2009.07.04

Online-Debate 移設します!

 頑張って作業しまして、『Online-Debate』のサイトを移設することとなりました。

 http://debate.on.coocan.jp/

 @niftyの@homepageですが、いつの間にか容量を使いきっていたのですcoldsweats02

 そこで新たに、同じく@niftyのサービス「LaCoocan」に乗り換えました。

 容量も2GBとなり、またCGIも普通に(@homepageには独特の制限がある)設置できるようになりました。(むしろ機能的にも価格的にも、何で今まで乗り換えなかったんだろう、という感じなのですが、確かに案内は来ましたが「果たして乗り換えていいものか?」と考えてしまい、棚上げしていたのです)

 このことで更に、Webを通じて新たにディベートの情報を発信し続けたいと思っております。

 引き続きご愛顧・ご活用のほど、よろしくお願いいたしますm(__)m

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2009.06.20

Skypeディベートでの技術的な点の気づき

 これからSkypeでのディベートをやってみよう、という方が登場した時のために、気をつけた方が良いと感じた点を記しておきます。

1.マイクとハウリング

 前回書いたとおり、ミュート機能のあるマイクを買うのが良いです。

 私はミュート機能があるマイクの中で、「ハウリングを起こしにくいかな?」と思って「指向性」のあるマイクを買ったのですが、「指向性」はない方が良いことが分かりました。

 なぜなら、ディベーターはフローシート見たり、原稿を読んだりしながらスピーチをするのですが、すると口の前に指向性マイクがない(自然と口が原稿の方を向く)ことが多く、相手に音声が十分に伝わらない、という感じになります。

 「指向性がないマイク」だと、少なくともマイクの近くでスピーチしていれば、十分に音声を拾ってくれます(^^)

#「あーダメだー」などの残念なつぶやきまで丁寧に拾ってくれます(笑)

 それから、Skypeでディベートをする際には、相手の音声をみんなで聞くため、PCのスピーカーを使うのですが、その音の出方とマイクの位置関係等で、ハウリングが起きます。

 尤も、PCからの雑音を自動的にカットするマイクもあります。

 今回「ハウリングを起こさないように」と買った指向性マイクが、最もハウリングを起こす結果となり、「失敗した~」と思っております(^^ゞ

2.音声が切れるケースと対処

 今回、アフターディベートの最中に音声が切れる、というケースがありました。
 実際には何が原因か(ネットの経路のどこがボトルネックになったか)不明なのですが、南山中女子部の皆さんから「雷が落ちたからから、かな?」との報告です。

 なおSkypeには、音声が切れてもチャットで文字が送る機能があるので、そういった事態になってもコミュニケーションを図ることができます(^^) 相手の音が聞こえなくなったら、チャットで相手に呼びかけてみるといいです(^^)

3.音声の保存形式

 Tapurの設定なのですが、何も考えていなかったので、黙ってwev形式で保存していました。
 ファイルサイズが大きいのは、後々、様々な点で困ります(^_^;)
 mp3形式で保存できるように設定することをお勧めします。

 ただ、Skypeディベートの実践を続けていくと、A3のフローシートやオンDのテキストとは違い、すぐにWebサーバーの容量が満タンになるくらいのデータ量になってしまうのですね(^^ゞ この点に関しては、個人とか学校1校で何とかなる話ではなさそうな気がしてきました

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2009.06.15

報告:Skypeディベート

 東北学院中高と南山中高女子部とが、2009年6月11日(木)に高校生論題にて、6月12日(金)に中学生論題にて、練習試合を行いました。

 木曜日に行われた最初の実践…まず、片方のマシンからはSkypeでアカウントでのログインができない!というアクシデント!
 …この原因は、電源スイッチと間違えて押したボタンが、ワイヤレスネットワークの利用のON・OFFのスイッチだったために、そもそもネットワーク利用ができないことが原因だったということが、その日の23:30に、担当SEからのメールにて判明・・・お恥ずかしい限り(;_;)

 そのため生徒には、部のアカウントでログインさせた状態でコンピュータ室に残し、ダッシュで物理・地学教員室へ行き、私のマシンにテスト用でインストールしていたSkypeを立ち上げて、何とか私のアカウントでログイン。南山さんのアカウントと接続し、部のアカウントを「会議通話」に招いて、16:40くらいに準備完了。南山高校の皆さんの下校時間(17時半)に間に合うような試合時間をギリギリ確保できました。

 その時まで「会議通話」が途切れないか、などのテストもしていませんでしたので「やはり機器のセッティングチェックは、本番と同様の状態で通信ができると確認が取れるまで行わなければ」と思った次第です。
 しかも残り時間が少ないと焦っていたため、録音をスタートさせるのも遅れて、肯定側立論の最初の一部が切れていますm(__)m(南山の皆さん、ゴメンナサイ)

… … …

 Skypeでの試合を成立させるには、「肯定側マシン」「否定側マシン」の他に「司会兼タイムキーパーマシン」を準備するのがコツだと思います。そして「司会兼タイムキーパーマシン」がTapurで会議通話を録音します。

 両ディベーターは、自分のマシンから聞こえるタイマーの音を開始&終了の合図にします。すると、立論と反駁では、マシン間の通信遅延があっても、双方ともルール通りの指定された時間でスピーチが展開されることが保障されます。

 質疑応答ではどうしても、通信遅延が気になります。(テレビの衛星中継のような感じです)
 また、相手の反応がないのが、回線が切れたためなのか、考え込んでいるのかが分かりませんので、重ねて質問をすると相手の声が返ってきたりなどがあります。
 そこで、通常より1分長い(高校は4分、中学は3分)質疑応答とします。

#ちなみに両校とも、マシンにCCDカメラを接続していないため、
#互いの様子の画像とか、お互いの顔とか、見えない状態で、音声のみを頼りにディベートをしています。
#良いか悪いかは分かりません(^^ゞ…本校は当面買いませんが、必要であればカメラを購入して下さい

… … …

 下記のグッヅがあれば、より効果的にSkypeでのディベートができます。

  • ミュート機能のあるマイク(音をオフにして、周りの人と相談ができる。南山中高さんが使っていると思われたので、部費で買ってきました!千円強です。)
  • タイマー(口頭でのディベートと同じですが、司会マシンが知らせる時間は音だけで表示がないので)

… … …

 2回目となった12日(金)なのですが、事前にマシンのセッティングをしたものの、私が7時間授業だったため、4時半ギリギリのマシン設定完了。ですが、録音もばっちりで、南山中学校さんの皆さんの経験になったのではないかと思いました。

 本来なら13日(土)に、肯定・否定を入れ替えて、中学生の試合をする予定だったのですが、本校は中総体・野球の応援で、しかも前の試合が延長に入ってしまった関係で、時間までに学校に戻れず、延期となりました。

… … …

 今回の実践の感想及び気付いたことです。

  • 名古屋と仙台とを結んでいるとは思えないほどのクリアな音声で、十分にディベートに耐えられる通信ができます!
  • 地区予選を控えている今の時期ですと、他地区の学校との方が練習試合をしやすい、という側面もあるのでしょうか?
  • うちの部員のことを言いますと、ディベートへの取り組みの真剣度が違います!
    それは昨年全国優勝の南山高校女子部の皆さんとディベートができる、という点も若干あるのですが、やはり普段接していない対戦相手に面と向って自分の議論をぶつける、ということが、彼らのモチベーションに繋がっている気がします。
  • 互いに多少聞きにくい点がある(聞こえることが“当然ではない”)ため、一生懸命に聞こうとしますし、マイクを用いて一生懸命に伝えようとします。コミュニケーションをしようとするモチベーションは高いと思いました。
  • 学校間交流に特有の「何時からできるか?」「何時に終わらせる必要があるのか?」という縛りは結構大きい。(これは通常のディベートでも一緒だとは思いますが、学校って結構雑用が生じて、時間通りに開始できないケースがままある)

… … …

 以上のようなことを踏まえても、やはり遠征費用・宿泊費や食費などがかからないことを考えれば、「費用対効果が大きい」ものを手に入れることができた!というのが結論です(^^)

 今後は、

  • 公立中高の皆さん等と結ぶには、Skypeのインストール等の許諾が得られにくいのではないか?
  • 回線が細くてディベートの最中にSkype通話がが途切れるケースがあるのではないか?
  • 十分に太い回線があって、Skypeのインストールが許されても、口頭でのディベートをするには、声を出しても迷惑にならない部屋を確保する必要があるのですが、それは中々確保しにくいのではないか?(本校は2つあるコンピュータ教室のうちの片方を使わせてもらい、もう片方はコンピュータ愛好会や調べ学習等に使われています)
  • 自宅から参加したいという個々人とどう結ぶか?

といった懸念がありますが、そういった問題点を克服して、このSkyepでのディベートも普及すればいいなぁ、と思う次第です。

 ご意見・ご助言等ございましたら、お聞かせ願いますm(__)m>ALL

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2009.06.11

ディベートの歴史に一ページ!…Skype

 本日(2009年6月11日)放課後、東北学院高等学校と南山高等学校女子部とが、インターネット+Skype(会議通話機能)を用いて遠隔地同士を結んだディベートによって練習試合を行います。

 南山高等学校女子部の皆さんから、前回の書き込みに対して応答があったことで、ようやく実現の運びになりました。
 また、南山中学校・高等学校のディベート部の顧問の先生には、今回の実践にご理解と許可を頂けました。改めて感謝申し上げます。

 Skype特有の通信遅延を考慮して、質疑応答の時間を通常のディベート甲子園ルールより1分増やすなど工夫が必要なのですが、15年前から「学校間でネットを介して、音声にて競技ディベートを」と、本校で情報を担当する先輩教諭以降取り組んできたことが、ようやく実現しそうです。

#音声をリアルタイムでやりとりするのが、当時の技術では困難であることが、SEの検証で立証されたので、テキストベースの『オンラインディベート』を発展させた、という経緯があります。

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 昨日は本校の情報教室を担当するSEの方に、1日がかりで2台のマシンを、本校のネットワークポリシーに適した形でSkypeが使えるよう、設定して頂きました。担当して下さったSEの方には、本当に感謝ですm(__)m

 さて、前回の書き込みから相当時間がかかっておりますが、一番のネックだったのは、断絶のないSkype通信をするにはセキュリティーの施された情報教室のマシンではないマシンを準備する必要があったのですが、それを生徒に使用させることを認めて頂くには、どのような方法を施す必要があるか、を考える事でした。

 最終的には

  • 専用の情報コンセントに、部で購入したルーターを接続させた時だけ、Skypeは外部と接続が可能
  • ルーターとマシンとは無線で接続できるのですが、そのルーターに接続できるのは、上記設定を施したマシンのみ(厳密な接続制限)。無線も暗号化。
  • Skypeで練習試合をする時には、必ず教員が付き添う。
  • 対戦相手の生徒がSkypeを用いて、ネットでのディベートを行うことについては、対戦相手側の教員の許可を得ておく。(あくまで教員レベルでも確認を取り合った上での、双方のネット利用とする)
  • ルーターとSkypeのインストールされたマシンは、練習試合終わったら取り外し、サーバー室(生徒の立ち入りが禁止)に片づける

という、多少原始的ですが見た目も確実なセキュリティー確保の方法を採ります。

 なお、上記Skypeが使えるようにインストールされたマシンは、DOS窓が使えなかったり、IEのProxy情報が表示されなかったりなど、途中のIP情報が生徒に調べられて、そこをセキュリティーホールに外部よりいたずらされることがないようにするなど、可能な安全対策を施すくらいに、念には念を入れ、生徒のネット使用を許可して頂ける環境作りに尽力しました。

 ただ、ここまで準備しても、ルーターは5千円弱で、部費(2万円強で、本校の部活動の中では下から数えた方が早いほどの低予算な部活です。本校で最も歴史の浅い部活なので…)で十分に賄えましたし、ソフト類は無料ですし、多額の費用を必要としないことは嬉しい限りですhappy01

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 ということで、2校による小さな実践を確実にこなし、教育ディベートとインターネットの教育利用との、両方の歴史に1ページを刻みたいと思っておりますm(__)m

 …大きな失敗なく「出来て良かったね」と言える実践になるよう、朝から祈っています。

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2009.05.07

中1の新入部員が2人!

 ご無沙汰しております。
 第8回にもなる東北ディベート交流大会も、何とか終えて、生徒たちと帰って参りました。

 さて実は、我が東北学院中高ディベート部は、中1の部員を2人獲得できました!
 結構嬉しいですhappy01
 明日から何とか、工夫して、ディベートの楽しさとコツを伝えていきたいと思います。

 中1の部員は、一昨年昨年と連続して、2人ずつ獲得しています!
 ということで、中学部員が6人になったんです。

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 ですが、私と高校部員達とで、意見が割れていることがあるんですよcoldsweats01

 「この中1の新入部員を地区予選でレギュラーにすべきか?」

 …確かに、このまま地区予選の選手にしてしまうと、初めての公式戦が地区予選で、想像以上のプレッシャーで折角今まで3年取り組んできた先輩の足を引っ張ってしまう可能性もあります。
 …ただ、その体験を積まずに1年過ごしても、いろいろ経験は積みますが、結局1年後に、本当に怖い公式戦の現場を知らずに地区予選に臨むことになる訳ですし…。

 ま、実際のところは、新入部員がどれだけ真摯に取り組めるか、にあるのですが(^^ゞ

 ひとまず、前進してから考えます(^^)

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2009.04.06

5/3(日)・4(月) 東北ディベート交流大会 in 盛岡

 今年のゴールデンウィークも、恒例になりました『東北ディベート交流大会』を開催しますhappy01
 今年で第8回大会となります。

日時:5月3日(日・祝)13:00~4日(月・祝)13:00
場所:
アイーナ 岩手県民情報交流センター

 昨年好評だった初心者講座も開催します(私が担当します)。新学期になってディベート部に入ったばかりの方も一緒に遠征して下さい。初心者の新入部員には講座を受けた上で先輩方のディベートを見てもらえたら、と思います。そうすれば、大会後には先輩と一緒に部活の取り組みができると思うのです。

 他地区の方の遠征参加も大歓迎!
 また、OBOGや社会人の方々の“参入(乱入?)”を歓迎したいです(^^)

 それでは、参加の申し込み、お待ち申し上げます!

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2009.04.03

ディベーターでこの春から東北にお越しの方がいたら

 明日と明後日(4月4日(土)~5日(日))、東北学院中学校・高等学校で、『第2回東北ディベート指導者研修会』を開催します!

 ・・・連絡が遅くなり大変失礼しましたm(_ _)m

 カリキュラムとして、『“総学”deディベート・パッケージ』(“総学”=総合的な学習)を実施します。昨年度、盛岡第三高等学校の総合的な学習をサポートさせて頂きましたが、それを踏まえて、ワークシート等をバージョンアップさせたものを用いて、実際にカリキュラムを体験することで、今年度の総合的な学習でご活用できるようになる、というものです。

 「今年の総合的な学習、どうしよう・・・」とお困りの方は、是非お越し下さい。
(ETCで1000円で仙台へ・・・)

 また、ディベート甲子園OBOGの方で、これからもジャッジ等でディベートに関わりたい方も是非お越し下さりたいですhappy01

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 そして、もしも進学や就職、異動等で、この春から東北地方にお越しのディベーターの方がいましたら、4日(土)の夜に懇親会を開催しますので、是非、飲みに来て下さい!
(その場合は「飲むなら乗るな」でお願いしますcoldsweats01

 TDNのページからお申し込み下されば、すぐに対応しますheart04 よろしくお願いしますhappy01

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2009.03.30

新学期は新論題でオンラインディベートを!

 春休み中は各地で、ディベートをする機会も多く催されたことと思われますhappy01
 良い結果を出せて嬉しかった方も、残念ながら思ったような議論ができなかった方もいるでことでしょう。

 ですが、ここは通過点に過ぎません
 大きな目標は、各地で行われるディベート甲子園の予選で、ジャッジに伝わる良い議論をすることだと思います。

 昨年同様に、オンラインディベート(通称『オンD』)で練習できる機会を設けました。

 参加者特典も設けてみました。
 この時期のオンDを、完全に練習の場として考えまして、試合の結果を踏まえて更なるフィードバックを得られた方が教育的に有意義であろう、と思った次第です。(昨年度の東北支部で工夫した実績を応用してみました)。特典としての効果があればいいのですが…despair

 ゴールデンウィークを挟む日程で多少長くなることは最初からお詫び申し上げます。

 参加申し込みの締め切りは、4月13日(月)19時です。(ジャッジの依頼や参加者用掲示板の準備のがございます)
 新学期が始まったら、仲間と集まって早速、参加を検討して頂けたら幸いですhappy01

 では、開催要項と、新しく設けた証拠資料に関する細則を確認の上、奮ってご参加ください。

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2009.03.28

本校の部活が停滞している分、各地のジャッジ及びディベーターの皆様へ

 本校のディベート部は春休み中です・・・というより、「集まって取り組む意義が小さい」状態とみんなで判断して、個別に課題を担ってリサーチ活動をする、ということに決まりました。

 ・・・実際にはリサーチできていないでしょう(笑)
 次の部活の集合日は決まっていますが、「調べましたが、分かりませんでした」というオチは見え見えです。

 実はちょうど一週間前、春休みに入りたての本校ディベート部は、1泊2日の校内合宿を行いました。といって特別なことをした訳ではありません。春休みの講習があって忙しい生徒たちと、合宿をすることで登下校の時間を有効活用しよう、という趣旨の合宿です。
 また、これを機に、本校出身の各代OBに来てもらって、現役生のディベートを見てもらおう、という内輪企画です(^^ゞ

 OBの結論は

  ディベートの試合をするには、(論題周辺の知識を)分からなさ過ぎる。
  =試合をするには早すぎる!

…ということでした。

 OBの最後の一言は「試合形式での練習にこだわる必要はない」というもので、現役も、試合の講評で相当厳しく言われたこともあり、合宿2日に予定されていた試合をキャンセルし、もう一度、自分たちが何を分かっていないのかを確認する作業をしました。

 厳しく言われるのも分かります。
 例えば高校生は、「参議院は衆議院のカーボンコピーだ。チェック機能を果たしていない」と主張しますが、

  • カーボンコピーと言うが、参議院の何を指して「カーボンコピー」と表現するの?
  • 参議院のチェック機能とは、どのようなものと考えているの?
  • 本当にチェック機能を果たしていないの?(=実態に即した内容なの?)

等々、現状を正しく認識しているのか否か、OBからすると、相当疑問に聞こえたらしいです。

 まずそもそも、ディベーター自身が分かっていない(理解が足りない)ことをジャッジに分かってもらう(理解しもらう)ことを出来る訳がないんです!
 ですから、しっかりと準備をして学習を積み、まずはディベーター自身が論題を理解することが、ディベートをする前にはどうしても必要なのです。

 そりゃ、形式的なものでいいなら、ディベートはできますよ。
 でも、傍から見たら、つまらないでしょうね・・・あ、だからつまらないって言われたんでしょうね

 私としては「どこが分からないかに気づくために試合をしてみよう」「“試合をする”という目標を定めて初めて、試合に耐えうる準備ができる」とも思うのですが、せっかく時間とお金をかけて来てもらって、つまらないディベートを見せられてもねぇ、そりゃOBも悲しいですよねぇsad

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 以上、以前に書いたとおり、うちの部活は中高とも閉塞状態なのです。

 ですが、そこで教育的な教室ディベートを指導する立場の人間がどうするのか、が問われます!

 「分からないからつまらない」とするならば、「分かれば面白い」のです!

 ですから、中高生の分からない部分を見つけて、どう学習してもらうのか、が問われます

 とにかく中高生には、論題発表後の一ヵ月そこそこで、大学生や社会人を納得させるだけの予備知識や背景の理解なんぞ、不足していて当然かと思います。

… … …

 今日、明日と、幾つかの地区で春季大会が開催されていると思います。

 ジャッジの皆さん、厳格なディベートの判定も当然必要ですが、恐らくいるだろう、知識と理解が足りない中高生に対しては、教育的な講評をもって、次の試合で良い議論をしてもらうようご指導下さい。

 ディベーターの皆さん、春季大会のタイトルは喜ばしいものだとは思いますが、真に大切なのは、ディベートを通じて、またジャッジの講評から学んで、論題に関する本質を知って、来るべき全国大会の予選に繋げることです。春季大会での勝利に目を眩ませないよう注意して欲しいものです。(中高生は勝てば嬉しくて、または負ければ悔しくて・・・いずれにせよ感情が先立って、大切な内容を記憶に留め損ねますからねぇ…

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(続き:高校論題)プランと憲法改正の周辺

 前の記事にコメントを頂戴しましたので、もう少し進めます。

>イクトスさん

 コメントありがとうございました。
 折角ですので、全国のディベーターと学びたい、というのが、記事作成の動機ですhappy01

 渡辺徹さんの『プランとその周辺の諸問題 第2回「フィアットと問題解決性」』が、最も分かりやすいと思います。

>プランです。
>憲法を改正して、参議院を廃止します。

>じゃ、だめなんですかね?

>憲法改正が難しいことはわかりますけど、だからメリットは発生しない」ではだめだと思います。

 順を追って考えます。

<1> 憲法を変えずに一院制にする方法はないのでしょうか?
 うちの生徒たちも、いろいろリサーチしています。
 (今のところ無理なのかな、と思っていますが)

<2> ディベートの試合が始まった段階において、「憲法が改正されて一院制が実現する」と【仮定される】ことを「フィアット」と言うのですよね。

 ですから、イクトスさんがおっしゃることは、分かっております。
 しかし、「メリットは発生する」とも言い切れませんよね。

>逆に「一度憲法を改正したら、次々と改正されていってしまう」といったことを言いたいのなら、デメリットで出せばいいだけですし。

<3> 否定側のデメリットが「一院制になれば悪いことが起きる」という形のデメリットなら、「憲法が改正される」という【仮定】を共有していますので、憲法改正というプランについて争われませんから、それはそれでいいと思いますhappy01

<4> それでも、プランの「実行可能性」について争おうとする否定側チームがいると予想されます。
 ですから、肯定側には準備が必要だと思いますcatface

 徹さんの文章にも「「フィアットがあれば、どんなプランも実行可能になる」ですとか、「プランがそう言っているので、フィアットにより実行できる」と勘違いする向きがあるので、誤解のないように注意してください(フィアットは、不可能を可能にする「魔法」じゃありませんから・・・)。」とありますので、助言通りに注意すべきだと思いますwink

 ただ、今回の高校論題の場合、否定側の方こそ「プランは実行できない」と主張するのに、相当困難な準備が必要だろうと思います。例えば、いわゆる「国民投票法」のどの部分に実現不可能なポイントがあるのか、また、その理由を証拠資料を用いて立証する必要が、恐らくあるかと思われます。

<5> 否定側から「憲法改正に伴うデメリット」が出された時には、ディベートの中で争って下さいconfident
 そのようなデメリットが出される可能性もあるので、肯定側には準備が必要だと思いますcatface

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 肯定側は勿論、「参議院を廃止して、国会を一院制にする」ことのメリットを考えると思うのですが、その際、実は国を劇的に変えて一院制にしている、という認識が大事だと思った次第です・・・というより、今回は私以上に、生徒たち&既に大学生になったOB達が、「国にとって一大事だ」ということを指摘してきました

 教室ディベートは教育的であるべきだと思いますので、ここはみんなで、憲法改正とは何ぞや、ということも含めて論題について考えることができれば、生徒たちに対して教育効果がありそうな気がしていますhappy01

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«高校論題では「憲法が変わる」