と、2校だけで『第1回東北ディベート交流大会』を開催したり、代表校合宿を開催したりと、努力の方向を模索したのでした。
 交流大会では2校だけでは対戦相手が不足するので、教員チーム(これは「顧問もディベートを体験する好機となっていた」)とOBOGチーム、加えて関東からスペシャルOBOGチームを招いて、強い議論に触れる機会を設けていました。
 これらの取り組みは、3年前の会津高校の優勝で、ひとまずの成果を挙げることができた、と思っていますが、当然、追いかけられる立場となり、今年の結果を踏まえてもまだまだ努力と工夫が必要なことは間違いありません。

 続いて述べたのが、「交流研修会」の始まりと、なぜ東北6県を持ち回りにしているのか、という件です。
 福島県以外では、各県に1校ずつしかディベートに取り組んでいる学校がない、という東北特有の事情もあります。東北は広いのです。各地に点在しているディベーターに、できるだけ公平にメリットを生むには、工夫と配慮が必要かと思います。

 ヤマ場は『“昨日の敵は今日の友”方式』トーナメントの説明です。
 …だってこれ、司会者の紹介だけでは「一体何ですか??」となってしまいますよねcoldsweats01

 ここにいたるまでに、痛い話も多かったせいか、うちの高校生によると、微妙な空気だったそうですが、『“昨日の敵は今日の共”方式』のヒントになった、ドラゴンクエストの「仲間になりたいと言っています」の話をしたときの会場の笑いが良かったですhappy02雰囲気大逆転!皆さんの気持ちにシンクロする部分があったのかな、と思っています。ただうちの中1によると、ドラゴンクエストでの本当のセリフは「仲間になりたさそうに見つめています」だそうで…深夜の原稿作成中、この件を検索することに苦労したのに、うちの部員に聞くほうが早かったとは(笑)

#仲間モンスターシステムはドラクエ5だけだそうで、現役中高生が知らなかったらどうしようと、
#内心ビビッていたのですが(^^;

 最後に、“総合的な学習用のディベート教材”についてアナウンスをしましたが、今年の冬に行われるだろう、第7回東北ディベート交流研修会の開催県が福島県であることをアピールして、広く全国から参加者を募るのも有りだったかも、なんて今は思っています。お越し頂ける方はご検討くだされば幸いです。

 副賞の図書カードの使い方など、ノープラン状態ではありますがcoldsweats01、いずれにせよ、みんなでひたすらに頑張ってきたことに着目して下さった方がいて、選考して頂けたことを、本当に素直に喜んでいます!

 そして、閉会式という貴重な時間にスピーチの時間が頂けて、日頃思っていることをもついでに伝えさせて頂ける機会が与えられたことが、個人的には最大の副賞ですconfident

 ちなみにスピーチは、8分の予定が8分半でオーバーしていました(笑)
#何度も読み練習したのに…(^^;

 皆さんの笑いに反応してすこし間ができたことと・・・やっぱり緊張で手が震えたりしたせいでしょうか。壇上に持って上がったうちわを演題の上に置き忘れていて、二杉先生はそのうちわを見ながら最後の講評をしておられたのかと、お恥ずかしい話なのでした!

 スピーチは、長さのわりに比較的好評…だったと思うのですが、痛い話もあったので、お気を悪くされた方もいたかもしれません。建設的な感想なりお聞かせ頂ければ幸いと、この記事を作成した次第です。

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2009.07.31

ディベートが嫌われる土壌と、競技の現実

 議論に勝ち負けをつけることに違和感がある、と考える人は、少なくないようです。
 だからディベートが嫌いだ、と思われるケースも多いでしょう。

 実は、うちの部員の一人からも、そう言われたことがあります。

#今回全国に行く中学生ではありません。
#また、これから引退する高校3年生からでもありません。

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 実際にはディベートとは「ジャッジを説得する競技」であり、「(論題に関する)主張に同意してもらう」ジャッジが多数であれば勝利と定義する競技です。

 例えば、先日私は、仙台市長選挙において、投票してきました。
 6人の候補者のうち一人が、市長となりました。
 他の5人の候補者よりも得票数が多かったからです。(選挙ってそういうものですから、当然ですよね)

 私たち有権者は、候補者の主張に耳を傾け、市長にふさわしいと思った方に投票しているはずです。
 この「自分でふさわしいと思った」ことに従って「投票する」行為が、個々の候補者の主張に優劣=勝ち負けを付けたことになります。

 全ての提案を受け入れたり、全ての提案に自分の意見を持たないなどの極端な方はどこにもいなくて、私たちは、他人の意見に同意したり、同意しなかったりと、何かしらの判断をするものだ、ということが、ディベートという競技の要点だと、私は考えています。

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 しかも、ジャッジ等の第三者に、同意してもらうためには、前回述べたとおり、「伝えたい」という気持ちが、相当強く必要です。
 「本来議論に勝ち負けを付けるのが本意ではない」としても、です。

 それに加えて、気持ちだけでは実際にはジャッジには伝わらず、伝え方(議論の構成やプレゼンテーション)について、理解と準備を深めておく必要があります。

 つまり、この場合の要点は「選手としてディベートの試合に出場するのは何故か?」という点にあると思っています。

 仲間とチームを組んで、チームとしての主張がジャッジに同意してもらえるよう、ディベートの試合を組み立てる役割を担える心構えを持って、深く準備に取り組んできたのか?ということが問われます。個人的な考えよりも、行動が伴ったか否かがポイントです。

 もしも、チームとして、試合の準備に真摯に取り組んでいていたならば、仲間に多少のミスがあっても、挽回する方向でカバーしあうことができるでしょう。「真のチーム」と呼ぶに相応しい、羨ましい状態に思えます。

 この段階で「ジャッジに伝えることが第一。勝敗は二の次。結果は後からついてくるもの」となっているはずです。

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 しかしながら、瀧本さんがNADE会報『トライアングル』No.69で指摘した、「勝ち負けだけに注意が向いてしまい、ディベート本来の教育的価値が忘れられている『勝敗至上主義』」に陥っている中高生も、未だにいるでしょう。

 Blogの記事で取り上げられたある選手が、仲間に対して「負けたいのか?」と問いただしたそうなのですが、『勝敗至上主義』から脱却することを切に願います。

 そして、もしも「選手として然るべき行動が伴っていない」という場合であったなら、試合中ならば例えば「んで、ジャッジを説得するにはどこをどうしたらいい?」という声掛けはどうでしょうか?
 もちろん試合後に、ジャッジの講評を踏まえて、「本当はどういったスピーチが望ましかったのかなぁ?」と互いに反省することは必要だと思います。

 謙虚な姿勢があれば、『勝敗至上主義』からも脱却できるでしょうし、より「ジャッジに伝えることができる」ディベーターになれると思うのですが。

 …謙虚さが中高生には難しいのかも!

 大人の方の、大人な指導が大事ですね。
 また、観客の皆さんにも、ご理解の上、成長途上にある中高生を見守って頂けたらと思います。

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2009.07.25

ディベートへの誠実さの深さ

 NADE東北支部のサイトを更新しました。
 東北地区の代表校は御覧の通りです。

 ここで特筆すべき代表校を3校紹介するのと同時に、本校に足りないもの、ディベートでは何が大切なのかを、生徒たちから学んでいる現実を紹介します。

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 結局、ディベートに対して誠実に向き合う意志の深さが、ディベートのスキルを伸ばすのではないかと思います。

 次に、チームの全員がそれぞれ、深い意志を持ち、共有できているかどうかによって、それがチーム力として形になって現れ、ジャッジを説得する力となり、それがあるチームに多く投票される=勝ちに繋がる、のではないかと思います。

 意志の深さは、敗戦という経験と時間によって培われるのでしょうか。

★能代高校さん

 代表落ちした昨年、地区予選後にミーティングをしていた姿が印象的でした。
 先輩は後輩に、大切な何かを伝えていたようです。
 その後後輩たちは、どうすればジャッジに伝わるディベートができるのかを、昨年12月の交流研修会や5月の交流大会で謙虚に学び、今回はわかりやすくて納得しやすい議論をつくって、予選を突破しました。
 その「謙虚に学ぶ」姿勢は、やはり昨年の敗戦がばねになっていると思われます。

 昨年涙を流した彼女は立派な女子大生になり(^^)、後輩のために役に立ちたい、と動いている姿を見て、素直に「成長したなぁ」と思うのでした!

★門脇中学校さん

 中学1年のころから少しずつ経験を積み、学びを深めた彼らも、きっと昨年の地区予選敗戦等の悔しさを、ずっと心に秘めていたのではないでしょうか?
 また、副校長の三浦二三夫先生も地区予選では「初めて会津(若松第二中)に勝てた」と喜んでおられました。その思いは何年分でしょうか(^_^;)

 負けても腐らず、誠実なディベートを追求し続けてくれた生徒のみなさん、その生徒を指導して下さった三浦先生、澁谷先生、ほかにも彼ら・彼女らを支えて下さった先生方や保護者の皆様に、敬意の念を覚えます。

★湯本高校さん

 今回、地区予選にも初出場ながら、チームの中の一人は見覚えがありました。
 うちの部長(高3)が中2の時、陸上部の生徒に手伝ってもらって、初めて地区予選に出場したときに、何故か勝ってしまった、湯本一中出身の生徒です。
 その前年、つまり彼女が中1の時、湯本一中は樫村先生引率のもと、全国で準優勝しております。
 おそらく、その時の感動と、次の年の敗戦の悔しさを、4年も温めて今年に至っているのでしょう。
 顧問の先生が「彼女は高校1年の時からディベートがやりたいと言っていたのだが、機会に恵まれず、今年ようやく、ディベートに意義を感じた仲間に恵まれて出場に至った」と言っていました。
 うちの高校が能代高校に敗れ、湯本高校の全国行きが確定したことを知り(僕が伝えたのですが(^^ゞ)、喜んだ姿を見て、その誠実な思いの深さを感じました。

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 残念ながら本校の部員をみると、中学部員も高校部員も、ディベートに誠実に向き合おうという姿勢が、生徒によってばらつきがあるのは確かです。

 今年度の私は、自校の指導にウエイトを割く形で臨んだのですが、その多くは「このままではチームの仲間に迷惑をかけて結果が出せないんだよ」という、意識指導に終始せざるを得ない状態で推移し、議論を吟味する状態には至りませんでした。2度・3度言っても彼らの行動に変化が生じなかった(昨年はチーム全体の行動に変化が見られたのです)のはやはり、何度も痛い目、苦しい目に遭っている私と生徒たちとの間に温度差があったからではないかと思っています。

 しかし今回、高校3年生の話を聞いてみると、「議論は自分たちで選択して作ったものなので」と、結果を受け止めている様子。また、「『ここだけは守ろう』という、ジャッジに伝えるべき内容をうまく伝えられなかった」と、ディベートについて理解が深まっている様子が伺えましたので、彼らと3~5年、ディベートに取り組んで良かったと、昨日は思いました。
 彼らには今後、ディベートの指導ができる人材に育ってもらいたいと思っております。

 ジャッジに伝えるべきものは、多くのことを調べ、試合を見学して分析したり、また自分たちも試合をしてみる中で、それらすべてを凝縮させて、肯定側の立場では~~、否定側の立場では~~、と絞り出すように生まれてくるものだと思います。

 確かに、日本語を喋れれば誰でも、議論はできるし、ディベートには取り組めます。
 ですが、ジャッジを説得するのは難しいという事実、なぜなら必ずしも、自分たちの主張がジャッジに賛同してもらえるとは限らないからであり、それを乗り越えて「~~を伝えよう」と思えるか否かは、中高生ディベーター本人の中に深い意志がなければ無理なんだろう、と思います。

 さて、それを生徒の中に育てるにはどうしたらいいのでしょう?
 口で言っても、伝わりにくいものなのかもしれません。
 敗戦というショック療法が現実的なのかもしれません。

 本番で負けて気づく、その前に気づく方法があるといいのですが…。
 そもそもディベートとは、伝わって初めて楽しい競技だと思うんですけどねぇ。独りよがりじゃいくら頑張っても伝わりませんよねぇ。

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2009.07.04

Online-Debate 移設します!

 頑張って作業しまして、『Online-Debate』のサイトを移設することとなりました。

 http://debate.on.coocan.jp/

 @niftyの@homepageですが、いつの間にか容量を使いきっていたのですcoldsweats02

 そこで新たに、同じく@niftyのサービス「LaCoocan」に乗り換えました。

 容量も2GBとなり、またCGIも普通に(@homepageには独特の制限がある)設置できるようになりました。(むしろ機能的にも価格的にも、何で今まで乗り換えなかったんだろう、という感じなのですが、確かに案内は来ましたが「果たして乗り換えていいものか?」と考えてしまい、棚上げしていたのです)

 このことで更に、Webを通じて新たにディベートの情報を発信し続けたいと思っております。

 引き続きご愛顧・ご活用のほど、よろしくお願いいたしますm(__)m

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2009.06.20

Skypeディベートでの技術的な点の気づき

 これからSkypeでのディベートをやってみよう、という方が登場した時のために、気をつけた方が良いと感じた点を記しておきます。

1.マイクとハウリング

 前回書いたとおり、ミュート機能のあるマイクを買うのが良いです。

 私はミュート機能があるマイクの中で、「ハウリングを起こしにくいかな?」と思って「指向性」のあるマイクを買ったのですが、「指向性」はない方が良いことが分かりました。

 なぜなら、ディベーターはフローシート見たり、原稿を読んだりしながらスピーチをするのですが、すると口の前に指向性マイクがない(自然と口が原稿の方を向く)ことが多く、相手に音声が十分に伝わらない、という感じになります。

 「指向性がないマイク」だと、少なくともマイクの近くでスピーチしていれば、十分に音声を拾ってくれます(^^)

#「あーダメだー」などの残念なつぶやきまで丁寧に拾ってくれます(笑)

 それから、Skypeでディベートをする際には、相手の音声をみんなで聞くため、PCのスピーカーを使うのですが、その音の出方とマイクの位置関係等で、ハウリングが起きます。

 尤も、PCからの雑音を自動的にカットするマイクもあります。

 今回「ハウリングを起こさないように」と買った指向性マイクが、最もハウリングを起こす結果となり、「失敗した~」と思っております(^^ゞ

2.音声が切れるケースと対処

 今回、アフターディベートの最中に音声が切れる、というケースがありました。
 実際には何が原因か(ネットの経路のどこがボトルネックになったか)不明なのですが、南山中女子部の皆さんから「雷が落ちたからから、かな?」との報告です。

 なおSkypeには、音声が切れてもチャットで文字が送る機能があるので、そういった事態になってもコミュニケーションを図ることができます(^^) 相手の音が聞こえなくなったら、チャットで相手に呼びかけてみるといいです(^^)

3.音声の保存形式

 Tapurの設定なのですが、何も考えていなかったので、黙ってwev形式で保存していました。
 ファイルサイズが大きいのは、後々、様々な点で困ります(^_^;)
 mp3形式で保存できるように設定することをお勧めします。

 ただ、Skypeディベートの実践を続けていくと、A3のフローシートやオンDのテキストとは違い、すぐにWebサーバーの容量が満タンになるくらいのデータ量になってしまうのですね(^^ゞ この点に関しては、個人とか学校1校で何とかなる話ではなさそうな気がしてきました

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2009.06.15

報告:Skypeディベート

 東北学院中高と南山中高女子部とが、2009年6月11日(木)に高校生論題にて、6月12日(金)に中学生論題にて、練習試合を行いました。

 木曜日に行われた最初の実践…まず、片方のマシンからはSkypeでアカウントでのログインができない!というアクシデント!
 …この原因は、電源スイッチと間違えて押したボタンが、ワイヤレスネットワークの利用のON・OFFのスイッチだったために、そもそもネットワーク利用ができないことが原因だったということが、その日の23:30に、担当SEからのメールにて判明・・・お恥ずかしい限り(;_;)

 そのため生徒には、部のアカウントでログインさせた状態でコンピュータ室に残し、ダッシュで物理・地学教員室へ行き、私のマシンにテスト用でインストールしていたSkypeを立ち上げて、何とか私のアカウントでログイン。南山さんのアカウントと接続し、部のアカウントを「会議通話」に招いて、16:40くらいに準備完了。南山高校の皆さんの下校時間(17時半)に間に合うような試合時間をギリギリ確保できました。

 その時まで「会議通話」が途切れないか、などのテストもしていませんでしたので「やはり機器のセッティングチェックは、本番と同様の状態で通信ができると確認が取れるまで行わなければ」と思った次第です。
 しかも残り時間が少ないと焦っていたため、録音をスタートさせるのも遅れて、肯定側立論の最初の一部が切れていますm(__)m(南山の皆さん、ゴメンナサイ)

… … …

 Skypeでの試合を成立させるには、「肯定側マシン」「否定側マシン」の他に「司会兼タイムキーパーマシン」を準備するのがコツだと思います。そして「司会兼タイムキーパーマシン」がTapurで会議通話を録音します。

 両ディベーターは、自分のマシンから聞こえるタイマーの音を開始&終了の合図にします。すると、立論と反駁では、マシン間の通信遅延があっても、双方ともルール通りの指定された時間でスピーチが展開されることが保障されます。

 質疑応答ではどうしても、通信遅延が気になります。(テレビの衛星中継のような感じです)
 また、相手の反応がないのが、回線が切れたためなのか、考え込んでいるのかが分かりませんので、重ねて質問をすると相手の声が返ってきたりなどがあります。
 そこで、通常より1分長い(高校は4分、中学は3分)質疑応答とします。

#ちなみに両校とも、マシンにCCDカメラを接続していないため、
#互いの様子の画像とか、お互いの顔とか、見えない状態で、音声のみを頼りにディベートをしています。
#良いか悪いかは分かりません(^^ゞ…本校は当面買いませんが、必要であればカメラを購入して下さい

… … …

 下記のグッヅがあれば、より効果的にSkypeでのディベートができます。

  • ミュート機能のあるマイク(音をオフにして、周りの人と相談ができる。南山中高さんが使っていると思われたので、部費で買ってきました!千円強です。)
  • タイマー(口頭でのディベートと同じですが、司会マシンが知らせる時間は音だけで表示がないので)

… … …

 2回目となった12日(金)なのですが、事前にマシンのセッティングをしたものの、私が7時間授業だったため、4時半ギリギリのマシン設定完了。ですが、録音もばっちりで、南山中学校さんの皆さんの経験になったのではないかと思いました。

 本来なら13日(土)に、肯定・否定を入れ替えて、中学生の試合をする予定だったのですが、本校は中総体・野球の応援で、しかも前の試合が延長に入ってしまった関係で、時間までに学校に戻れず、延期となりました。

… … …

 今回の実践の感想及び気付いたことです。

  • 名古屋と仙台とを結んでいるとは思えないほどのクリアな音声で、十分にディベートに耐えられる通信ができます!
  • 地区予選を控えている今の時期ですと、他地区の学校との方が練習試合をしやすい、という側面もあるのでしょうか?
  • うちの部員のことを言いますと、ディベートへの取り組みの真剣度が違います!
    それは昨年全国優勝の南山高校女子部の皆さんとディベートができる、という点も若干あるのですが、やはり普段接していない対戦相手に面と向って自分の議論をぶつける、ということが、彼らのモチベーションに繋がっている気がします。
  • 互いに多少聞きにくい点がある(聞こえることが“当然ではない”)ため、一生懸命に聞こうとしますし、マイクを用いて一生懸命に伝えようとします。コミュニケーションをしようとするモチベーションは高いと思いました。
  • 学校間交流に特有の「何時からできるか?」「何時に終わらせる必要があるのか?」という縛りは結構大きい。(これは通常のディベートでも一緒だとは思いますが、学校って結構雑用が生じて、時間通りに開始できないケースがままある)

… … …

 以上のようなことを踏まえても、やはり遠征費用・宿泊費や食費などがかからないことを考えれば、「費用対効果が大きい」ものを手に入れることができた!というのが結論です(^^)

 今後は、

  • 公立中高の皆さん等と結ぶには、Skypeのインストール等の許諾が得られにくいのではないか?
  • 回線が細くてディベートの最中にSkype通話がが途切れるケースがあるのではないか?
  • 十分に太い回線があって、Skypeのインストールが許されても、口頭でのディベートをするには、声を出しても迷惑にならない部屋を確保する必要があるのですが、それは中々確保しにくいのではないか?(本校は2つあるコンピュータ教室のうちの片方を使わせてもらい、もう片方はコンピュータ愛好会や調べ学習等に使われています)
  • 自宅から参加したいという個々人とどう結ぶか?

といった懸念がありますが、そういった問題点を克服して、このSkyepでのディベートも普及すればいいなぁ、と思う次第です。

 ご意見・ご助言等ございましたら、お聞かせ願いますm(__)m>ALL

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2009.06.11

ディベートの歴史に一ページ!…Skype

 本日(2009年6月11日)放課後、東北学院高等学校と南山高等学校女子部とが、インターネット+Skype(会議通話機能)を用いて遠隔地同士を結んだディベートによって練習試合を行います。

 南山高等学校女子部の皆さんから、前回の書き込みに対して応答があったことで、ようやく実現の運びになりました。
 また、南山中学校・高等学校のディベート部の顧問の先生には、今回の実践にご理解と許可を頂けました。改めて感謝申し上げます。

 Skype特有の通信遅延を考慮して、質疑応答の時間を通常のディベート甲子園ルールより1分増やすなど工夫が必要なのですが、15年前から「学校間でネットを介して、音声にて競技ディベートを」と、本校で情報を担当する先輩教諭以降取り組んできたことが、ようやく実現しそうです。

#音声をリアルタイムでやりとりするのが、当時の技術では困難であることが、SEの検証で立証されたので、テキストベースの『オンラインディベート』を発展させた、という経緯があります。

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 昨日は本校の情報教室を担当するSEの方に、1日がかりで2台のマシンを、本校のネットワークポリシーに適した形でSkypeが使えるよう、設定して頂きました。担当して下さったSEの方には、本当に感謝ですm(__)m

 さて、前回の書き込みから相当時間がかかっておりますが、一番のネックだったのは、断絶のないSkype通信をするにはセキュリティーの施された情報教室のマシンではないマシンを準備する必要があったのですが、それを生徒に使用させることを認めて頂くには、どのような方法を施す必要があるか、を考える事でした。

 最終的には

  • 専用の情報コンセントに、部で購入したルーターを接続させた時だけ、Skypeは外部と接続が可能
  • ルーターとマシンとは無線で接続できるのですが、そのルーターに接続できるのは、上記設定を施したマシンのみ(厳密な接続制限)。無線も暗号化。
  • Skypeで練習試合をする時には、必ず教員が付き添う。
  • 対戦相手の生徒がSkypeを用いて、ネットでのディベートを行うことについては、対戦相手側の教員の許可を得ておく。(あくまで教員レベルでも確認を取り合った上での、双方のネット利用とする)
  • ルーターとSkypeのインストールされたマシンは、練習試合終わったら取り外し、サーバー室(生徒の立ち入りが禁止)に片づける

という、多少原始的ですが見た目も確実なセキュリティー確保の方法を採ります。

 なお、上記Skypeが使えるようにインストールされたマシンは、DOS窓が使えなかったり、IEのProxy情報が表示されなかったりなど、途中のIP情報が生徒に調べられて、そこをセキュリティーホールに外部よりいたずらされることがないようにするなど、可能な安全対策を施すくらいに、念には念を入れ、生徒のネット使用を許可して頂ける環境作りに尽力しました。

 ただ、ここまで準備しても、ルーターは5千円弱で、部費(2万円強で、本校の部活動の中では下から数えた方が早いほどの低予算な部活です。本校で最も歴史の浅い部活なので…)で十分に賄えましたし、ソフト類は無料ですし、多額の費用を必要としないことは嬉しい限りですhappy01

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 ということで、2校による小さな実践を確実にこなし、教育ディベートとインターネットの教育利用との、両方の歴史に1ページを刻みたいと思っておりますm(__)m

 …大きな失敗なく「出来て良かったね」と言える実践になるよう、朝から祈っています。

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2009.04.06

5/3(日)・4(月) 東北ディベート交流大会 in 盛岡

 今年のゴールデンウィークも、恒例になりました『東北ディベート交流大会』を開催しますhappy01
 今年で第8回大会となります。

日時:5月3日(日・祝)13:00~4日(月・祝)13:00
場所:
アイーナ 岩手県民情報交流センター

 昨年好評だった初心者講座も開催します(私が担当します)。新学期になってディベート部に入ったばかりの方も一緒に遠征して下さい。初心者の新入部員には講座を受けた上で先輩方のディベートを見てもらえたら、と思います。そうすれば、大会後には先輩と一緒に部活の取り組みができると思うのです。

 他地区の方の遠征参加も大歓迎!
 また、OBOGや社会人の方々の“参入(乱入?)”を歓迎したいです(^^)

 それでは、参加の申し込み、お待ち申し上げます!

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2009.04.03

ディベーターでこの春から東北にお越しの方がいたら

 明日と明後日(4月4日(土)~5日(日))、東北学院中学校・高等学校で、『第2回東北ディベート指導者研修会』を開催します!

 ・・・連絡が遅くなり大変失礼しましたm(_ _)m

 カリキュラムとして、『“総学”deディベート・パッケージ』(“総学”=総合的な学習)を実施します。昨年度、盛岡第三高等学校の総合的な学習をサポートさせて頂きましたが、それを踏まえて、ワークシート等をバージョンアップさせたものを用いて、実際にカリキュラムを体験することで、今年度の総合的な学習でご活用できるようになる、というものです。

 「今年の総合的な学習、どうしよう・・・」とお困りの方は、是非お越し下さい。
(ETCで1000円で仙台へ・・・)

 また、ディベート甲子園OBOGの方で、これからもジャッジ等でディベートに関わりたい方も是非お越し下さりたいですhappy01

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 そして、もしも進学や就職、異動等で、この春から東北地方にお越しのディベーターの方がいましたら、4日(土)の夜に懇親会を開催しますので、是非、飲みに来て下さい!
(その場合は「飲むなら乗るな」でお願いしますcoldsweats01

 TDNのページからお申し込み下されば、すぐに対応しますheart04 よろしくお願いしますhappy01

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2009.03.30

新学期は新論題でオンラインディベートを!

 春休み中は各地で、ディベートをする機会も多く催されたことと思われますhappy01
 良い結果を出せて嬉しかった方も、残念ながら思ったような議論ができなかった方もいるでことでしょう。

 ですが、ここは通過点に過ぎません
 大きな目標は、各地で行われるディベート甲子園の予選で、ジャッジに伝わる良い議論をすることだと思います。

 昨年同様に、オンラインディベート(通称『オンD』)で練習できる機会を設けました。

 参加者特典も設けてみました。
 この時期のオンDを、完全に練習の場として考えまして、試合の結果を踏まえて更なるフィードバックを得られた方が教育的に有意義であろう、と思った次第です。(昨年度の東北支部で工夫した実績を応用してみました)。特典としての効果があればいいのですが…despair

 ゴールデンウィークを挟む日程で多少長くなることは最初からお詫び申し上げます。

 参加申し込みの締め切りは、4月13日(月)19時です。(ジャッジの依頼や参加者用掲示板の準備のがございます)
 新学期が始まったら、仲間と集まって早速、参加を検討して頂けたら幸いですhappy01

 では、開催要項と、新しく設けた証拠資料に関する細則を確認の上、奮ってご参加ください。

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2009.03.28

本校の部活が停滞している分、各地のジャッジ及びディベーターの皆様へ

 本校のディベート部は春休み中です・・・というより、「集まって取り組む意義が小さい」状態とみんなで判断して、個別に課題を担ってリサーチ活動をする、ということに決まりました。

 ・・・実際にはリサーチできていないでしょう(笑)
 次の部活の集合日は決まっていますが、「調べましたが、分かりませんでした」というオチは見え見えです。

 実はちょうど一週間前、春休みに入りたての本校ディベート部は、1泊2日の校内合宿を行いました。といって特別なことをした訳ではありません。春休みの講習があって忙しい生徒たちと、合宿をすることで登下校の時間を有効活用しよう、という趣旨の合宿です。
 また、これを機に、本校出身の各代OBに来てもらって、現役生のディベートを見てもらおう、という内輪企画です(^^ゞ

 OBの結論は

  ディベートの試合をするには、(論題周辺の知識を)分からなさ過ぎる。
  =試合をするには早すぎる!

…ということでした。

 OBの最後の一言は「試合形式での練習にこだわる必要はない」というもので、現役も、試合の講評で相当厳しく言われたこともあり、合宿2日に予定されていた試合をキャンセルし、もう一度、自分たちが何を分かっていないのかを確認する作業をしました。

 厳しく言われるのも分かります。
 例えば高校生は、「参議院は衆議院のカーボンコピーだ。チェック機能を果たしていない」と主張しますが、

  • カーボンコピーと言うが、参議院の何を指して「カーボンコピー」と表現するの?
  • 参議院のチェック機能とは、どのようなものと考えているの?
  • 本当にチェック機能を果たしていないの?(=実態に即した内容なの?)

等々、現状を正しく認識しているのか否か、OBからすると、相当疑問に聞こえたらしいです。

 まずそもそも、ディベーター自身が分かっていない(理解が足りない)ことをジャッジに分かってもらう(理解しもらう)ことを出来る訳がないんです!
 ですから、しっかりと準備をして学習を積み、まずはディベーター自身が論題を理解することが、ディベートをする前にはどうしても必要なのです。

 そりゃ、形式的なものでいいなら、ディベートはできますよ。
 でも、傍から見たら、つまらないでしょうね・・・あ、だからつまらないって言われたんでしょうね

 私としては「どこが分からないかに気づくために試合をしてみよう」「“試合をする”という目標を定めて初めて、試合に耐えうる準備ができる」とも思うのですが、せっかく時間とお金をかけて来てもらって、つまらないディベートを見せられてもねぇ、そりゃOBも悲しいですよねぇsad

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 以上、以前に書いたとおり、うちの部活は中高とも閉塞状態なのです。

 ですが、そこで教育的な教室ディベートを指導する立場の人間がどうするのか、が問われます!

 「分からないからつまらない」とするならば、「分かれば面白い」のです!

 ですから、中高生の分からない部分を見つけて、どう学習してもらうのか、が問われます

 とにかく中高生には、論題発表後の一ヵ月そこそこで、大学生や社会人を納得させるだけの予備知識や背景の理解なんぞ、不足していて当然かと思います。

… … …

 今日、明日と、幾つかの地区で春季大会が開催されていると思います。

 ジャッジの皆さん、厳格なディベートの判定も当然必要ですが、恐らくいるだろう、知識と理解が足りない中高生に対しては、教育的な講評をもって、次の試合で良い議論をしてもらうようご指導下さい。

 ディベーターの皆さん、春季大会のタイトルは喜ばしいものだとは思いますが、真に大切なのは、ディベートを通じて、またジャッジの講評から学んで、論題に関する本質を知って、来るべき全国大会の予選に繋げることです。春季大会での勝利に目を眩ませないよう注意して欲しいものです。(中高生は勝てば嬉しくて、または負ければ悔しくて・・・いずれにせよ感情が先立って、大切な内容を記憶に留め損ねますからねぇ…

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(続き:高校論題)プランと憲法改正の周辺

 前の記事にコメントを頂戴しましたので、もう少し進めます。

>イクトスさん

 コメントありがとうございました。
 折角ですので、全国のディベーターと学びたい、というのが、記事作成の動機ですhappy01

 渡辺徹さんの『プランとその周辺の諸問題 第2回「フィアットと問題解決性」』が、最も分かりやすいと思います。

>プランです。
>憲法を改正して、参議院を廃止します。

>じゃ、だめなんですかね?

>憲法改正が難しいことはわかりますけど、だからメリットは発生しない」ではだめだと思います。

 順を追って考えます。

<1> 憲法を変えずに一院制にする方法はないのでしょうか?
 うちの生徒たちも、いろいろリサーチしています。
 (今のところ無理なのかな、と思っていますが)

<2> ディベートの試合が始まった段階において、「憲法が改正されて一院制が実現する」と【仮定される】ことを「フィアット」と言うのですよね。

 ですから、イクトスさんがおっしゃることは、分かっております。
 しかし、「メリットは発生する」とも言い切れませんよね。

>逆に「一度憲法を改正したら、次々と改正されていってしまう」といったことを言いたいのなら、デメリットで出せばいいだけですし。

<3> 否定側のデメリットが「一院制になれば悪いことが起きる」という形のデメリットなら、「憲法が改正される」という【仮定】を共有していますので、憲法改正というプランについて争われませんから、それはそれでいいと思いますhappy01

<4> それでも、プランの「実行可能性」について争おうとする否定側チームがいると予想されます。
 ですから、肯定側には準備が必要だと思いますcatface

 徹さんの文章にも「「フィアットがあれば、どんなプランも実行可能になる」ですとか、「プランがそう言っているので、フィアットにより実行できる」と勘違いする向きがあるので、誤解のないように注意してください(フィアットは、不可能を可能にする「魔法」じゃありませんから・・・)。」とありますので、助言通りに注意すべきだと思いますwink

 ただ、今回の高校論題の場合、否定側の方こそ「プランは実行できない」と主張するのに、相当困難な準備が必要だろうと思います。例えば、いわゆる「国民投票法」のどの部分に実現不可能なポイントがあるのか、また、その理由を証拠資料を用いて立証する必要が、恐らくあるかと思われます。

<5> 否定側から「憲法改正に伴うデメリット」が出された時には、ディベートの中で争って下さいconfident
 そのようなデメリットが出される可能性もあるので、肯定側には準備が必要だと思いますcatface

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 肯定側は勿論、「参議院を廃止して、国会を一院制にする」ことのメリットを考えると思うのですが、その際、実は国を劇的に変えて一院制にしている、という認識が大事だと思った次第です・・・というより、今回は私以上に、生徒たち&既に大学生になったOB達が、「国にとって一大事だ」ということを指摘してきました

 教室ディベートは教育的であるべきだと思いますので、ここはみんなで、憲法改正とは何ぞや、ということも含めて論題について考えることができれば、生徒たちに対して教育効果がありそうな気がしていますhappy01

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2009.03.26

高校論題では「憲法が変わる」

 今年の高校論題「日本は国会を一院制にすべきである」では、憲法改正が不可欠だと思われます。

 日本国憲法は制定されてから、一度も改正されていません。

 うちの部活やOBからは、「憲法を改正して一院制にするって、実はすんごいことだ」という声が挙がっています。

 さて、週末に大会を控えている皆さんはどう考えますか?

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 ディベート甲子園で憲法改正が必要な論題は初めてなのかな?と思ったら「日本国憲法67 条1 項前段は、「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」と規定しているので、首相公選制は憲法改正によらなければ実現不可能」とあり、第1回の高校論題「日本は首相公選制を導入すべし。是か非か」ではプランに憲法改正が入っていたはずなんですが…

 …第1回で憲法改正が論点になった、という話を聞かないです(^^ゞ

 …私がディベート甲子園にはじめて行ったのが第2回大会だから、かもしれません(笑)

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(続き)現状って何と捉えてます?

 昨日の記事にコメントを頂戴しましたので、もう少し進めます。

>geniocratさん

 コメントありがとうございました。
 昨日の記事は"Status Quo"を意識して書いておりまして、geniocratさんのおっしゃる「理論的には、「現状」とは、将来の動きも含めたものであり、「現時点」とは異なるものとして扱うのが妥当」というのに合意しております。

… … …

 問題は、中高生が、それをあまり認識できてないだろうこと、また、中々そういった情報を教わることもないだろう中高生に対して、どのように理解を広げたら良いか、ということです。

 ここで、昨日の事例に加えます。 

 1. 現状には、問題があります!(その問題とは[A]です)
 1'. 現状を維持することには、問題があります!( [B] )

 昨日書いた1. の続きに何が述べられるかを考えると、( )の中にあるように、「問題とは[A]である。」という表現で、ある具体的な問題を提示するケースが多いと思います。
 そしてその[A]の説明を聞き、文脈を理解すれば、ディベーターが「現状」を「現時点」と捉えているだろうと推測できます。

 1' は、1. とは似て非なるもの、を出したつもりです。
 露骨ですよねcoldsweats01
 また、1' で用いる“問題があります!”の表現は、具体的な問題の提示ではなく、「問題だと考えている」と、意味合いが代わって受け取れると思います。続く( [B] )では、「なぜならば~~」と、問題だと考える理由の説明が述べられるだろうことが予想されます。
 加えてディベート甲子園ルールでは、否定側が「現状維持」の立場をとりますから、1' の形で「“現状”を“維持”すること自体」が悪い(=問題だ)という主張が上手くできれば、肯定側が有利ではないでしょうか。
 同時に“維持”という言葉が、将来的な要素を含むので、ようやくプラン後(After Plan)との比較もできる形式が整うのだ、ということに気がついた、というのが昨日の記事です。

… … …

 それを、中高生にもスッとわかってもらうために、中高生に馴染みがあって短めな表現を探してみて、

 2. このままでは、まずいんです!

を提示してみました。
 立論を考える際に、こういった観点を持ってもらえたらより深い分析の提示ができるのかな、と、私も中高生を相手にしている立場から、思った次第です。

… … …

 今回はここで留めますが、更に考えると、1. と2. の両方があればなお良いのかもしれませんが、実は2.だけでも立論としてはOKなケース、つまり「現時点には特段問題はない(表面化していない)のだが、実はこのままではまずい!」というケースも考えられるのかな?とか思ったのです。

 更にコメントをもらえたら有り難いです。
 では、一旦失礼しますm(__)m

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2009.03.25

現状の何を分析する!?

 ディベートでは論題を肯定したり否定したりする「立論」というステージで、最初に“現状分析”を述べるケースが多くあります。

 私は実は、「“現状分析”」という言葉を、教室ディベートに持ち込んだ方を知っていますhappy01

 また、「“現状分析”という言葉は、本来述べるべき内容(“内因性”)を正確には表してなくて、用語としては適切ではない」、という指摘があることも知っています。

-----

 全国教室ディベート連盟東北支部では、4月4日(土)午後~5日(日)お昼まで、『総合的な学習』の担当者がそのカリキュラムの中にディベートを取り入れることができるようになる研修会を、仙台で開催します。

 その打ち合わせのために、ファミレスで4時間もcoldsweats01、昨年から東北支部に来て下さった方とOBOG会東北支部幹事と私の3人で、『総合的な学習』でディベートの準備をする生徒に使ってもらうワークシートの検討をしたのです。

 その内容を次の日、生徒に説明している時に、ふと、気がついたのです。

… … …

(相手が肯定側だとして考えてみて下さい)

問1:さて、次の2つの文例は、似て非なるものです。どこが違うでしょうか?

  1. 現状には、問題があります!
  2. このままでは、まずいんです!

問2:上記の2つのうち、肯定側が現状を分析した結果として述べるべきは、どちらでしょうか?

問3:問1の両方ではなく、問2で選んだ文例だけが述べられている立論でも機能する(現状を分析した結果としてはOK)のはどうしてでしょうか?

問4:問2で選ばれなかった文例には、肯定側として述べるべき内容に不足のあるケースが多いと思われます。それを明らかにする(=ジャッジに気付いてもらう)ためには、どのような趣旨の反駁を、否定側はすれば良いでしょうか?

-----

 この週末に春季大会に臨まれる皆さんの参考になればと(^^ゞ

 (既にこういう概念を理解している中高生ディベーターも多いとは思いますが(^.^))

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2009.02.22

【求む】Skypeでディベートの相手をして下さる中学or高校

 本校の情報システム部部長の実験により、本校のネットワークからSkypeで外部接続できることが分かりました!

 Skypeを用いれば、ネットを介して、複数個所を結んでディベートができることは実証済み!

 「これで、学校に居ながらにして、他校とディベートの練習試合ができる!」

 何せ、政令指定都市の仙台であっても、市内ではディベートの対戦相手が得られず!
 中学校の対戦相手は近くて石巻。現地で練習試合をする時間より、JRで往復する時間の方が長いのですから…weep
 高校に至っては、対戦相手を求めると、県外ですよ!…crying
 練習試合をするために、毎回旅費がかかるという・・・。。。

 しかも、学校が終わってから出かけては、何時に帰ってこれるか?って感じですよね…。

 加えて、教員の立場としても、生徒たちの学習活動を優先させねばならないわけで、過度の負担をかけるもの心苦しいのです!

 それがSkypeを用いれば、「放課後~~~室に集合!今日は○○県の**学校さんとの練習試合だぞ!」という、夢のような生活が(^^)

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 しかし、これに至るには、別な方面での関門があります。

 本校のPCは貸与制度になっていて、生徒のPC利用には制限があります。
 特に、貸与マシンに勝手にソフトをインストールすることができません

 ただ、今回のSkypeのインストールについては、部の活動に必要であることを説明して、許可を得る手続きをすればいいだけなのですが・・・

 ・・・肝心の対戦相手がいない段階では、「部の活動に必要」と言えませんよね(切実)!

 ということで

  • 学校のネットワーク環境からSkypeの利用が可能な学校さんで
  • 全国教室ディベート連盟のルールに基づいたディベートに取り組んでいる学校さんで
  • 平日の放課後に、生徒同士によるSkypeを用いたディベートの練習試合をすることに応じて下さる学校さん
    (もちろん、教員の立ち会いなど、校内でのPC利用に関しては、それぞれの学校さんの都合を尊重します)

からの連絡をお待ちします(^^)/

 こちらのBlogにコメントを頂ければ、メール及び電話にてご連絡差し上げますm(_ _)m

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 「学校同士ではありませんが、学校から帰って自宅のPCからなら対戦できますけど…」という方がいるかもしれませんが、これは少しお待ち下さいm(__)m

 まずは、本校側の都合として、「まずは部活でSkypeの利用を認めて頂く」には、私(顧問)の責任で、教育活動に本校のネットワークを利用します、という形で筋を通す必要があります。

 この、「Skypeを利用した、ネットを介した音声によるディベートの学校間練習試合事業」が順調に運営できるようになったら、その後で、個人参加の方も結んで試合ができたらなお良い、と思います。

#もちろん、私がお世話をしなくても、Skypeを利用できる個人同士で練習試合をすることは、技術的には何ら問題なくできることですから、意欲があれば既に行われているかもしれませんし…。

… … …

 更には、こういった取り組みに広がりを持たせるために、(参加者の合意が得られるなら)対戦記録をネットで紹介するなど工夫をして、オープンに取り組んでいきたいと思うのです。
 この取り組みを、ディベートの裾野を広げることに繋げたいと、切に希望します。

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 ということで、1校でも見つかれば、事を進めたいと思っています。

 久々に、自分の中で意欲が沸いている案件です。
 こちらのBlogを介して直接私宛にご連絡頂けるか、上記条件に合致しが学校をどなたか、ご紹介いただけると幸いですm(__)m>教室ディベート関係各位

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